広い大地の片隅で眠る   作:黒兎可

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今回のサブタイもこれしかないでしょうという感じです笑


P020.声をきかせて

 

 

 

 

 

「どういう、状況なの? 遅いからって来てみれば……」

 

「ガァッシュ! ティオォ! キャンチョォメェ! ツヅリィ! スギナァ! ウゥマゴンッ! そろって勢いよくVの体勢をとれ。さて――――ガッテム!

 キャッチ・マイ・ハ~ト(私の心は釘付け)! ベリーメロン(麗しのメロン)♪」

『ベリーメロン♪』「メル~メル~♪」

 

 あっ、と思わず、奥の階段の方から降りて来た魔物の女の子にリアクションしてしまった俺。恵さんは微笑ましそうに手を叩いてるし、フォルゴレなんかも「はいはい!」とか相の手を入れたりとやりたい放題。春彦さんは「俺の中の紫式部像が……」とか何かショックを受けてるし、珠紀さんは照れながら踊ってるツヅリの写真をパシャパシャと携帯端末じゃなく、手持ちのカメラで撮影してる。

 何だこれ、と、そりゃあ敵から見てもツッコミを入れたくもなる光景だろう。ほかならぬ俺はツッコミを放棄したいところなんだが……。

 

 ……というか女の子の魔物とそのパートナーの青年の隣、一緒にきたらしい大型の魔物の子も開いた口がふさがらないと言う状態だ。

 

 いや、それもそうだろう。自称「華麗なる」ビクトリームは既にボロボロの死に体で、その割にはガッシュたちと仲良く遊んでいるようにしか見えないのだから。

 

 

 

 事の展開はなんというか、ほぼ勢いで全てが動いた前半と、馬鹿で笑えるわりに強かったビクトリームとの話になるんだが……。

 猛烈な怒りを身に宿していたビクトリームだったが、俺達全員の意識が向くと気を取り直して上機嫌に微笑む。どうやら俺達が休憩していて気づかなかったことに腹を立てていたらしいのだが。

 

『私を無視さえしなきゃ、何も怖い顔して怒ったりしないんだよっちゃん。

 私の名前はビクトリーム。華麗なるビクトリーム様だ、リピートアフター・ミー(復唱してごらん)?』

『『華麗なる……』』『『『ビクトリーム……様?』』』『メル?』

『テメェ等を冥途に叩き込む名前だ――!! よーく覚えておくんだなァ――――!!!!』

 

 ひぃぃやっぱり怒ってる!? とこっちが動揺する最中、一番最初に動いたのは割と冷静に相手を見てた珠紀さん。

 

『「マグルガ」ァ!』

『「ドラクエア・イシルド」!』

 

 バオウを撃った俺よりもまだ心の力が残っているのか、前に出たツヅリが呼び出したその五角形の盾。ビクトリームの頭部から放たれた「V」の字の光線が、その盾に激突すると同時に、もぞもぞとお化けみたいなものが盾から這い出して。

 

『ベルギムやタマモ(ヽヽヽ)でもないというにこの怨霊となァ!? ペッ、ペッ、ばばばっちぃ!

 モヒカン・エース、走るぞ! 我に続けッ!』

『――――――――』

 

 操られているのか言葉は出さなかったけど、パートナーのモヒカン男は頷いてビクトリームの後ろを小走りで走りながら、怨霊から逃げていく。「あれって逃げられるやつなんだ……」と困惑する珠紀さんは、聞けばまだ2回くらいしか使ったことがない術であるらしい。

 そしてそんな風に逃げてる途中、術の効果時間が解除されたのか盾が消えてツヅリが意識を取り戻し、怨霊たちから逃げ切ってぜいぜいと息をする華麗さのかけらもないビクトリームを前にして、珠紀さんは「あー!」と指を指した。

 

『もしかしてウチのとこの御神体だった……!? 紫式部の式神、安倍晴明の式神「玉藻天后(タマモテンコウ)」とライバルだった「比丘(びく)の鬼」!!?』

『『『えっ紫式部!?』』』

 

 俺とか恵さん、および春彦さんはその一言にびっくり。日本人じゃないフォルゴレはいまいちわかっていなさそうだったけど、ビクトリーム本人もその一言には「ほぅ」と頷いて否定もしなかった。

 

『何故、香子(たかこ)のことを知っているのか? アレの書いたクズ男(ヽヽヽ)のドロドロした話が現代まで残っているわけでもあるまいに。……もしや残っているのか? えっ、だってあんな話だぞ? えぇ……』

 

『く、クズ男……』『あんまり否定できないわね……』『流石日本最古のメロドラマの一つ……』『どんな表現よ春彦君』

『のう清麿、シキブとは何なのだ?』

 

 多分、光源氏のことをクズ男と称したのだろうが、俺達日本人のパートナー、四者四様の微妙な表情にむしろビクトリームの方が引いていた。ガッシュが不思議そうに俺のズボンを引っ張って話を聞きたそうにしているが、色々とショックが多すぎてちょっと情報を整理させてほしい。

 

『って、ちょっと待て!? 確か千年前の魔物のパートナーって、現代の子孫だったはずだよな!!? ってことはまさか――――』

『嗚呼、香子……、紫式部の方が通りが良いか? このモヒカン・“エース”・ポロは紫式部の子孫にあたる』

 

 故にこそ話が出来ないのが寂しいがな、と少しシュンとなるビクトリームだったが、いやちょっと待て本当に紫式部の子孫かよ!? 確かに没年とか全然不明だし、千年前だし海外に行ってても不思議はないっちゃないが、それにしたってそれにしたってだ。ちょっと情報を整理させろ!?

 思わず慌てて考えてたことを叫んだ俺に「真面目だなぁ清麿は」とかフォルゴレが遠い目をしてアッハッハと笑っていた。いや笑いごとじゃないんだって、ある意味じゃ!

 

 頭を抱えて少し落ち込んでる俺に、周囲もちょっと混乱しているらしいく、ざわざわと色々話し込んでいる。その途中で「どっちかというと安倍晴明の縁者」だという話が聞こえた瞬間、ビクトリームは先ほどのような怒りの表情となり絶叫した。

 

『ベリィ・シッッッッッット!

 あの狐顔が私の封じられた石板を受け取っただと? はらわたが煮えくり返るっ! あの男に何度まだ甘くなかった頃のベリーメロンを色々理由を付けてだましだまされ奪い取られたことかッ!

 タマモを使い化かし、一時は我が肉体を地中に埋めやがってあの狐男! 香子が「いとむくつけし(とてもキモい)」とか言って我が美しきVの頭部を何度べしんべしんと蹴り上げたことかッ』

 

 よ、よく分からないけど私怨に満ち満ちているビクトリームは、しかしその怒りをすぐに沈め「まぁ良い」とニヤリと笑う。

 

『敵は元より五組。例え直前の戦闘で疲弊していようとも、出し惜しみをしていては勝てぬ戦いか。――――分離せよ、我が美しき頭部!』

 

 そして頭部の「V」と胴体の「V」がわかたれ、空中に浮かび上がる頭部とVのポーズを取って待機する胴体。ティオいわく魔物本来の能力らしいそれは、初見では何故わざわざ分離するか意味が解らなかった。そして「「恰好良い……」」と見取れるガッシュやらキャンチョメやらに「Yだよ、絶対Yだよ」とか言うスギナは冷静なのか子供っぽくないのか何なのか……。

 ちなみに珠紀さんは「あー、なるほど生首になってもどうのこうのって伝承はあの能力か……」とか言ってるし。その伝承もあるのか。というか鬼? あの頭のVの字型のそれが、そのまま鬼の角っぽいとか、そういう風に当時は言われてたんだろうか。

 

 直後の全方位に延々と回転しながら放った術も、ティオのセウシルとスギナのアーガス・ジュロンの重ね掛けによるドームの二重盾すら破壊しかかったが、それだって結局自分の身体に直撃してダメージを負って倒れてるし。

 その後もまあ、何と言うかわちゃわちゃした戦闘で、ツヅリも「コソルド・リュウス」という短刀片手に胴体に襲い掛かって「私の身体を虐めるなーッ! というか刃物は洒落にならんわっ!」とか怒られてたし。……その時のオチも結局、自分で自分の身体に砲撃して倒れてるってことになってるし。

 あー、あとその後、チャーグルだったっけ? ビクトリームの身体の水晶に光をともらせてるそれを見て、ツヅリが珠紀さんにチャーブルって術を頼んだりしてた。いや、正確には――――。

 

『お姉ちゃん、全部、お願い! 一霊より省略、四魂――――』

『――――「フォルス・ギガチャーブル」!!!!』

 

 その術一つで、こっちはツヅリの影から人魂みたいなのが4つ出て来てた。キャンチョメがホラーチックなその見た目に怖がってた、見たところビクトリームのそれと、ツヅリのチャーブル系らしい術は、お互いの術特性が少し似通っているようにも思える。

 

 ティオの機転(?)でそのチャーグルは中途半端のまま、チャージは3つのままにこちらに向けて放たれたそれは。

 

『「チャーグル・イミスドン」――――!!!』

『――――「チャーブル・エムルドン」!!!!』

 

 ビクトリームの全身から放たれた巨大なVの片側だけみたいな光線と、ツヅリの目の前で回転する人魂たちの輪から放たれた巨大な火球。下手しなくても、どっちもバオウと同等かそれ以上の威力を持っていそうな攻撃で、ビクトリームはともかくツヅリについてはかなり驚かされた。そして、そんな彼女たちを破ったスギナの最大術とは何だと思考がそれて――――。だが、そんな余裕はなかった。

 最終的にビクトリームのそれは、ツヅリの火球を打ち破った。あれじゃ、今ギリギリ1発も撃てないバオウでも押し負けるぞ!?

 

 そんな状況で作戦を立てなければならなくなった段階。こちらも疲弊してる状態で、ビクトリームは余裕のように笑いながら、チャージを貯めていく。

 

『念には念を入れよう。5段階(フィフス)を超え臨界点(ドラグノン)に至るぞ、モヒカン・エース。

 怒りの(パワー)を右腕に――――』『――「チャーグル」』

『憎っくき過去を左腕に――――』『――「チャーグル」』

『我が強さを右肩に――――』『――「チャーグル」』

『誇り高き心を左肩に――――』『――「チャーグル」』

『我が美しさを股間の紳士に――――』『――「チャーグル」』

 

『Vの華麗な力を我が頭頂に(ヽヽヽ)――――』『――「チャーグル」』

 

 そして、全身の水晶だけじゃなく自らのVの中央にある顔すら発光させ。先ほどよりもより強い輝きを全身にみなぎらせたビクトリームは、高笑いしながら構え……。

 スギナと春彦さんは、どうやらこちらに合流する前に最大術を使って、強い魔物を退けてから来たらしい。お陰でそれを使えるか使えないかはギリギリの賭けになるとのことだ。「チャージオ・ジュモルク」で無理やりブーストをかけるという手もなくはないが、今の状況でそれをすると、この場から逃げかえる時に体力が尽きる可能性がある。先の先を見越すなら、使いどころは今じゃない。

 その上で作戦のかなめに選んだのはキャンチョメで――――。

 

『バオウ・ザケルガァ!』

『「マ・チャーグル・イミスドン」!!!!!!』

 

 ……結果としては上手くフェイントをかける形で、勝利をおさめた俺達。

 人間とロクにパートナーになれていない、心が通じ合えていないからこその敗北に、ビクトリームも悔しそうにしていて――――。

 

『頼む、最後のお願い聞いてぇ、消える前にVの体勢のまま本を燃やしてちょうだいまっせぇ……!』

 

 いや、やっぱり意味が分からない。と、ここで終わればまだそれでもまだ、あの魔物の女の子たちが困惑する展開にはならなかったろうが。

 悲しみに目を染めていたビクトリームの視界に、さっきまで俺達が食べていたメロンの皮とか、あとまだ切り分けてそのまま放置されてるメロンが入ったのがいけなかった。

 

 はっとした顔をして、ガッシュたちの拘束すら忘れて走り出したビクトリームは、そのうちのメロン一つを手に取って、まるで殉教者が聖人を人生で初めて目の当たりにでもしたような、そんな謎のオーラを放ち。

 

『ホム! ホムン、フムホムホム、ブジャムシャッシアッ……!』

 

『か、齧りついた!?』

『食べ方が汚いわー!?』

『そういえばさっき、メロンがどうのこうのと言っていたな……!』

 

 そしてその謎の勢いに驚愕する俺達を前に、ビクトリームはスクっと立ち上がり、指をパチンと弾く。と、モヒカン・エースと呼ばれていたパートナーはおもむろに携帯電話を取り出して、謎のメロディを流し……。

 

キャッチ・マイ・ハ~ト(私の心は釘付け)! ベリーメロン(麗しのメロン)♪』

『『ベリーメロン♪』』

 

 瞬間的に反応して一緒に踊り出したのはガッシュとティオ。キャンチョメとウマゴンは初回はびっくりしてたし、ツヅリは「えぇ……」と困惑。スギナは「ミュージカルかな?」とやっぱり冷めた目でツッコミを入れてたし、春彦さんは「説得コマンドかぁ……」とか言ってるし。いや、意味が分からない。

 

『あー、伝承だと確かマクワウリが好物だってなってたけど、つまり、そういうこと? 踊りも好きとか言ってたし…………、うーん、シュール……』

 

 そして珠紀さんの言いぶりからして、どうやら千年前からこんな調子の魔物だったらしいことがわかった。

 

 

 

 以上、回想終わり。その後、「ベリーメロンを頂戴まっせ」とか言いつつ、特に戦闘する気配もなくガッシュたちとメロンを分け合って食べていたり、春彦さんから「紫式部ってどんな人だったんだ?」とか、千年前の戦いの話とか、あと安倍晴明のパートナーだったらしい式神が何だったかとか、まあ雑談しながらメロンを食べて、時々歌って踊ってを繰り返して中々にやかましい有様。

 恵さんはティオが楽しそうだからニコニコしてるし、フォルゴレは負けじとキャンチョメと一緒に時々「鉄のフォルゴレ」とか歌ったり踊ったりしてるし、いやさっきまで敵対関係だったんだが……とツッコミを入れるのが野暮なくらいに、色々と緊張感がぶっ壊れていた。

 ビクトリームも表情から険しさがとれてるし、パートナーの人も洗脳されてるはずなのに、こころなしかちょっとビクトリームを見て微笑んで楽しそうにしてる気がする。

 

 何だこの状況。

 

「と、いうわけだ」

「わからないけどわかったわ。ビクトリームがいつものビクトリームだってことなのね……」

 

 アル、私頭痛いわ、と言いながらパートナーの青年の脚に寄りかかり、片手で額を押さえる魔物の女の子。何と言うか、ごめんな。俺のせいじゃ絶対無いんだが……。というかあのビクトリーム、仲間からもそんな扱いなのかよ。

 

「―――――お代わりだッ!!! と、おぉレイラ。お前もベリーメロンを食べに来たのか? 甘くて甘くて千年前とは大違いのベリーメロンを」

「あれメロンじゃなかったじゃない、香子さんが持ってきてたの。……えっ? そんなに美味しいのかしら。そこまで踊り狂ってる姿を見せられると、興味がわいてくるわ」

 

「ああ! なにせこの“イタリアの英雄”パルコ・フォルゴレが産地直送で! キャンチョメのおやつにと送ってもらった非常に高価なメロンだからね!

 君たちも一緒にどうだい?」

 

 ビクトリームのテンションに圧されてか、女の子も何か変なことを言い出したぞ。人差し指を口に咥えて、ちょっと興味ありそうな風にメロンを見ている。残りは4切れで、あの子のペアと一緒に出て来た大柄な魔物の子のペアが食べるくらいの数は残っているが……。

 じゃあ、とか言いながらパートナーの手を引いて、ガッシュたちの輪に加わる女の子。「レイラよ、こっちはパートナーのアルベール」とか普通に自己紹介してるし。

 

「ウヌ! みんなで食べるのだ!」

「ええ、ありがとう。いただくわ? …………っ、あら本当、甘くて美味しい。アルも……、反応はしてないけど、一心不乱で食べてるわね」

 

 ロードの催眠を突破するとかどれだけ美味しいのかしら、とかぼそりと呟いてる女の子、レイラは困惑しながらも、あっちで未だに開いた口がふさがらず、呆然としてる大柄な魔物の子にも手招きして。

 

「ダルモスもどうかしら。甘くておいしいわよ?」

 

「いや、食わねぇだろ普通! 何当たり前みたいな顔してそっちに行ってるんだレイラ、裏切るとかそういうレベルじゃねーぞ!? ビクトリーム共々頭が狂ったか!!? いやビクトリームは最初から狂ってるがッ!!!」

 

 状況がカオスすぎて我慢ができなかったのか、こっちを指さして叫ぶダルモスというらしいあの魔物。うーん、あんまり言い返せないなこの状況……。

 

 そしてガッシュたちすら何も言い返せない中、ビクトリームはただ一人「良いのかいダルモスくふぅ(ヽヽ)ん。こんなにこんなにベリーベリーなベリーメロンを前にそんなことを言ってしまって」とか、メロンを一つ手に取って、誘惑するみたいにひらひらとさせていた。

 

「ツッコミの供給不足だぜ、清麿君」

「その期待は重いです……」

 

 春彦さんが俺の肩をポンと叩いてきたけど、流石に今回ばかりはちょっと疲れてるんで、スルーさせてもらいたい。

 

 

 

 

 


・VSビクトリーム:

 おおよその流れは原作通りだけど、一部対戦カードが代わってる。チャーブル・エムルドンはチャーグル・イミスドンとぶつけるために設定したような術なので、ようやくここまで来たかという感じがしてます。

 

・玉藻天后と安倍晴明:

 本作設定ですが、こちらも魔物とそのパートナーの関係。変身系の術を使うタマモと、頭脳派ダンディパートナーの安倍晴明といった感じで、千年前はよく戯れに本を燃やさない程度に戦っていた。海賊に拉致された紫式部救出(?)のために海外にわたるⅤ様のため、船とかを手配したりといったくらいにはケンカしつつも険悪では無かった。

 

・ベリーメロン:

 春彦たちが居る関係でアニメみたいにすぐさまメロン献上という流れにならなかったせいもあり、本を燃やされる直前で気づいてメロン一切れ強奪、からの歌って踊れるV様に。

 戦闘での敗北に加えてメロンで少し和んだせいか、好戦的なメンタルが本来のメンタルに寄っているので、春彦の質問とかにも快く答えてる。

 

・降りて来るレイラペアとダルモスペア:

 原作でも中々Ⅴ様が帰ってこなかったから下りて来た流れだったので、本作でもその流れ。レイラに関しては千年前もなんだかんだ一緒に友達(?)やってたみたいだし、ノリは良い子なのでベリーメロンの空気に乗せられた。

 これにはダルモスも言葉を失うし、思わず突っ込む。

 

【ここまでで登場した術】

ツヅリ編……

⑦ロンド・リュウス:

 怨霊を数珠繋ぎにして鞭のように扱う。多分アルム戦にて使用。

⑧オータル・リュウス:

 リュウスに水属性を付与して放つ。これもアルム戦にて使用。

⑨フォルス・ギガチャーブル:

 名前通りチャーブルを4つ同時に召喚する。また既にチャーブルが出現している場合は、チャージが終わっていない人魂もすべて再チャージを完了させる効果になる。

 ⑦~⑨は3つともナゾナゾ博士との戦闘で発現。スギナがオージグル・マ・ジュロンのみだったことを考えると、こちらは割と命の危機を感じる戦闘だった模様。

 

ビクトリーム編……光(超電磁)属性。(術数については不明なので省略)

・マ・チャーグル・イミスドン:

 チャーグルを6段階積んだうえで放つ、特別なチャーグル・イミスドン。弾道? を任意に曲げることが出来る。

 

 

 

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