ISGジェネレーション   作:京勇樹

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メサイア攻防戦

コペルニクスから出港しようとした時、艦隊に信じられない情報がもたらされた

それは、レクイエムの第二射が放たれたということ

そしてその標的は、地球連合軍月面基地、アルザッヘルだった

そのアルザッヘルには、地球連合大頭領が居た

そして撃ったのは、デュランダルだった

デュランダルはレクイエムを廃棄ではなく、再利用したのである

つまり、デュランダルがその気になれば、逆らった国を吹き飛ばすことが出来るのだ

それを知り、オーブ軍宇宙艦隊、エターナル、スピリッツ

更に、一部地球連合軍宇宙艦隊

更には、デュランダルに反感を覚えたらしいザフト軍艦隊が合流

レクイエムのある基地に向かい進撃を開始した

もちろん、ザフト軍が迎撃してくる

 

『全機出撃! 道を切り開け!』

 

その号令の直後、全艦隊からMS隊が出撃

ザフト軍と交戦を開始した

今艦隊の前には、運んできたらしい第一中継点たるコロニーがある

そのコロニーを破壊すれば、レクイエムは真価を発揮出来ない

それを破壊してから、レクイエムの破壊に向かうのだ

そうすれば、少なからず時間は稼げる

アスランとキラはミーティアを装備し、対軍戦闘を開始していた

そんなアスラン機に、大量のミサイルが接近

アスランも迎撃したが、迎撃しきれなかったミサイルが直撃コースに入った

ジャスティスは無事だろうが、ミーティアは損傷するのは免れない

その時だった

二機のグフとザクがそのミサイルを迎撃した

そのグフとザクのパイロットは、イザークとディアッカだった

二人はイザークの判断

《エターナルもザフトの艦》という理由で、アスランの援護に回ったのだ

それにより、アスランは危機を脱出

その後、キラと共に中継コロニーをミーティアのビームソードで文字通り解体

その後艦隊は、進路を変更

レクイエムに向かった

そして、レクイエムまで大分迫った時だった

レクイエムを挟んだ反対側に、巨大な物体が現れた

それは、ザフト軍移動要塞

メサイアだった

 

『前方から、高エネルギー反応感知!』

 

『全艦、回避!!』

 

艦隊が回避行動を開した直後、それは走った

それはかつて、地球連合軍の艦隊に大打撃を与えた悪魔の兵器の再生だった

 

「まさか……」

 

「……ジェネシスを!?」

 

更識姉妹は、メサイアに埋め込まれていた兵器の正体に気付いた

それは、かつて猛威を振るった兵器

ジェネシスを小型化した兵器、ネオ・ジェネシスだった

以前のジェネシスは一発撃つ度に、ミラーブロックの換装が必要だった

だがこのネオ・ジェネシスは、サイズと共に出力を約半分まで減らすことによりミラーブロック換装というタイムロスを解消

エネルギーチャージというタイムロスはあるが、連射を可能とした兵器だった

そのメサイアは、攻撃だけでなく防御も堅い

メサイアを囲うように、ビームシールド発生装置を配置

それにより、非常に高い防御力を得たのだ

まさしく、難攻不落の要塞

それが、レクイエムの防衛に動いたのである

だがそれでも、諦める訳にはいかなかった

部隊は二つに別れ、攻撃を開始した

片方は、レクイエムの破壊へ

もう片方は、ザフト軍の撃破に

 

『オーブ軍艦隊の状況は、どうなっている!?』

 

『クサナギ、スサノヲ、ツクヨミのシグナルは辛うじて確認! 他は……ダメです! 混戦とジャミングの影響で、判別不能!』

 

マークの問い掛けに、ミラ・ルナが答えた

確かに、状況は混戦になっていた

フリーダムはレジェンドと交戦

ジャスティスはデスティニーと交戦していた

フリーダムとレジェンドの戦いは、因縁の戦いの再来だった

なぜならば、レジェンドのパイロット

レイ・ザ・バレル

彼は、ラウ・ル・クルーゼのクローンだったのだから

 

「また、クローン……」

 

「しかも、あのクルーゼ……」

 

それ故か、レイはキラを撃破することに異様なまで固執していた

自身をラウ・ル・クルーゼと定義し、キラを撃破することが新しい世界のためになると信じて

だがキラは、レイはクルーゼではないと否定する

誰でも、命は一つだけだと

だから、レイはレイであり、クルーゼではないと

その言葉にレイは動揺し、隙を晒して撃墜された

そして、シンとアスランの戦い

シンは怒りと憎しみにより、オーブを滅ぼすことが正しいことだと信じて疑わなかった

しかしそれは、アスランが否定した

そして、アスランはシンに問い掛ける

本当は、何がしたかったのかと

その問い掛けに、シンは答えられずアスランを攻撃しようとした

だがそこに、手負いのインパルス

ルナマリアが割り込んだ

もう、戦わないでと

だがこの時、シンには重なった二機がフリーダムに見えた

そして、そのまま攻撃しようとした

だがその一撃を、アスランが防御

ビームサーベルとビームブレイドで、デスティニーを月面に叩き付けた

その直後に、ネオ・ジェネシスの第二射が放たれ、合流した連合軍艦隊

更には、ザフト軍艦隊が巻き込まれた

デュランダルは通達はしたものの、射線上に居たザフト軍艦隊が回避する前に撃ったのである

この時、戦況は少しずつ押され始めていた

オーブ軍艦隊やクライン派パイロット達が被弾し、戦闘力を奪われていく

しかも、レクイエムのエネルギーチャージが臨界に達しようとしていた

その時、レクイエムの破壊にアスランとネオ

いや、記憶を取り戻したムウが動いた

ムウはどういった奇蹟か、生きて連合軍に拾われて、別人の記憶を与えられていたのである

記憶を取り戻す切っ掛けになったのは、ミネルバの撃った陽電子砲からアークエンジェルを守ったことだった

記憶を取り戻したムウとアスランは、ミネルバを撃沈

レクイエムの破壊に動いたのだ

そしてビームシールドを突破した二人により、レクイエムは破壊された

その後、ミーティアを装備したフリーダムがメサイアに攻撃

メサイアのビームシールド発生装置を破壊し、内部にて砲撃

それにより、メサイアは大打撃を受けた

そしてキラは、メサイア内にてデュランダルと対面

自身の思いを告げた

そしてデュランダルは、辛うじて帰還したレイに撃たれて重傷を負う

そしてデュランダルは、メサイアに来たグラディス艦長とレイの二人と一緒に、炎の中に消えた

その後、ラクスの言葉を受け入れたザフト軍の現最高司令官の判断により、戦闘は終結

デュランダルが提唱したデスティニープランは、阻止されたのだった

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