ISGジェネレーション   作:京勇樹

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対悪魔

オーブから出立して、二日後

エウクレイデスは、作戦空域に到達した

 

『CPより、作戦要員全員に通達。作戦空域に到達。降下せよ!』

 

『了解! トライアド中隊降下!』

 

セツコの指示に従い、先にトライアド中隊が降下を開始

直哉、一夏、弾の三機が先行して、降下した

それに遅れて、約40秒後に残りのトライアド隊が降下を開始

ベテランの三人が先行降下して、弾幕を引き受けつつ、砲台と敵機を減らし、隙間が開いた所を降下するのだ

それにより、彼女達の生存率を上げる策だった

それは功を奏し、直哉達の方に対空迎撃のミサイルや機銃が集中した

しかしそれを、三人は容易く回避

ビームライフルで、ミサイルランチャーや機銃を潰していった

その時になり、敵の機動兵器が投入された

それは、ドートレスタイプだった

 

『敵機視認! ドートレスウェポン、ドートレスフライト、ドートレスコマンドだ! 流石に重要施設だからか、数が多い!』

 

その数は、優に大隊規模を越えている

しかも、付近の基地から来たのだろう

タンクタイプも居た

 

『やるぞ、お前ら!』

 

『了解!』

 

『行くぜ!!』

 

それを視認した三人は、降下速度を更に上げた

そして、ドートレスタイプが撃ってくる弾を全て回避

その直後に、ビームライフルを連射した

その直撃を受けて、両手でマシンガンを撃っていたドートレスが爆発した

その後、更にウェポンやフライトタイプを撃破

一定の広さの機体が撃破された

そこに、残りのトライアド隊

更に、残りの部隊も強行着陸

戦闘が本格化した

しかし、新人ばかりとは言えどもガンダムタイプ

その性能もあり、次々と撃破していっていた

だが、その時だった

ある一角にて、爆発が発生

地下から、ある機体が出てきた

それは、ガンダム特有のデュアルアイとV字アンテナ

そして、白地の装甲が特徴の機体だった

その機体は

 

『あれは……』

 

『ベルフェゴール!?』

 

GX世界で開発された、対NT殲滅機体だった

そして一番近くに居たのは、MSでは初出撃のイーリスだった

 

『なんだ、あいつ……?』

 

と首を傾げた直後、肩装甲が動いてクローが展開された

それを見て

 

『イーリスさん、下がって!!』

 

と言って、一夏機と直哉機が動いた

しかし、それより早くにベルフェゴールが動いた

その巨体からは想像出来ない速度で接近し、そのクローを繰り出した

 

『にゃろう!!』

 

それをイーリスは、手甲で辛うじて弾いた

その直後、膝蹴りが繰り出されて、イーリス機は施設に激突した

 

『イーリス!』

 

それを援護しようと、ナターシャはベルフェゴールに敵意を向けた

その直後、ベルフェゴールはナターシャ機を見た

それはまるで、《敵意に反応したかのように》

その反応に、ナターシャはデジャヴを覚えた

 

『この反応は!?』

 

『下がれ、02!!』

 

そう言いながらカバーに入ったのは、急行してきたグラハム機だった

グラハム機の二刀とベルフェゴールのクローから出力されたビームサーベルが交わり、激しく火花を散らした

その時、ベルフェゴールの胴体部分が開いて砲口が露出した

 

『内蔵砲か!!』

 

それを見たグラハムは、鍔迫り合いを利用した倒立で前方から退避

その間に、ナターシャ機がイーリス機を起こして離れた

その直後、ベルフェゴールからビーム砲

メガソニック砲が放たれた

その直撃を受けて、直線上の施設だけでなくドートレスも吹き飛んだ

 

『味方まで!?』

 

『あの機体に、敵味方は関係ない! あいつは、敵意を向けたら攻撃してくる!』

 

それは言って攻撃したのは、一夏機だった

そこに、直哉機と弾機も来て

 

『アサルト隊は他の機体を頼みます! こいつは、こちらで引き受けます!』

 

と言った

すると

 

『だが、そいつは!』

 

とイーリスが怒った様子で口を開いた

しかし

 

『あいつがリミッターを解除したら、カバーが難しいんです! 下がって!』

 

と言いながら、直哉機がビームライフルを撃った

それをベルフェゴールは、クローから出力したビームサーベルで弾いた

その時だった

ベルフェゴールのデュアルアイの色が、緑から赤に変わった

それに気付いたグラハムは、背筋に悪寒が走ったのを感じた

そして

 

『下がれ!!』

 

と怒鳴った

その直後、ベルフェゴールは馬鹿げた速度で動いた

それに直哉達は即座に反応した

しかしベルフェゴールは、その直哉達と互角だった

そして、ナターシャは

 

『まさか、あのヘルメット!?』

 

と気付いた

それは、銀の福音が暴走した時の事を指している

そして、当たりだった

ベルフェゴールは、パイロットを完全に使い捨ての部品にする

そして、ナターシャが以前に使ったヘルメットはベルフェゴールの部品の一つなのだ

パイロットを、機体を動かす生体部品に貶めるための

 

『一夏、弾!』

 

『合わせる!』

 

『行くぜ!!』

 

直哉が言った直後、一夏機と弾機が直哉機の前後に布陣

突撃した

先頭から、一夏、直哉、弾の何時もの順番

だが、この陣形は始まりに過ぎない

 

『疾!!』

 

まず、一夏機がビームサーベルを突き出す

しかしその一撃は、右側のクローで防がれた

その直後、もう片方のクローが一夏機の上を飛び越そうとした直哉機に叩き込まれた

だがその直後、その直哉機

正確には、直哉機を模したダミーバルーンが弾けた

そして、更に上から直哉機本体がビームサーベルを一閃

ダミーバルーンを割ったクローを、根本から切り飛ばした

その直後、今度は右側から弾機が腰部の連装式レールガンを連射

その連射により、右足を破壊した

それによって、ベルフェゴールはバランスを崩した

そして

 

『眠れ……』

 

と一夏機が、コクピットを突き刺した

それにより、ベルフェゴールは沈黙したのだった

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