ちょっと体調が芳しくなかったり、病院通いになったりして遅れました
いやはや、左手の甲を四針縫ったZE!
今更ながら、この作品のイメージOP曲はこれ
https://www.youtube.com/watch?v=pk-pCNG68r4
合宿から時は経ち、17日
翌日は祝日で休みとあり、直哉達は千冬達をオーブ大使館へと呼ぶことにした
呼ばれた千冬達は、学園内のヘリポートに集まっていた
このヘリポートは、主に来賓用に用いられているものだ
そこに集められて、千冬は
「ヘリポートに集めて、どうするつもりだ?」
と問い掛けた
それを聞いて、直哉が
「決まってますよ……ヘリで移動です」
と言ったタイミングで、全員の視界に一機の大型ヘリが見えた
オーブのマークが書かれた、一機の大型ヘリだった
「んじゃ、行きますか」
「行くって、どこへだ!?」
一夏の言葉を聞いて、箒が驚いた様子で問い掛けた
すると一夏が、含み笑いを浮かべて
「オーブ大使館さ」
と告げた
それから十数分後、一行はオーブ大使館に到着した
「悪いな。急に施設を貸してもらって」
「いえ。カオル様の要望とあれば、大丈夫ですよ」
カオルが話し掛けていたのは、この大使館の責任者らしい
白髪頭が特徴の男性で、眼鏡を掛けた優しそうな人物だった
その人物に先導されて、一行はある会議室に案内された
四角形に作られた大使館の、中庭側の会議室だった
そこならば、レーザーを使った盗聴も難しいだろうということだ
念のために、カーテンを閉めることにしている
「盗聴機の類は一時間前に確認して、無かったそうだ」
「なら、安心だな……後は」
直哉はそう言うと、天井の一角を見上げた
そして、ジュリに視線を向けて
「ジュリ。なにか、長い棒ないか?」
と問い掛けた
それを聞いて、ジュリは不思議そうにしながら
「棒ですか? 少し待っていてください」
と言って、一時退室した
そして、ジュリは戻ってくると
「これでいいですか?」
と長い棒を直哉に渡した
「ん、サンキュー」
直哉は受けとると、スタスタと歩いていき
「セイッ!」
と天井を突っついた
すると、ガタガタっという物音がして
「びっくりしたぁ! 酷いよ、なーくん!」
と束が、天井から顔を出した
「あーたは何をしてるか。降りてきんしゃい」
直哉が呆れた様子でそう言うと、束は空中で回りながら着地した
直哉はそれを確認すると
「
と言いながら、棒をジュリに返した
そして、着いてきたメンバーを見た
まず、一夏の姉
織斑千冬
その副官的立場の山田真耶
一夏の幼馴染みの一人
篠ノ之箒
同じく、凰鈴音
イギリス代表候補生のセシリア・オルコット
フランス代表候補生、シャルロット・デュノア
元ドイツ代表候補生のラウラ・ボーディヴィッヒ
日本代表候補生の更識簪
クラスメイトにして、簪のメイド(知った時は驚いた)布仏本音
クラスメイトのセツコ・オハラ
弾の恋人(知った時は驚愕で叫んだ)布仏虚
在校生最強のIS学園生徒会長にして、ロシア代表。簪の姉、更識楯無
オーブ連邦首長国代表の息子、カオル・リオ・アスハ
その護衛、ジュリ・ウー・ニェン
三年生でアメリカの代表候補生のダリル・ケイシー(二重スパイでもある)
そして、IS開発者。天災、篠ノ之束
そうそうたる顔ぶれだった
しかし、直哉達は束の後ろにもう一人居ることに気付いた
目を閉じた銀髪の少女だった
「束さん。その子は?」
直哉が問い掛けると、束は思い出したように手を叩いて
「そうだった! 紹介するねぇ! この子はクーちゃん! 束さんの義理の娘だよ!」
とクーちゃんと呼んだ少女を、前に出した
するとクーちゃんと呼ばれた少女は、スカートを僅かに持ち上げて
「クロエ・クロニクルと申します。以後お見知りおきを」
と挨拶した
それを聞いて、ほとんどの人物が驚いていたが、直哉達は構わず
「さて、これで全員ですね」
と全員を再度見回した
そして、問題ないことを確認して
「これから話すことは、誰にも言わないでくださいね」
と念押しした
全員が頷いたのを見てから、三人は深呼吸してから前を向いて
「まず、先に言っておきますが……これから話すことは、紛れもない真実です」
「嘘のようで、本当にあった物語だ」
「俺達三人が、経験した戦争です」
と語りだした
これから語られるのは、三人の歩んできた戦争という名の足跡
出会いと別れ
理不尽な暴力による死
陰謀渦巻く戦場
葛藤
それら全てを経験してきた、三人の戦士と偉大な仲間達の話………