ISGジェネレーション   作:京勇樹

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今回は短いです


それぞれの過ごし方2

隊員達が街に繰り出し英気を養っていた時、マークとゼノンはオーブ代表

ウズミ・ナラ・アスハと話し合っていた

これからスピリッツは、宇宙に上がる

その後のことだ

 

「アークエンジェルの打ち上げには、クサナギ用のスラスターを使ってもらうことになる……エウクレイデスは、マスドライバーを使えば、上がれるか?」

 

「は、大丈夫です」

 

ウズミの言葉を聞いて、ゼノンはそう頷いた

そして

 

「宇宙に上がった後だが……アメノミハシラを活動拠点として使いたまえ……」

 

「アメノミハシラが有るのですか!?」

 

ウズミの言葉を聞いて、マークは驚いた

まさか、軌道エレベーターステーションたるアメノミハシラが建造されているとは、完全に予想外だったのだ

 

「うむ……今は、宇宙ステーションとして機能している……更に、ファクトリー機能を重点的に強化させている……艦の修理も出きるようにしてある。君達の活動には、必要になるだろう」

 

「ありがとうございます。助かります」

 

ウズミの言葉を聞いて、ゼノンは頭を下げた

事実、そう言った活動拠点が有る無しでは、大きい差がある

確かに、エウクレイデスには高いファクトリー機能が付与されているが、専門のファクトリー機能を有する固定拠点があれば、もし艦が大打撃を受けても、迅速に直せることが出きるだろう

 

「連合軍の情勢は、どうなってますか?」

 

「先日の情報で、進攻処では無くなったらしい……正式に、終戦協定が結ばれた」

 

ゼノンの問い掛けに、ウズミはそう答えた

やはり、混乱状態らしい

その結果、終戦協定を締結するに至ったようだ

 

「ということは、しばらくは開戦の心配は無いですね」

 

「ああ……カオル」

 

「はい!」

 

ウズミに呼ばれて、新たにカオルが部屋に入ってきた

カオルは持っていた書類を、机の上に置いて

 

「今現在、アメノミハシラ駐留部隊と合わせて宇宙艦隊を編制しています……数は、こちらの通りです」

 

と指し示した

それを見たゼノンは

 

「宇宙艦隊……相手は、宇宙戦力を有している可能性が高いですからな」

 

と頷いた

そう

先日陥落させた昭和基地

そこで入手した情報から、亡国機業は強化人間が大人数居たことが分かっている

更に、敵に居たツバロフ技師長

そいつが作っているだろう、無人機

それを考えると、スピリッツだけでは手が回らなくなる可能性が高い

それを考えると、宇宙艦隊を編制するのは理に叶っている

 

「貴方達が先に上がることになりますが、遅くとも約二週間後には、編制した戦力を宇宙に上げることが出来ます」

 

「二週間ですか……」

 

「際どいか……?」

 

カオルの告げた日程を聞いて、ゼノンとマークは腕組みした

二週間もあれば、大抵のことは準備出きるからだ

特に、無人機生産はかなりの数になることが予想出きる

かなり際どいだろう

 

「相手の大人数の強化人間……そして、データで教えられた無人機……それらを考慮すれば、かなりギリギリでしょう……」

 

カオルも分かっているらしく、渋い表情だ

しかし

 

「だが、やるしかあるまい……我々には、それしかないのだ」

 

とウズミが言った

確かに、やるしかないのだ

宇宙に上がった奴等を放置したら、それこそ取り返しのつかない事態になるだろう

 

「すまないが、苦労を掛ける」

 

『ハッ!』

 

ウズミの言葉に、マークとゼノンは返礼した

場所は変わり、市街地

そこでは

 

「お父さん、お母さん、お兄ちゃん、早く!」

 

「落ち着け、ナナ」

 

「転ぶわよ」

 

「ったく……」

 

タチバナ家が、家族で買い物していた

とはいえ、ナナのテンションが天元突破一歩手前の状態にあり、ナナがまるで、子供のようだった

それを見て、カムナとエレンは微笑み、シュンは後頭部を掻いていた

まあ、仕方ないだろう

元々ナナは、少し子供っぽい性格だ

更に、家族四人が揃ったのは、約10年ぶりだ

それを考えれば、テンションが上がるのは仕方ない

 

「しかし、宇宙(ソラ)か……」

 

「私はコロニー以来だから、本当に久しぶりね」

 

カムナが空を見上げて呟くと、エレンはそう言った

そして、家族は買い物を続けた

激動の宇宙は近付いていた

 

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