国連側最高責任者
イリス・マキナの死亡により、戦闘は終決
オーブの勝利として
なおこの時の戦いは、世界各国にて報道された
ISの敗北として
その報道に、女性権利主義者達は呆然とした
まさか、ISが敗れるとはと
しかも同時に、オーブ代表
ウズミ・ナラ・アスハにより、IS委員会が強く非難された
その理由は、言うまでもなくエクシアを人柱にし、ISを用いた衛星兵器である
ウズミは意識を取り戻したエクシアから聞いた話から、それを開発したのはIS委員会だと断定し、声高に非難した
人道だけでなく、アラスカ条約違反だと
しかも、撃たれた場所も問題だった
軍基地や軍需企業のモルゲンレーテならば、まだ分かる(とはいえ、モルゲンレーテで働いているのも民間人だが)
しかし、直哉が防いだ真下は、市街地だったのだ
もし、直哉が間に合わなかったり、防ぎきれなかったらどうなっていたか
それは最早、言うまでもないだろう
数多くの民間人に、被害が出ていたのは間違いない
それらを挙げて、ウズミはIS委員会を
《極悪非道の女性権利主義者》
と断言した
そして、それに同調したのがEU
特に、イギリスだった
イギリス王室は、IS委員会のやり方を強く批判
EUに、IS連盟の脱退を提案した
そして、この戦いを発端としてIS委員会への不信感
更に、男性の権利回復運動が多発化
そして、とうとうそれが起きた
それは、中東のある国のある街から始まった
虐げられてきた男達による暴動
当初、人数は数百人程だった
しかし、みるみると人数は増大
最終的には、十数万人規模にまで発展した
それを重く受け止めたその国は、暴動鎮圧のために軍隊とIS部隊を派遣した
しかし、派遣された軍隊の大半が更に合流
そして……IS部隊は壊滅した
その主要要因となったのが、投入された巨人機
MSだった
投入された機体は、
ティエレンはその巨体からも分かる防御力でISの攻撃を悉く防ぎ、その圧倒的数からなる圧倒的攻撃でISを撃滅
その勢いのまま、残っていた軍隊と交戦を開始
今や中東は、全域が戦場と化していた
しかし、MSに通常兵器は悉く意味を為さない場合が多い
なんと軍隊も、MSを投入したのだ
機体は、ヘリオン
ティエレンより防御力は低いが、飛行能力と施設が必要だが可変機構を有する機体である
そして、これを継起に世界各国でMSが多数投入され、戦火は拡大
第三次世界大戦が勃発した
その構図は、未だにISの力に頼る女性権利主義者団体対MSを得た男性達というものになった
この第三次世界大戦に、オーブは中立という立場を断固として維持することを表明している
しかし、世の男性達はオーブに参戦を要請してきていた
その理由が、彼等にとっての英雄
直哉達だった
直哉達の技量は、彼等にとってはまさしく神に等しいものだった
だから直哉達が先頭に立ち、共に戦おうと打診してきたのである
しかし、オーブを介して直哉達は拒否
逆に、こう告げた
『自分達は、力無き人々を守る刃にして楯。もし、理不尽な暴力を振るえば、容赦しない』
と
こうして世界は、三回目の大規模戦争に焼かれ始めたのだった