「優しい王様ねぇ……」
「ただいまーって、どうしたスギナ? アリソ〇なんて読んで。シ〇ナのアニメの初版買って来たけど」
「キ〇も好きだけどずっと読んでると飽きちゃうから、違うの読んでみようかなって思って。あとそっち、見るには見るけど何かティオみたいな声してて変な気分になるよ」
まぁアニメ的にはCV一緒だからな、なんてメタなことを考えつつ、俺は自宅の扉を閉める。部屋の奥では、スギナが今日も今日とてライトノベルを雑多に読み漁っていた。……このあたりも今の年度と、本来俺がいた世界の現実の刊行年度を考えると色々とおかしな作品が出版されていたりするんだけど、やっぱりこのあたりもご都合主義的なアレだろうということで流している。結果的に俺も色々と愉しむことが出来るし、スギナもスギナで色々な価値観に触れることが出来る訳で、これも悪くない。……健全な大学生男子としては色々と「致す」ことが出来ないのでそれはそれで悲しい所はあるが、流石に一年ちょっとくらいはそういう見栄を張っておくべきだろうと、色々頑張る他ないのだ。
「王様……、王様……、うーん、わからない。
春彦、ちょっと相談したいことがあるんだ」
「どうした?」
そしてスギナは、あれから色々と思い悩んでいる。ガッシュ、ティオ、ツヅリ、スギナの四名での顔合わせをしたあの時だ。何かアルバイト中のハイドの魔本の持ち主とかもいたけど、ハイド本人は来ていなかったのか参加せず、本人も真面目にバイトしているようだったので、別に会話したりもしなかった。……まあアイドルの大海恵が来ていたという事実に気づいてなかったのも大きいだろうけど、それでも知り合い(?)の会話に混ざろうともせず、ちゃんと自分に与えられた職務をまっとうしてる姿は、健全な学生らしくて微笑ましい。清麿君も結構びっくりしたように、時々あっちをチラ見していたっけ。よくは分からないけど、あっちもあっちで成長してるってことなんだろう。
それは置いておいて。その時、魔物の子たちとの会話でガッシュが言った「私は、優しい王様になるのだ」という一言が、スギナ的には核心的な命題にぶち当たったらしい。アレ以降、スギナは以前にもまして色々と本やアニメやら漫画やらを読み漁るようになっている。日中、ツヅリと遊びに行くルートに図書館が増えたりもして、とにかく色々な情報を、スギナなりに頭に叩き込んでいるようだ。
『以前戦わざるをえなかったコルルは、コルルが戦いたくないと思っておっても、術を使ったことで戦わざるを得なくなったと、しおり殿が言っておった。……そこにコルルの意志は関係なかった。だから、コルルは私や清麿に言ったのだ。本が燃えればもう誰も傷つけなくて済むと。そして……、優しい王様がいれば、こんな戦いをしなくても良かったのではないかと』
『ガッシュ……、コルル…………』
スギナいわくコルルの友達だったらしいティオは、涙をこらえるようなガッシュを気遣うように見つつ、同時にどこか寂しそうな顔をしていた。流石にツヅリも「ライバルが減った」とか世迷言を言うほど空気を読めていないわけでも無く何も言わず、一方スギナはローテンションのまま、半眼でガッシュを見ていたのを覚えている。
だから私は優しい王様になるのだと。お主たちも、できればそう在って欲しいと。そんなことを言われたスギナとツヅリの反応は対照的で。……具体的に言うと、ツヅリの方は目をそらしてスギナの腕に顔をくっつけて表情を隠し、スギナはスギナで「僕の王様像も方向は近いのかな」とニヤリと微笑んでいたのを覚えてる。そしてそれから、家で良く思い悩むようになっていたのも。
そんなスギナが、夏休みに入ってからずっとあの調子だったスギナが、俺に意見を求めて来たのだ。一人で思い詰めているわけではなかったので放置していたが、ここで初めて他人の意見を求めたのだ。自分の意志で悩む子の言葉を、飢餓感を、聞くくらいはしてやらねばと、ちょっとだけむず痒い気持ちを覚えながら、冷蔵庫から冷えたルイボスティーをコップに注いで、居間の卓袱台越しに対面した。
がちゃり、と玄関の戸が揺れる。……雰囲気が重いな、らしくない。
「で、どした?」
「うん。……相談というか、一緒に考察して欲しいんだ」
「考察ねぇ。二代目キ〇の本名がサクラかどうかとか? 〇荻ちゃんの質問からいーちゃ〇の本名割り出せないかとか――――」
「いや、そういうのじゃないよ。というか絶対分かってて言ってるよね。僕たち魔物と、この魔界の王を目指す戦いについてだ」
多少茶化したけど、ツッコミを入れて少しだけ普段のテンションに近くなったスギナ。よしよし。やっぱり真面目な話と言えど、普段に近いフラットな調子で話さないと。健康と尊厳にかかわる事柄だけは妥協したくないので、スギナの精神衛生に良くないことは出来れば回避したいのだ。例えそれが、本人としては必要だと思ってる事柄であっても。
そして早々に、スギナは「王様ってさ」とつらつらと感想を述べる。
「僕ってもともと空気みたいなものだったから。王様になったら、誰からも存在を認められるような王様になりたいって漠然と思ってた。……色々あって、よくよく考えると、それって悪役フラグっていうか圧制者というか、クーデターされて終わっちゃう感じだって気づいたから、そういうのは止めようって思ったんだけど。前に春彦に話した通り、だからどんな王様になりたいかって自分に問いかけた時、王様が木陰で居眠りしても平和な、そんな皆が皆の存在を認められるような魔界がいいって思った。だけど…………。
王様ってさ。やっぱり力があるわけだから、僕みたいに『そんなに苦労してない』やつがなるのって、危ないんじゃないかって思ったんだ」
「苦労してない?」
「ガッシュってさ、例えばあいつ、一人っ子で、親とかも全然いなくって親戚の家に厄介になってるらしくってさ。小さい頃、すごいげっそりしてた時とかもあって、いじめも酷い時とかあって、よく死なないなーって他人事で思ってたんだけどさ。
それでも僕みたいに、ずーっといじけた感じになったり、僻んだりって感じじゃなくって、胸張って、ああいう感じで『ウヌ!』って笑ってさ。
…………魔物との闘いでもそうだ。ガッシュって落ちこぼれだし、弱虫だし、ツヅリよりも術の制御が甘いのかすぐ気絶してたし。だけどその分、パートナーとしっかり戦って一緒に生き残って、強く……、強くなってる」
うーん、やっぱり色々教えたり見せたりしすぎたかな。とても7歳児くらいの語る視点じゃない……。一周回って反抗期やらを過ぎ去った後の、強い「きっと何者にもなれなかった」と我に返った時のような、そんな遠い視点というか。「いずれ何者かになれるかもしれない」お前が語るにはちょっと早い視点だぞ、スギナ。
ちなみにそれは俺達と比較して? と追加で聞くと、スギナは少し黙って考え込む。
「……それは、だって、僕は嫌だ。そういうの、そこまで『本気になれない』。『本気になりたくない』。他の子からしたら真面目にやれって言われるかもしれないけど……、もうあんな経験は二度とゴメンだ。
僕は死にたくないし、春彦とだって別れたくない。降りかかる火の粉は払わなくちゃいけないし、どうしても許せない相手はいるけど、それでもガッシュたちほど『最後の一線』に踏み込みたくない――――――あの時から、それはずっと思ってる」
スギナのそんな一言に、少しだけ俺は罪悪感とも、共感ともつかない感情を抱く。
だって確かにスギナが今抱いているような申し訳なさのような感情は、俺が清麿君たちに抱いている感情のそれと一緒なのだから。
俺だって、清麿君みたいに体張って、あそこまで必死になって戦うとかしたくない。
それはマフィアに追われるより前、ミールさんの魔物が「バークレイ・ディオボロス」という術を使った時…………、躱したから良かったものの、俺達が直前まで立っていた地面が空間湾曲と共に粉砕されたのを見て。その使ってなかったらしい術の攻撃を確認した後「じゃあ、死ねば?」と当然のように俺達にあれを使おうとしたミールさんたちへの恐怖やら何やらがあったからで。
あれがあったからこそ、その後に魔物の能力をジュオウで封じてしまった結果、ミールさん共々地元のマフィアとかに追われることになったからこそ、今の謎の横のつながりが出来たっていうのは間違いないけれど。それでもあれは文字通り死の一線。その手前でタップダンス踊るような経験をして。
身近に暴力的な死を感じたからこその強い恐怖と忌避感が、俺とスギナとの心に深く根差してしまっているんだろう。
ただそんなことを語るスギナが、ガッシュだっていずれ折れるとか、そういうマイナスなことを言い出さない辺りに、ちょっとだけ成長を感じた。
ティオがガッシュのお陰で立ち直ったって、そんなことを聞いていたせいもあるかもしれないけど。
「そうして自分に問いかけ続けて、色々読んだりして気づいたんだ。僕がやりたいことって、別に王様じゃなくっても出来るんじゃないかって。
僕以外の誰かが優しい王様になって、その友達に僕がなっていれば、それだけでいいんじゃないかって。例えばガッシュとか、ティオとか。あの二人のどっちかだけでも王様になったのなら――――」
「――――それは、逃げから来てる言葉か?」
きょとんとした顔で、俺を見るスギナ。考えを整理してる時に言うのは良くないんだけど、それでも思わず聞いてしまったのは、まるで昔の自分の挫折を見ているかのような気がしたからか……。
「『やりたいこととやるべきことが一致する時、世界の声が聞こえる!』」
「……それ何の台詞?」
「まだ放映されていない」
「何それー」
引用台詞にむしろ興味が湧いた風なスギナだが、流石にスタ〇ドライバーまでは放送されていないこの時空だ。あと数年で放映しそうな気もするけど、話のメインはそこじゃない。
「今のガッシュ君は、多分こういう状態だ。ガッシュ君がやるべきことと、ガッシュ君のやりたことが一致してるから、本人も自覚はしていないだろうけど『世界が背中を押している』ような、そんな感覚なんだろう。ゲームやってる時のゾーン入ってる時……、とは違うか。清麿君だってそうだ。ガッシュ君に恩があって、そんな友達が必死になっているのを手助けしたい。小さい切っ掛けからきてるかもしれないけど、それこそ『家族みたいに想ってる』ガッシュ君のために、清麿君だって必死になってる。
でもそういうのって、要は前を見据えて、逃げないからこそなんだよ」
「逃げないから……」
「『恐れを勇気に変えて』! って言ってたのはヒカ〇の碁だったっけ。どうしても叶えたい何かがあるのなら、そこに一歩と言わず、半歩でも踏み出してみるって言うのも、良いんじゃないかってことが言いたい。
それを踏まえて、今のスギナの考えてることは……、逃げから来ている言葉か? スギナが正面から見据えて、踏み出した結果の答えか?」
「…………」
「そこだけはハッキリしておかないと、後々強い後悔になると思う」
「…………春彦も、そういうのってあるのか?」
……まあ匂わせながら話していたんだけど、こうもしっかり察知して返してくるのは、本当にスギナも成長したって感じがする。話しやすくって何よりだ。だけれど、それがスギナの臆病な面と結びついて、足を引っ張ってることもあるかもしれない。
だから、あえて胸襟を開こう。…………主に前世の。
紙とシャーペンを手にとって、さらさらと絵を描く。がたがたと玄関で扉が風にあおられたような音が聞こえるが、それも気にならず、さらさらとイラストを描いて。
それを見せると、スギナはびっくりした顔をする。
「僕……? えっ、上手い。何それ何それ、春彦って漫画家さんだったの!?」
「いや、漫画家志望、な」
目をキラッキラさせて俺の描いたスギナの、いわゆる萌絵っぽい感じのイラストに食いついてくる。その期待を裏切るようで悪いが、それでも言わないといけない。
「昔、漫画家志望だった。だけど止めたんだ」
「それは、どうして?」
「親に反対されたからっていうのもあるけど、最後に決めたのは俺だ。色々不満たらたらで理由はつけてたけど……、結局、逃げたんだろうな今思えば。
親と大喧嘩して家を出て行って、高校だってやめて、生活に困りながらアルバイトして、それをしながらも漫画を描いてって……、そういう選択肢だってあった。当時の俺に出来るのなんてそれくらいだろうし、そもそもそうじゃないと画材なんてほとんど揃えさせてくれなかったし」
見つけ次第、俺の書いていた漫画を捨てたりとか、そういうことはされなかったけど。それでも俺が勉強そっちのけで絵をかいてるのを見て、嫌な顔をしていたのは生まれ変わっても記憶に残ってる。
まあ、俺の顔を見て「嗚呼……」ってガクガク震えてるスギナがイメージしてるのは、転生先たるこの世界の俺の
「もちろんそれは潰しが利かない道だ。軽率な道だし、その上で折衷案を探るって手もあったかもしれない。だけど父親も母親もどっちも理解を示してくれなかったのをずっと続けてたらさ……。何と言うか、心の中の何かが、『起きなくなった』んだ。
魔本で心の力を吸いつくされたような、ああいうのに似てるかもしれない。一度そういう経験をしたって、もちろんそこから再起して頑張ることだって出来たはずだ。むしろそれくらい出来るものだと、俺自身思ってた。
だけど、出来なかった。『親と喧嘩してまで』『俺自身を追い詰めてまで』それをすることが出来なかった」
だって、俺は大事に育てられて来てたから。
スギナには言わない。俺が生まれる前に兄が病気で、幼い頃に亡くなっていたからこそ、両親の俺に対する期待が大きかったことも、愛が深かったことも。弟が生まれてそちらに手を掛けながらも、それでも俺から目を離さなかったのは、やっぱりどこまでいっても俺が心配だったからこそ。だいぶ過保護というか過干渉と言うかで、それが原因で俺がどこかズレてしまったっていうのもあるかもしれない。クラスメイトと話していても、明らかに視点が違って苦労したり、それこそスギナじゃないけどいじめられたりってことも結構あった。
そういう一連のことを踏まえて、それでなお最後に選んだのが、諦めるってことだった。それが一番楽だし、親に対しても、弟に対しても、それが期待に応えるための一番の道だって思って。
だからこそ前世で……、どうやって死んだのかまでは覚えてないけど、それでも脳裏に駆け巡ったものが「漫画家を目指していた頃の思い出」で、その当時同じクラブで一緒に漫画家になろうと付き合っていた彼女とのことで。家族のことが1ミリたりとも走馬灯に出てこなかったのが、未だにショッキングな出来事だった。
そのせいか、生まれ変わっても前世の夢を果たそう! とか、そういう気が起きない。
所詮家族のことが大事とか言いつつ、頭の中は漫画のことだけで一杯で他のことなんて正直どうでも良いって言う自分のクズ極まりない性根を、今際の時に思い知らされたせいか、その後悔は俺の「逃げ」から生じていたにもかかわらず周囲に責任転嫁したいという俺自身の心が沸き起こって来てしまうことそのものへの絶望感が、あまりに強く。
だからそこから逃げるために、高校に上がる頃に家を出た。
こんなことまでは、流石にスギナには言えない。でも近いニュアンスのことは伝えられる。
「今からでもやろうと思えばできるのかもしれない。でもダメなんだよ。俺は『今の生活は悪くない』って思いながらも、そんなことなんて全部捨て去ってしまうくらいには頭の中が自分が本当にやりたいことで一杯でどうでも良いって思ってる、そんなクズみたいな所がある。
そう言う所が、俺は、自分で自分が嫌いだ。でも直すことが出来ない。これが俺だって、それを切開して自己否定したら、それこそ自殺しかねないくらい深く根差しちまってるから。
だからこんな、きっと何者かになれと言われて何者にもなれなかったような、そんな苛立ちを一生抱えて生きていくことになる」
「…………」
「ちょっと話が逸れたか。……つまり、だから、『逃げる』とそうなる可能性があるってことだ。逃げるのが、本当に心から前進した上での決断だったら、それはこう、強くはならない。逃げた先が楽園であっても、自分が求めていた楽園でないのなら、それは間違いなく心の奥底に重りとして残って、後々まで人生の足を引っ張る。
自覚出来ていても変えられないくらいには、俺も悩みに悩んでる」
後悔しないようなプラチナチケットの人生を歩んでるわけでも無いのだけれど、それでも今の転生先である春彦は、他人から見ればすこぶる恵まれているだろう。それでも中身はこんなものなので、隣の芝はどこまでいっても青いのだ。
スギナは馬鹿にせず、それって春彦の感想だよねと拒絶もせず、じっと話を聞いていた。……そこまで深刻な声のトーンで話していなかったと思うのだけど、スギナはじっと見入って、聞いていた。
「……どうして春彦は、僕と一緒に戦ってくれるんだ? 戦いだけじゃない、こうして色々教えてくれるし、そういうのもふくめて、どうしてなんだ?」
スギナの口から出てきた言葉は、俺への質問だった。言葉は続く。最初は生命の危機で一蓮托生で、その後なんだかんだで日本まで来て保護してもらってることは感謝している。でもだからこそ、そんな春彦が今のような葛藤を抱えていて、それでもなお僕と一緒にいて、時に戦うのは何故かと。
答えは決まってる。だから即答できるけど……、言うと何かこう、清麿君のガッシュへの感情じゃないけど、小っ恥ずかしいな。清麿君がガッシュへよくいぢわるしてる理由がわかる。
まあ、それでもストレートに言わないとダメだな。多分……。
「…………今はそうだな。一蓮托生の時からずっと惰性で来てるってのはあるんだけど。
それでも何か、ちょっとだけお節介焼きたいんだ。あんまり強くどうこうってまでは言わないけど、それでも何か困ってるようだったら、そっと一声かけるとか。そういうので救われることって一杯あるし、少なくとも俺はそうだった。
……かけ方間違えると大惨事になるんだけどね」
「最後の最期で台無しだよ、春彦……」
ガッシュの原作なんて全然覚えていないのが、逆に功を奏したのかもしれない。
俺にとってスギナはスギナであって、紙面に出てくる魔物の子の一人ではないと、ちゃんと認識できるのだから。
だから話もするし、趣味も共有するし、時々食事のことで喧嘩もするし、お金のことで「ケチ」って言われてキレたりするし。
それはそれで良いことだって俺は思うから、単にそれだけで、それ以上の深い意味はなくていい。求めなくていい。今は、まだ。
だからスギナにも、その悩みの結論をつけるのは先延ばしにして良いと言って。スギナもまだ悩み続けることになるだろうけど、また何かあったら言うと返してくれて。
……特に何か記念日と言う訳でもないけれど。せっかくだからと、スギナと一緒に今日は回転寿司に行こうと着替え始めて――――。
「――――くだらない話はともかく、寿司なら一緒に行くぴょん♪」
「うわぁあああああ!?」
「みみミールさんいつから話聞いてたんですかッ!!?!?!?」
いつの間にか出現し玄関の方で変なぶりっ子ポーズ決めてるミールさんを前に、俺とスギナはその場で驚きすぎてひっくり返った。
・時系列としては、ガッシュたちはイギリスへと飛んで色々やってる頃合い。デモルトの石板を見てるかもしれない。
・スギナの悩みと春彦の胸に空いた穴。「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」はピ〇グドラムですが、あれはいつかの時代を生きた全ての子供達の胸に刺さる何かだと思ってます。
・ミールは二人が話し始める直前に来てるので(本文)、スギナの話から春彦の話から全部聞いてる。それを切って捨ててくだらないと言ってしまうのは、彼女からみれば恵まれすぎている人間の戯言なので。きっと話してる間は虚無のチベスナ顔をさらしてる。
それはそうとして回転寿司にはついていく。ゴームは異空間から手の口だけ出して、そこに世話焼いてお寿司を持って行ってあげてるはず。