ISGジェネレーション   作:京勇樹

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脱出

『マズイぞ! クルーゼとイノベイドだ!』

 

『いや、ジェミニとリトル隊が来た』

 

サーシェスと交戦していた直哉達は、更に二人来たことに気づいた

しかも、プロヴィデンスとガラッゾは両方共改修されている

プロヴィデンスは、ニクスプロヴィデンスをベースに、機動性がかなり上げられているようだ

そしてニクスプロヴィデンスはストライカーパックの技術を使っているために、武装の換装が可能な機体である

それにより、本来は大気圏内での活動に不向きな機体であるプロヴィデンスを大気圏内で活動出来るようにしたのである

 

『お兄ちゃん!』

 

『ジェミニ隊はクルーゼを! リトル隊はイノベイドを!』

 

『了解!!』

 

直哉の指示に従い、二隊はそれぞれの相手に向かった

すると、クルーゼはドラグーンパックの代わりに装備していたシールドストライカーの改修パック

ゲイルパックから二本の大剣を装備

ジェミニ隊に振るった

それをジェミニ隊は回避したが、その直後にゲイルパックに追加されていたビームキャノンを展開し発射

それをジェミニ隊は楯で防御した

何故ならば、それぞれ後ろにはトライアド隊とリトル隊が展開していたからだ

もし回避していたら、両隊の戦闘に影響が出ていただろう

次の瞬間

 

『なにっ!?』

 

『楯が!?』

 

シュン機が装備していた楯が、一撃で切り裂かれたのだ

彼等が装備していた楯も、スピリッツで強化された楯である

その楯が、一撃で切り裂かれた

確かに、回避した際に僅かに大剣が掠っていた

しかし、それだけで楯の耐久力が大きく減っていたとは思えない

その理由が、プロヴィデンスが装備している大剣にあった

武装名は、ウイングソー

高周波振動を常に起こしていて、出力や振動周波を変えることでPS装甲すら切断することを可能としている剣だ

なお、接触すれば相手のデータを得て最適な振動周波を割り出すことも出来る

しかも、安定翼の役割も兼ねていて腕で持っていてもその役割を果たす装備である

それをクルーゼは、初使用で使いこなしていた

 

『ジェミニ隊、距離を取って戦え!』

 

『了解!』

 

直哉の指示に従い、ジェミニ隊は距離を保って交戦を再開した

そしてリトル隊は、ガラッゾ

リボンズの部下の一人

リバイヴ・リバイバルと交戦していた

ガラッゾだが、接近戦を重視して設計開発された機体である

武装は、クロー式GNビームサーベル

GNフィールド

そして、GNバルカンである

しかし、後期型と呼べるガラッゾはある機能が追加されている

それは

 

『TRANSーAM!』

 

本来はオリジナルのGNドライヴしか有していなかった筈の、TRANSーAMだった

それは、かの世界でビリー・カタギリという技師が死んだ恩師の残したメモから必要な物を特定

疑似GNドライヴに実装したのである

 

『ミッちゃん!』

 

『……任せるわ』

 

カチュアの呼び掛けに、シスは静かに返答

すると、カチュアはビギニング30の主武装の一つ

ビームサーベルを装備

ガラッゾのビームサーベルを受け止めた

その直後、フォーエバーガンダムがビームライフルを発射

それをリバイヴは、GNフィールドを展開して防御

次の瞬間、カチュア機が膝蹴りを繰り出した

しかしその一撃は、回避された

そしてリバイヴ機は、ある程度後退

すると、腕部に収納していたらしいGNライフルを発射した

しかしその一撃は、シスが楯で防御

こちらも、本格交戦が開始された

その頃、IS学園では

 

『怪我人の全収容完了しました!』

 

『ただ今、固定中です!』

 

避難民の収容も佳境に迫っていた

しかし中には、酷い重傷を負っている者が多数居て、その固定に手間取っていた

 

『マザー1よりフェニックス1へ。交戦区域が、徐々に後退してきます』

 

『流石に、ウルトラエース三人は厳しいか……だが、間に合う』

 

マークがそう言った直後、ラウラから

 

『固定完了! 避難民達も、収容区画に入れた!』

 

と通信が来た

それを聞いたからだろう、ゼノンが

 

『艦離床! ピッチ角5! 微速前進!』

 

と指示を出した

それを受けて、二隻は上昇

離脱を開始した

すると、マークが

 

『フェニックス1より、スピリッツ各機に通達する! 援護射撃! 狙いは付けないでいい!』

 

と指示を出した

それを聞いて、残存スピリッツ各機は一斉射撃を開始

七機の援護をした

いくら狙いを付けてないとはいえ、約十数機による弾幕である

クルーゼ達は回避機動を取った

その隙に、七機は離脱

後退し、スピリッツと合流

クルーゼ達はそれを見送ると、機体を反転し離脱していった

二隻は徐々に高度を上げていき、離脱していく

すると

 

『マザー2より、マザー1。IS学園に近づく反応多数。MSです』

 

と報告して、モニターに映した

機体は、相変わらずリーオーだ

数は、中隊

どうやら、直哉達が撃退した精鋭部隊が態勢を立て直してきたらしい

 

『依頼は完了している。このまま離脱する』

 

ゼノンはそう指示を出した

そしてスピリッツは、無事に依頼を完遂した

だが、安全圏に到達した時にIS学園のあった場所にて大爆発を確認

IS学園は、吹き飛んだのだった

なお、千冬と真耶は合流

二隻は、活動拠点にしているオーブへと向かった




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