ISGジェネレーション   作:京勇樹

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技師の最後

GNフィールドを突破し、新ソレスタル・ビーイング号の表面に、直哉達は取り付いた

その直哉達を撃破しようと、要塞砲が次々と砲火を放つ

三機はその砲撃を回避しながら、GNフィールド発生機を探した

だがそこに、MDが迫った

ビルゴとサーペントだ

 

『ちいっ! ガラクタ共だ!』

 

『仕方ない。撃破しながら探すぞ!』

 

『それしかないか!』

 

三人はそう言って、迫ってきた敵機を撃破していく

だが、相手の方が数が圧倒的に多い

しかし、三人は諦めない

自分達を諦めたら、味方がMDの数の暴力に押される

その時、直哉はMDが出てくる出撃ハッチを発見

そこに、ハイメガカノンを発射

出撃ハッチを吹き飛ばした

だが、出撃ハッチは他にも有るらしい

続々と、三機に迫ってくる

 

『しつけぇ!』

 

『邪魔だ、どけぇ!!』

 

『しいっ!!』

 

三人は気合の声を上げながら、次々と撃破

そして、見つけた

 

『あれだ!!』

 

要塞表面にある、巨大な箱

そこから、GN粒子が放出されている

 

『弾!』

 

『吹き飛べ!!』

 

直哉が呼ぶと、弾がフルバーストを発車

そのGNフィールド発生機を破壊した

それにより、本当に狭い範囲だが、GNフィールドが消えた

それを確認した三人は

 

『同じ要領で、壊しまくる!』

 

と、同時に言った

そして、近づいてきたMDを撃破しつつ、他のGNフィールド発生機の破壊に向かった

この時、元の戦域でも戦闘は引き続き行われていた

その戦闘で活躍していたのは、格闘機に乗っていた箒と鈴

そして、乱だった

特に、箒と鈴の活躍は凄まじいの一言だった

二機は乱戦に持ち込み、相手が誤射を恐れて止まった隙に肉薄

ビームサーベルやビームブレイド

ビーム青竜刀で一刀両断した

そして、二機は背中合わせになり

 

『まだ行けるわね?』

 

『当たり前だ! 一夏達だって、あの要塞のGNフィールド発生機の破壊に動いているんだ! 私達も、やれることをやるんだ!』

 

鈴の問い掛けに、箒はそう返した

今も、またほんの少しだけ、GNフィールドの穴が開いた

そこに、中隊の仲間が集まり

 

『僕達は、僕達の出来ることをしよう!』

 

『そうだ! こんなガラクタ共に、負ける訳にはいかん!』

 

と意気込んだ

そこに、黒い塗装を基調としたガンダム

アクエリアス・ミラージュが来て

 

『私が、あの無人機群の動きを止めます』

 

と言った

それを聞いた簪が

 

『そんなこと、出来るの?』

 

とクロエに問い掛けた

すると、クロエはキーボードを広げて

 

『出来ます……この機体は、それに特化した機体ですから』

 

と答えて、キーボードを高速タイピングし始めた

アクエリアス・ミラージュ

その原型機たる、ガンダムアクエリアス

この機体は、OZトレーズ派が対MD用に開発された機体だ

その能力は、MDへのコンピュータウィルスの散布

その効果は、劇的に訪れた

今まで、猛威を振るっていたMDビルゴ

それの動きが、ぎこちなくなったのだ

しかも、中には同士討ちをする機体すら居る

それを見たカオルが

 

『今だ! 今のうちに、数を減らせ!!』

 

と指示を下した

その指示を受けて、オーブ軍は動きが鈍くなったMDの撃破を開始した

 

『ありがとう、クロエ……でも、機体の動きが』

 

『仕方ありません……この機体は、本来は電子戦用の機体ですから』

 

シャルロットの言葉に、クロエはそう返した

その通り、ガンダムアクエリアスは本来は電子戦用の機体になる

だから本当は、直接的戦闘力はガンダムの中では低い分類に入る

だがクロエは、元々自分が、直接的戦闘力が低く、電子戦が得意なことからガンダムアクエリアスを選択

それが今、好機に繋がったのだ

しかし、アクエリアス・ミラージュはウィルス散布に殆どのエネルギーを回すために、身動きが取れなくなっていた

そこに、ベルベット機が近寄り

 

『この子のカバーには、私達が付くわ……』

 

と言った

気づけば、MDの数は激減

オーブ軍は、要塞に進撃を開始していた

その状況を確認し、ラウラは

 

『頼んだ、我々はあの要塞に取り付く!』

 

と言って、要塞目掛けて進撃を開始した

再び場所は変わり、要塞内部

そのMD生産ラインでは

 

「バカな! 私のMDは完璧な筈だ!!」

 

とツバロフが、怒声を上げていた

どうやら、ビルゴがおかしくなった原因が分かっていないらしい

 

「一体、どうやって!?」

 

ツバロフはそう言いながら、生産ラインが製造しているビルゴを見下ろした

その直後、一発の銃声が鳴り響いた

 

「がっ!?」

 

「見苦しいですな、ツバロフ技師……」

 

ツバロフを撃ったのは、一人の痩身の男だった

 

「き、貴様……アイムザット……!」

 

ツバロフは撃たれた肩を抑えながら、その男

アイムザット・カートラルを睨んだ

アイムザットはジェネシスワールド

そのアフターウオー世界の、新連邦政府再建委員会の一人だった

担っていたのは、新型機の開発

その旗機として開発したのが、ダブルXだった

しかし、野望半ばでシャギア・フロストに射殺された

そして気づけば、この世界に居た

だが、余りにも歪んだ世界に失望

そして、リボンズ達と合流したのだ

 

「貴様……なぜ……!」

 

「リボンズからの伝言だ……『元々僕は、MDなんて玩具のことは、信じていなかった。敵に対策されている兵器なんて、使えない』……とな」

 

ツバロフが睨むとアイムザットはそう言って、更に数発発砲

ツバロフは、頭を撃ち抜かれて死亡したのだった

それを見たアイムザットは

 

「リボンズ……次は、私の番だ」

 

と言ったのだった

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