広い大地の片隅で眠る   作:黒兎可

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※春彦のギャグ堕ちシーンは、BGMに『金色のガッシュベル!! キャラクターソングシリーズ LEVEL.3』トラック1を脳内にお流しください汗


P038.君さえいれば

 

 

 

 

 

 全く何をやっているのよ春彦君は……!?

 午後からの授業のため大学に来て早々、お金の相談とか住居の話とか仕事の愚痴とかツヅリが可愛いってのを色々と話し込もうと思ったら、なんか来て早々に私そっくりな偽物に連れ去られてるし! 何よ、まったく同じじゃない、なんであっちばっかり鼻の下を伸ばしてるわけ!? 別に春彦君のこと好きでも何でもないけど、なんか腹立つんですけど!!?

 

「お姉ちゃん……、そっくり? えっ?」

「何よ、何か言いたいことでもあるのかしらツヅリ?」

「ぜったい、違う」

「そっくりでしょ? 顔も声も身長もスカート丈も制服も何から何まで一緒じゃない!?」

「おっぱい……」

「そっくりでしょ何か間違ってるの!!?」

 

 びしっとツヅリに指を突き付けて「さあ追うわよ!」と宣言して走り出す私の背中に、ツヅリがぼそぼそと何か言ってる。「肉まんもない」とか「おもちのメロン」とか「ぷくーって伸びて垂れてる」とか色々聞こえるけど、生憎胸の大きさで肩こりに悩まされた経験はないから特に問題はないのっ! あの私の偽物だってバルンバルンしながら全然疲れてなさそうだし、立ち姿もそっくりじゃない!?

 ちらっと見たらツヅリがなんか生温かい目を向けて来てて、それにも抗議したいけどラチが明かないわね。そんな訳で、春彦君の追跡に集中する。

 

 と思っていたのだけど、ことはそう簡単じゃない。

 なんか移動中にめちゃくちゃ戦闘員みたいなの? が出て来るし。アレよね、一つ目の仮面にギプスみたいなの色々つけてるデザインがどう見ても『オマモリ隊』に出てくる悪役組織「ノロイ隊」みたいな感じって言うか。色が赤と青といるのはよく理由はわからないけど、まあ良いわ。

 

 暴漢みたいに襲い掛かってくる連中を相手に、流石に手加減してツヅリの術を放つ。迷わず放つ。流石にちょっと心の力を手加減しながら術を放ったけど、倒れると同時に漫画本になっていくから、これって何かしらの術?

 しかも何と言うか、大学構内に平然と紛れ込んでいて全然春彦君たちの後を追えない……! 他の学部生たちは「おっ映画撮影か?」とかみたいな感じで平和ボケしてて、私も私で本当の事情を話せなくって頭が痛い。

 ツヅリがチャーブルを一つ、彼の追尾に使わせてくれたけど、それでも全然追いつけない……!

 

 それでも何とかどうにかこうにか切り抜けてたどり着いた先、大学裏側の山の方の森。私と春彦君たちが最初に戦ってたあのあたりで。

 

「は・る・ひ・こ・きゅん♡ そろそろお願い聞いてくれる気になったぁ? ねぇ、だっちゅーのっ」

「古ぅ!? って、いや今時古くもないのか……? いやわからんが、お、おぉ……」

「よければお顔を挟んであげようか?」

「ハイ(即答)」

 

「――――って待ちなさいって、流石にッ!?」

 

 あの偽物いったい何をしてくれちゃってるの――――!?

 セーラー服の上を脱ぎ捨てて上はブラ一丁でまあ、その、えっと、うん、私よりちょっと大きいし深い谷間ね! そんなのが丸見えな感じの恰好で、春彦君にくねくねしながら迫って、あまつさえ両腕を広げて「かもん♪」とか言っちゃって!? 私の貞操とか尊厳なんだと思ってるの~~~~!!!

 春彦君も春彦君よ、クレヨ〇し〇ちゃ〇みたいな横顔して鼻の下のばしちゃって、でれでれしながら一歩一歩歩み寄って!

 

 思わず人相手にツヅリの術を唱えてしまった私は、絶対悪くない。

 術の後、意識が戻ったツヅリが狐のお面をずらして「お姉ちゃん……」って呆れた目を向けて来てたけど、私わるくないし。悪くないもん。

 

「げ……、現代の人間というのは、げに恐ろしきよね。

 きゃるん♪ たまきぃ、いと事醒むぅ(めっちゃドン引き)~」

「アンタのキャラがわかんねぇよ……。いや、偽物なのは最初っからわかってたけどさ。おっぷ」

「こん? あらあらまあまあ」

 

 ってだから春彦君!?

 どさくさ紛れに何となりの偽物の方に倒れ込んでるわけ!!? しかも顔が、顔が…………! ちょっと顔かたちも全然一緒なんだから、まるで私があなたにセクハラされてるみたいじゃない! 恥を知りなさい!

 

「『リュウス』ッ!」

 

「こぉおおおおおおおお――――――――んッ!!?」

「ボィイイイイイイイイ――――――――ンッ!!?」

 

 よし、悪は成敗したわ。

 ツヅリも今回は「お兄ちゃんそれ、良く、ない」って言ってくれたし、今度こそ完璧に悪は滅んだわ。

 

 ……なんとなくガッツポーズ決めてる私に「流石に下着は違うのな」とか言ってくる春彦君は、この後いったいどうしてくれようか。何? 欲求不満なの? ちびっ子が家にいるから発散させられないの? 発散とか女の子に言わせてる時点でだいぶセクハラだけど、そんなに制御が利かないモノなんてちょんぎっちゃいなさい。

 ツヅリにコソルドの短刀を出してもらおうかしらと結構本気で殺気を込めていたら、春彦君が突然立ち上がって身体をびしってして「市民! 私は幸福でありますハイ! 邪な感情など全くございませんハイ!」とかものすごく大声で言ったりしてきて、それはそれでよくわからないわね。

 

「お兄ちゃん、やっぱり、胸が……」

「今何か言った? ツヅリ」

「――――!? こ、こぉん」

 

 さっと狐のお面で顔を隠して、ツヅリは私の笑顔から逃げた。

 何かあったかしら? 不思議よね~。

 

 ただ倒れた春彦君はともかく、術のお陰で何かもう色々見てられないくらい服だけすごいことになってる恰好の偽物の私(春彦君が起きたらまたリュウス一発する予定)が、頭を軽く押さえて肩をすくめた。

 

「その仮面、懐かしい…………、清明のおじさまが作ってたやつかしらねぇ。

 ()()()の時にちょっと使ったけど、それが墓守の一族の系統に回るとか。因果は巡るというべきか……」

「二度目?」

「まだ知らなくて良い話よねぇ。さて――――『ヴォルク』!」

 

 そして彼女は、ぽん! と音を立てて姿を変える。

 見た目は私と同じ位かもっと大人。顔立ちは愛らしく、でも切れ長の目がちょっと印象的。やや尖った両耳が、前髪がぱっつんとした姫カットの左右から見えて、なんならちょっと額も見える。

 そんな彼女の恰好は……、えっと、何? 何て言ったら良いのかしら? 改造チャイナドレス? 踊り子? それとも巫女服!? それにしちゃスカートものすごいミニミニだし、胸の大きささっきと全然変わってないじゃない!? 詐欺よそれ!

 

「本もパートナーもないのに、術使えるんスね……」

「ん~? 何々、色々と情報探ってから色々するタイプかしらねぇ、貴方。まあ知ったところで大したことない情報だしぃ~?」

 

「お姉ちゃん、怨霊さん達……変、コン」

「えっ?」

「みんな、あの子ばっかり見てるコン。言うこと聞いてくれるけど、よそ見して危ないコン」

 

 そして私の隣で、ツヅリがちょっと焦ってる。コンコン言ってる語尾はともかく、よそ見って言うのはよくわからないけど……、って春彦君今日本当ちょっとどうしたのよ!? あなた、倒れたまま思いっきり見上げてそのタマモの怨霊? らしいやつの袴の下、見てるのとか、どう考えてもおかしいでしょ!?

 後その驚愕顔、何!?

 

「履いてない、だと…………?」

「えっ?」

 

 完全アウトでしょーがっ!!? あらあらとか言いながらくるりと一回転するタマモもタマモでどうかしてるわッ!

 

「――あらいけない、脱いできてしまったかしらねぇ。だけど好きでしょう? こういうの。

 部屋によく遊びに来てる女の人相手に、メイド服着せたり裸エプロンさせたりしてきゃっきゃうふふと――」

「いや、裸エプロンまではさせてないっスよ!? せいぜいスク水エプロンくらいっスよ!!?」

 

 春彦君じゃないけど、ちょっと何言ってるかわからないわね。

 女の人……? 私別に、春彦君にメイド服着ろとか言われてないし。っていうかメイド服って、えぇ……? 裸エプロンもちょっと引くけど、いやそれは…………。

 困惑する私に、彼女は手を向けて。

 

「『ボル・ラ・ブルク』!」

 

 ……次の瞬間、彼女のすぐ隣に「私がいた」。いや、半透明な私の姿映しみたいな何かって言ったら良いかしら。こう、ホログラムみたいな感じになってる。それを見てツヅリが仮面をずらして、目を大きく見開いている。

 そんな私のホログラムみたいなのが、タマモ? の耳に口を近づけてコソコソと…………。

 

「……あらあらそんなにドン引きしたら可哀想よねぇ。っていうか~、いとむくつけき(めっちゃキモい)? な感じのところ申し訳ないけど、世の中の男の人なんてそんなものだもの~」

「最っ低!」

「お、おぉぉ…………」

 

 私の一言にしなびれる春彦君と、クスクス楽し気に笑う彼女。と、倒れたままの春彦君は唸り声をあげる。そんな彼をみてますますドン引きした顔になるホログラフィックっぽい私の姿は、数秒もたたずに掻き消えた。

 胸に手を当てて、軽く会釈。

 

「では~、ハジメマシテ? たぶんかつて玉藻天后(タマモテンコウ)なんて御呼ばれしてた、タマモちゃんで~~~す、キラッ☆」

 

 そしてすぐさま、きゃぴきゃぴとポーズをとって来た。マジ意味わかんないんだけど……。

 性格というか振る舞いと言うか、つぎはぎというかしっちゃかめっちゃかというか。

 

 そしてそんな彼女は右手をこちらに構えて。

 

「貴女たちに恨みはないけど、()()()()? って人からの依頼で仕方ないのよね~。

 というわけで、『ガポルク』!」

 

 次の瞬間、右ひじから先だけが映画とかで見るマシンガンみたいなのに変化した。

 えっ!? いやちょっと、えっちょっと待って!? 左手で右ひじあたりから伸びる持ち手を握って、引き金を引いて――――。

 

「おおおおお、お姉ちゃん!!?」

「どど、『ドラクエア・イシルド』!?」

 

 ギリギリで対応で来た。次の瞬間、展開された五芒星の半透明な盾に対して、ものすごい勢いで銃弾が…………、って本物じゃないのそれ!? いや本当に待って待って意味わかんないから、マジで何が起こってるの!!? いくら何でも殺意高すぎじゃない!!? 思わず噛みそうになっちゃたじゃないっ!

 そしていつもなら盾から出て来るはずの怨霊も出てこないし、結果としてあっちの猛攻は続いてる。

 

「あーたぶんですけどこの()()()()()、チャーム……、見た相手を強制的に魅了して骨抜きにするような洗脳能力持ってると思います。俺も流石にここまでオープン助平じゃないし、ツヅリの怨霊だってそんな機能しないなんてこと、早々ないでしょ?」

「何そのたまご〇ちみたいな可愛い呼び方に反した恐ろしい話!!? というか股間のそれ! 隠しなさい! 落ち着けるか隠すかしなさいッ!」

「無茶を言う……。そんな露骨に股間弄りだしたら変質者でしょうに。こんな苦しいのに……」

 

 なんか明らかに()()()()()()()春彦君のそれに文句を付けながら、気絶してるツヅリを背中から支えつつ考える。

 ポルクって、パルコ・フォルゴレのパートナーのキャンチョメ君のアレと一緒でしょ? 見た目だけのハリボテ変身でしょ? 何でちゃんと攻撃がこっちに通るようなことになってるの!!? そんな一文字ついただけで術の効果なんて変わる!!?

 ……変わるか。ガッシュ君のザケルガとか。というかザケルガなんて直球で「ガ」ってついてるし。タマモの使った術はガポルクで、こっちも「ガ」がついてるし。

 でも実際対策なんてどうしようかしらと。怨霊なんてツヅリの意識がないと、あんまり言う事きいてくれないみたいだし…………。そんな風に考え込んでいると、春彦君が「ちなみにっスけど」と大声で声掛けしてくる。

 

「たぶんなんスけど、さっきの分身って――――おっぷ」

「あらあらまあまあ~、いけませんよぉ? 館長さんの元に来ていただく以上は。ま、その間サービスしてあげますからぁ」

「ぱァぃ、ぱァぃ」

「春彦君――――――――!!?」

 

 ダメだ、もう彼は敵の手に落ちた。倒れた春彦君は身体を持ち上げられ、小さい子でも抱きしめる様に背後から頭を胸に挟まれて抱きしめられて、幼児化してる。悪の道へと進んでしまった以上、頼りになる先輩としては引導を渡してやらねばなるまい。流石に殺しはしないけど、ちょっといくら洗脳? されたからって、あそこまで使い物にならないのはどうなの? レイラちゃんから噂に聞く、デボロ遺跡上部での決戦時の恰好良かったらしい春彦君はどこへいったの!? お姉さんは悲しいわ?

 

 

 

「こーんこんこん! ――胸のカップを後5つ上げないと、射程圏内にすら入らないから言う事聞かないかしらねぇ」

「ちょっとアナタ、絶対ぶっ飛ばすわよっ!!!!」

 

 

 

 相手の煽りに本気で怒った。思わず叫んだんだけれど、それとと同時に銃撃が止んだ。ツヅリもすぐに意識を取り戻したので、今度こそ反撃よ! と彼女に声をかける。ただそれと同時に、私とツヅリは一瞬言葉に詰まった。

 

「「タマモが、二人……?」」

 

「ね~、んね~♪ 良~い子~はね~んね~♪」

「準備完了、かしらねぇ」

 

 そう、タマモが「二人いる」んだ。

 片方は銃から戻った右腕を撫でながら、私たちを見てにこにこ微笑んでいる。

 片方は春彦君に、とても少年誌じゃ見せられないようなサービスをしてて(何やってんのよ本当……)、そっちはどうでも良い。いえ、明らかにこっちを見て勝ち誇ったように胸を強調しながら左右で春彦君を()()()いたりする様にはなんか殺意を抱くんだけど、そっちよりも何よりも。

 

 彼女たちの背後に、()()()()()()()()()()()――――。

 

「分身、ここからは引き継いでもらいたいわねぇ」

「問題ないわ。っていうか~~~~、いと功を奏す(めちゃくちゃ作戦成功)?」

 

 お姉ちゃん、とツヅリがまた私の方を見て。咄嗟に「フォルス・ギガチャーブル」の術を捻出で来た自分をほめてやりたい。ただそれくらい、あの背後のヒトダマに対して私は恐怖を抱いていた。

 だってあれって、まるでツヅリのチャーブルのヒトダマのような――――。

 

 

 

「――――『セツオウ・チャーブル・ガポルドン』!!!!!!!!!」

「――――――――ッ! 『チャーブル・エムルドン』!!!!」

 

 

 

 そして、咄嗟に相手に合わせて、一応の最大術を放つ。

 ツヅリの口から放たれた、怨霊が寄り集まった大きな火炎に対し。

 銃を撃っていた方のタマモが変貌した、巨大な九尾の狐が、大口を開けて襲い掛かって来て――――。

 

 

 

 

 


・そっくりな偽物(鋼の意志):

 自分が諦めない限り負けたことにはならないそうなので、化野はずっと自己催眠するかのように、胸がバルンバルンいってるタマモの変身した化野を自分そっくりと言い放ってる。これにはツヅリも生暖かい目。

 

・タマモのハニトラ:

 露骨を超えた露骨だけど、たぶん漫画描写だとデフォルメ絵で雑に済ませる感じ。ただあからさまに化野の胸の貧しさ(断定)を揶揄するような色仕掛けなので、清麿のザケルツッコミのごとく化野のリュウスツッコミが炸裂するのも致し方ないし。

  

・タマモ:

 二尾の狐(ややデフォルメ)、およびスタイル抜群童顔姫カット低身長美少女な二種類の姿を持つ。美少女時は耳が若干エルフ耳。ぶりっ子だったりギャル風だったりな振る舞いで誤魔化しつつも、地の性格は冷徹。ハニトラも辞さずに目的の為なら手段を択ばない狡猾さ? もある。なおパートナーだった安倍晴明には恩義があり、宮中で彼の式神としてふるまうため、ちゃんと淑女的振る舞いや女中的振る舞いも覚えている。このあたりビクトリームとは勝手が違う(あっちはTPOを考慮せず常にビクトリーム)。

 術系統は強化系(変化)。キャンチョメと同じ系統だが、こちらはどちらかというと変身寄り。

 

・パートナーもなく本もないのに術が使える:

 詳細はたぶん次回。「魔界のブックマーク」をプレイしてればなんとなく想像つくかもですが……。

 

・裸エプロンかスク水エプロンか:

 大体春彦をからかう(?)目的な暇を持て余したミールの遊び。余罪?追及するのはまだ早いということで…………。

 

・銃に変化したタマモの腕:

 後述の術で春彦と化野の精神を参照し、もっとも恐ろしいだろう武装で攻撃してる。

 春彦にとっては本気の本気でトラウマな銃撃戦で、化野については新しくトラウマ製造をしているので、タマモも普通に性格が悪い……。

 

・ギャグキャラ堕ち春彦、引き続き:

 いくらなんでも「チチをもげ!」を歌って踊ってるわけでもないのにそこまでのオープン助平ではない(と思ってる)ので、自分の状態がおかしいことには気づいてる(つもり)。それをもとに怨霊の話とを相当しメタ読みした情報を化野に与えているが、果たして……!

 

・化野の本作春彦への感情:

 恋愛感情とかそういう話にはなってない。二人してツヅリとスギナを見守ってニヤニヤしてる厄介系保護者な関係だが、それはそうとしてコンプレックスを集中していじられればキレし、アレな描写が続けば引く。

 

・九尾の狐:

 割と最初からこれをやろうと思っていた。術効果については後述。

 

 

 

【ここまでで登場した術】(※数は術の取得順)

 

タマモ編……「強化」属性(変化)。キャンチョメのように特殊な脳を持っている訳でもない、ごく一般的な変化。固有能力として、現在の姿に応じた形で強烈な魅了効果がバフされる(普段の姿も対象に入る)。例えば樹木に化ければ、その木はただの木だというのにものすごい存在感を放ち、道行く人々の視線を引く。

 

①ポルク:

 キャンチョメ同様、第一の変化術。

②ブルク:

 自分自身の分身を作り出す(最大4体)。作り出した分身は視界に入っている範囲で操ることができ、チャーブルのヒトダマを憑依させることでさらに遠距離からも操れる。

③ヴォルク:

 狐の姿と美少女の姿を切り替える。魔物固有能力としての姿の切り替えだが、身体の変化が大きすぎるため術扱いになっている、と本作では扱います(糊とハサミみたいに)。

④ガポルク:

 ゲームに出てくるタイプの変化形の術。外見だけでなくへ変身する物体の性質を高い精度でトレースする(例えば高嶺清麿に変身すれば、本物ほどとは言わずとも超天才になる)。

⑤ボル・ラ・ブルク:

 対象を一人指定して、その一人の魂を複写した分身を生成する。

 主に情報収集用の術だが、こんなものが術として出てきている時点で性格が悪い。

⑥チャーブル:

 基本はツヅリのチャーブルと同様。ただしツヅリと違い、チャーブルを追加で唱えるとヒトダマからもさらにヒトダマを分裂させることが可能。

⑦セツオウ・チャーブル・ガポルドン:

 巨大な大狐となって襲い掛かる。チャーブルでチャージしていた分のヒトダマに合わせて尾の数が増え、9つある場合に威力が最大に。

 ビクトリームとは大体5つ分までチャージしての対決だった(9つまでチャージする隙を作れないため)。

 

 

 

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