ISGジェネレーション   作:京勇樹

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まだ続くよ、グリプス戦役


刻に抗う者達11

サイド2の悲劇(コロニーレーザーとG3ガス事件の総称)から、時は経ち、直哉達とアレイオーン隊はある宙域に集まっていた

旧ジオン軍呼称、ア・バオア・クー

ティターンズ呼称、ゼダンの門の宙域に

そこで行われるのは、ティターンズの閉じ込め作戦だった

ゼダンの門内部のティターンズ艦隊を出航させないように、入口を徹底的に破壊

そして、ゼダンの門ごと艦隊を破壊しようという作戦だった

どうやって破壊するのか

それは、エゥーゴでもなく、連邦でもない第三勢力

旧ジオン公国軍残党

エゥーゴ側呼称、アクシズ軍の拠点だった資源小惑星

彼らの呼称ともなった小惑星

アクシズを、ゼダンの門に衝突させるのだ

ゼダンの門はアクシズと違い、二つの資源採掘用の隕石をくっ付けた要塞

アクシズとぶつかれば、崩壊するのは確実だった

エゥーゴは少しでも多くの戦力を潰すために、ゼダンの門内部にティターンズの艦隊を残させないといけない

それを実行するために、エゥーゴは約半分の戦力を投入していた

その戦力の中には、スピリッツ本隊も含まれていた

そして、アクシズ衝突作戦は成功

ティターンズ艦隊に大打撃を与えることに成功した

しかし、問題はそこからだった

アクシズがぶつかったことにより、ゼダンの門は崩壊

岩塊がティターンズだけでなく、エゥーゴにも猛威を振るってきたのだ

それをエゥーゴのMS隊は、自分達の艦隊に当たらないように破砕していた

 

『ちいっ! キリがねぇな!』

 

『愚痴ってる暇があったら、もっと撃てよ!!』

 

『しゃあ、おら!』

 

三人は喚きながらも、飛来してくる岩塊の群れを破砕していた

はっきり言って、岩塊の数は数えるのがバカらしいほど飛来してくる

それを直哉達は、キャリーベースと連携して破砕していく

その時だった

ある二個の岩塊が破砕出来ず、横回転しながらキャリーベースに迫った

サイズから考えて、どちらか一つでも当たったらキャリーベースは無事ではすまない

 

『回避っ!』

 

『畜生! 軌道が読めないっ!』

 

ラムザットの指事を聞いて、シェルド・フォーリーは悪態を吐きながらも、回避行動を取ろうとした

その時

 

『取り舵40! 上げ舵15! 微速前進! それで避けられる!』

 

と直哉が声を上げた

それを聞いて、ラムザットが復唱

シェルドもその通りに舵を切った

するとキャリーベースは、二つの岩塊のすき間を通るような軌道となり、岩塊を回避

難を逃れた

 

『助かった、トライアド1』

 

『いえ、無事で何よりです』

 

会話している間にも、事態は進む

今度は岩塊と共に、ティターンズ艦隊も離脱してきた

直哉達は岩塊を攻撃に利用したり破砕したりしながら、ティターンズ艦隊と交戦を開始

数十分後、ゼダンの門宙域での戦闘は完全に終結した

実を言うと、この戦闘中にヴァン達はある作戦を行っていた

それは、アーネストと共に行動している強化人間の少女

ロスヴァイセにケストレルのサイコミュ装置

シャーマンシステムを使って、精神感応を起こしてロスヴァイセの強化措置を解除させようというものだった

ケストレルの調整を手伝ってくれている元NT研究所の研究員によれば、理論上は可能だとのこと

しかし、下手すればヴァンのほうがロスヴァイセに引っ張られる可能性があるとのことだった

それを聞いても、ヴァンは迷わず決行することにした

そして、作戦はある意味で成功

ロスヴァイセと繋がることが出来た

だが、その繋がりが強すぎたのかロスヴァイセは絶叫

それを聞きつけたアーネストの介入により、結果は分からず仕舞い

だが決して、最悪ではないと信じて戦闘は終結した

しかし、結果は最悪の一歩手前だった

この時のヴァン達は知るよしも無かったが、確かにロスヴァイセに施された強化措置は解除されて、機械のようだったロスヴァイセでは無くなった

だが戻し過ぎたのだ

ヴァン達が行った作戦により、ロスヴァイセは一年戦争前

約7歳頃まで精神が逆行してしまったのだ

それにより、ロスヴァイセはMSに搭乗しようとしなくなってしまった

体は覚えてるだろうが、恐がってしまうのだ

それを見て、アーネスト達の艦隊の最高司令官はロスヴァイセを完全に機体の生体部品にする事を決定

ただ機体の中で眠っているだけで、大量の死を振り撒く機体の部品に

機体名はハティ

北欧神話で猛威を振るった魔狼の名を冠されたMAを、使用する事にしたのだ

大量の中性子ミサイルを、エゥーゴ派に傾いた地球の各主要都市に落とすという悪魔の作戦を立案したのだ

ただし、ヴァン達と直哉達がそれを知るのはまだ先

場所は変わり、コロニーレーザー

グリプス2

それをアクシズ軍から奪取するために、エゥーゴはメイル・シュトローム作戦を敢行した

災いの渦を意味するこの作戦は、コロニーレーザーをなるべく傷つけず、コロニーレーザーの攻撃を受けないようにするために、コロニーレーザーを中心に渦を描くように侵攻し、コロニーレーザーのマイクロウェーブ受信パネルを破壊し、陸戦隊を投入

アクシズ軍のMS隊を撃破

もしくは撃退し、コロニーレーザーも占拠した

そして、AE社からマイクロウェーブ受信パネルを受け取り、設置

コロニーレーザーを使えるようにした

そして、エゥーゴ、ティターンズ、アクシズ軍の三つ巴の大決戦が幕を開ける

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