広い大地の片隅で眠る   作:黒兎可

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前回もそうなんですが、劇場版のサブタイは何か納得いってないので後で変わるかもです汗
 
今回もガッシュパート


P042.語れ! 涙!

 

 

 

 

 

「あれが、居眠り校長殿か……? レイラや清麿たち、置いて来てしまったのう……」

「ああ! 今度の誕生日で確か百万()()で二十六歳ってんだ。魔界の最長老の一人で、今の魔界の王より年上らしいぜ? 魔界小学校の校長会会長でもある。つまり魔界の王を選ぶ戦いに関する最終決定者ってことだ!

 ちなみにかつて竜族の長老になるかどうかって話があったらしいが、四六時中眠ってるもんだからその話はナシになった」

「詳しいのう、モップン」「本当な」「伊達に学校の備品じゃねーな」

「そのせいか知らないが今じゃ魔界最古の年齢かもしれねーからな。寝る子は育つ、長生き……って、学校の備品言うんじゃね!」

 

 ガッシュが「王を決める戦い」に参加したのはインチキか、そうでないか。

 真相を確かめようとはやしたてた子供たちに連れられ、モップンの案内のもとガッシュたちはひときわ大きな扉を開けて……重くてちょっとだけしか開かないがそもそも大きすぎるので十分人が出入りできる大きさであるが、そして中に入ってガッシュは言葉を失った。

 

 巨大な龍。その身の丈でゆうに学園の教師たち全員の身長を足しても足りないだろう巨大さ。頭部はどちらかといえば東洋龍のようなそれであるが、着込んでいる「いかにも」学園の長といわんばかりのゆったりした服の背中に、わずかに翼が入っていそうな空間がある。

 そんな「いかにもな」髭をたくわえた竜が、すーぴーと鼻提灯を膨らませて寝息を立てていた。

 

 あんなに眠っておってこの学校の仕事とか大丈夫なのかのう、と他人事のように不思議がるガッシュであった。

 

 そんなガッシュの横で、モップンが校長に叫ぶ。起きてくださいと叫び。…… 一回や二回で反応を示さず、何度も何度も叫び終いには「エビチャーハンぶつけるゾジジィ!!」とよくわからな叫びを上げたのを聞いて、ぐぅ、という巨大な腹の音と共にわずかに反応を示す。

 お腹が空いたのかのう、とこれまた不思議がるガッシュであった。

 

「校長! ちょっと聞いてくださいよ! ガッシュのやつ魔界に帰って来たんですけど、生徒たちがワイズマンが選ばれなかったのはインチキだって! ガッシュがズルしたんだって騒いでますよ! 実際どうなんですか! ケンカにでもなったら、今のガッシュの魔力だと、コイツら勝てませんよ!」

「えっ嘘だあ!」「弱虫ガッシュなんかにぃ~?」

 

 野菜っぽい魔物の子と豚っぽい魔物の子の反応を特に気にせずにいられるガッシュ。()()()()彼らを脅威に感じていないというのもあるだろうが、それよりも実際、ガッシュには興味があった。記憶がない自分から見たかつての自分。この場所でおそらく過ごしていただろう自分が、その天才ワイズマンを差し置いて選ばれた理由を。

 ワイズマン……天才というと清麿のことが思い浮かぶ。一人孤立して、友達たちが勝手に離れて言って、つんつんとしていた清麿。今でも少しその名残はあるが、人一倍考えが及ぶからこそ、人一倍優しくて、人一倍強い、大好きなパートナーのことを。

 

(私が言う事ではない。だが、さぞ悔しかったのではないかのう)

 

「……ウヌ!」

 

 もし会えたら、清麿にしたように友達になれないだろうか。だったらばこそ、なおさら自分と相手が無関係であって欲しいと。そうであるなら、お互いに向ける感情に色がついてないことになるのだから。

 そして、小声で……小声と言うにはあまりに巨大すぎるそれだが、校長は寝ぼけたように語り出した。

 

「フッフッフ、そうかそうか。その話か。はてどうじゃったかのう。……zzz」

 

「眠っちまった……最近最長で丸ひと月は眠ってたからなあ」

「ウヌ!?」「ダメじゃん、それ冬眠じゃんっ!!?」「居眠り校長あてにしちゃダメだよやっぱ!」

 

 子供達から散々な言われぶりであったが、対比として人間とありんこくらいのサイズ比があるせいか全く意に介さず眠り続ける校長であった。

 

 

 

   ※  ※  ※

 

 

 

 ガッシュの先祖だろう、そのダウワンという魔物について、レイラが知ってる情報は多くなかった。

 どちらかというとビクトリームの方が親交があったらしいというのが、意外というか何と言うか。

 

「あれでビクトリーム、顔が広いのよ。……あんまりあのふざけたテンションで、勝負にならないことも多いというか。それで下手に横のつながりはあるみたいだし。ミラコとか、タマモとか」

「タマモ、安倍晴明の魔物だったか……」

「そして、レイラもか?」

「…………ええ、そうねアル。あんまり認めたくないけど」

 

 ぷい、と顔を背けるレイラに苦笑いする俺とアルベール。三人で少し速足で階段を上っていると、何か声が聞こえる。学校長らしい相手と話して、ごまかされたかしたらしく。ああやってガッシュがズルしたのを誤魔化してると囃し立て、あまり気分が良いものじゃない。

 思わず足早になって階段を上り、叫んでやろうとしたが──────。

 

 

 

「────そんな訳ないじゃない! ガッシュがどれだけ優しいかも知らないで、ガッシュはそんな悪い子じゃないもの!」

 

 

 

 ウヌ!? と驚いた声のガッシュ。俺も、その叫び声には驚いた。声に聞き覚えがあったからだ。

 いじめるような声を止めた少女の叫び声…………、はやる気持ちを抑えられずに俺はさらに勢いよく駆けあがった。

 

「相手にしちゃだめよガッシュ! みんなもそんなに僻んでる暇があるなら、上位術の一つでも練習して────」

 

 

  

「「う、うわ~~~~~~!? お、お、鬼のコルルだ~~~~!」」

「ちょっと! その変な呼び方はティオだけにしなさいよ! 私そんな怖くないもん! 首絞めないもん!」

 

 

 

 ……微妙にしまらない感じのやりとりになってしまったが。階段を上った先、声の聞こえた方角で脚を止めれば。そこには見間違えようもない、桃色のワンピースを着用した女の子の魔物が一人。

 

「コルル! お主、コルルではないか! って、あっ清麿!」

 

 喜ぶガッシュの声に、コルルは後ろを振り返る。半袖の恰好になってるのが時期的にちょっと寒くないかと思うのだが(※魔界は今の人間界よりちょっと寒い)、そんな彼女は俺とガッシュの間で何度も視線を往復させ、目を大きく見開いた。

 

「うそ、何でガッシュのパートナーさんまでいるの……? 負けたって訳じゃないの? レイコムとかを倒してるって聞いて、すごいびっくりしたけど、でも、」

「ウヌ! 私は母上に会いに来たのだ! アンアンのような、琴乃殿のような素敵な母上に!」

「えっ?」

「ウヌゥ?」

 

 久しぶりの挨拶をガッシュにかける余裕も無く、混乱してる様子のコルル。いや、そりゃ魔界に帰ったんだから居るかもしれないとはちょっと思ってはいたが、いや、それにしたって……!

 いじめっこの魔物たちは身体を抱き合ってコルルに震えてる。いや、何だろうキャンチョメが人間世界でティオを初めて見た時みたいなリアクションになってる気がするが……。というか、もしかしてあの口ぶりだとティオと友達だったのか? コルル。

 

 と、「何を騒いでるザマスか?」とこれまた身長が高い魔物。いや、こっちは高いと言っても人間であり得そうなくらいの背の高さというか。眼鏡をかけた、いかにも()()()教育ママ! みたいなマダム風というか、そんな女性っぽい魔物が。

 そして丁度、俺達の後ろには追い付いてきたアルベールとレイラも。

 

「あー、清麿? これは一体……」

「………………ダメなやつね、ビクトリームがどっかの島に行った時に、思いっきり罠に引っ掛かって首と胴体が両断された時みたいな感じがするわ」

「いや、それ首と胴体離れてもビクトリーム戻るやつだろ」

 

 

 

「────どどど、どうして魔界なのに人間が!? しかもこう易々と侵入を許すなど、魔界第七小学校始まって以来の大事件ザマス! みんな、捕まえるザマスよ~~~~~~~~!」

 

 

 

 かくして俺達は、コルルも伴って全員で逃げ出すことになったのだったが……、こう、何と言うか色々と大変だった。何が大変なのかといえば、そう。例えば────。

 

「ワンワカワカワカワーン‼」

「ヌゥ!? お主は……、誰であったか?」

「ワン!!?」

「いや、誰かはわかっておるのだが名前がわからぬというか……」

「ボークはゴフレ! ゴ・フ・レ・だよ~! ほーらほら覚えてなーい? 『ドルク』!」

「ヌッ!? お主、術が使えるのか!?」

『魔界に帰って来たんだから当たり前だろぅ? さぁお縄についてもらおうか、ワンワカワカワカワ~ン!』

――――(ナォーン)! 『パぺルト』!」

「ウヌゥ、ニャルラト!?」

『おうおう、このボクにたてつくとは良い度胸じゃねぇか……って、こ、これは! ボクの縄跳びダンス! オゥケー! レッペー・ダンッ! ワン! ワン! ────』

──(ニャン)! ──(ニャン)! ……、────(にゃん)!」

「済まぬニャルラト、助かったのだー!」

「あの子、お話できたの!?」

 

 例えば、仔犬のような姿をした魔物ゴフレが岩のような鎧で全身を覆われた狼のようになりガッシュに襲い掛かろうとすれば、仔猫のような姿をした魔物ニャルラトが光線を放ちその魔物を強制的に躍らせて時間を稼いだり。……いやアイツ、あんなキャラだったのか? ゴフレ。絶対何か違うだろ、オイ。コルルも何か驚いてるし。

 

「このエリートコンビが、お前達を捕まえてやる! 人間世界のようにはいかないぞガッシュ!

 行くぞマルス! ……マルス?」

「ひぃいいいいいい!? お、鬼のコルル…………!」

「『ゼルセン』!」

「グワーッ!」

「ウヌ!? コルル、お主術が……!」

「ちぃ使えない、こうなったらオレ様だけでも……! 『グランダ──────」

「『ドグラケル』!」

「あべシッ!?」

「ヌゥゥ!? お、お主たしかパプリオと一緒にいた……」「というか、まさか助けに……って違う!? 巻き込んで一緒に攻撃してきてる!」

「…………ヒゲのことはもう水に流してあげるけど、一応先生に言われてるしねぇ」

「「ヒゲ……?」」

「逃げるぞ!」「ヌオオオオオオオオ!」

「こっちよ! みんな!」

 

 まあ、うん。人型魔物二人、マルスとエシュロスが立ちはだかったと思えば片方はコルルに酷く怯えて、コルルからロケットパンチじみた術を撃たれてその場で伸びり。もう片方が襲い掛かろうとすればトカゲっぽい魔物の子が容赦なく爆発っぽい術に巻き込んで砲撃してきたり。

 

 何と言うか、レイラとアルベールは置いてきぼりなところがあるが。道中、知らない魔物も多かったがけっこうな割合で俺とガッシュが人間界で戦った魔物と遭遇した。ダニーとかはいないから多分年齢とか学校が別とかそういうのは有るんだろうが、確かに魔界に送り返した魔物ならそいうこともあるか、という納得はあった。

 

 道の誘導はコルルが(何か思ったよりもだいぶ足が速い!?)、アルベールを抱えたレイラがそれに合わせて並走、俺をかかえたガッシュが追跡する形。

 ただ敵対する訳にもいかず、こちらも術を使わない……というより、術を温存している状態だ。

 結果として追い詰められ、崖から落下した俺達を助けたのは────空中を飛ぶ、巨大な亀のような魔物。

 

 どうやらさっきのモップンと、一緒にいる小さい羽ペンみたいな魔物(?)が呼んできてくれたらしい。

 

「あらレイラじゃない! 久しぶりっ! そうよね、石化が解けたって今、お城で保護されてる子たちも言ってたもの、レイラも解放されてるわよね~!」

「羽根ペンさん……!? うそでしょ、まだ生きてたの? いえ、生きてるって言い方はおかしいのかもしれないけど」

 

 知り合いか? という俺達の言葉に「昔ちょっとね」と遠い目をするレイラ。……そうこうしているうちに、持って来たバッグに入ってるお菓子をモップンと亀の魔物が食べ尽くしたりして、ガッシュとコルルが涙ながらに絶叫したりといったことはあったんだが。

 

「しおりお姉ちゃん、元気だった……?」

「ヌウ……、落ち込んではおったが、それでもしおりお姉ちゃん殿も元気なのだ! コルルが魔界で頑張ってるなら、前を向かないといけないと言っていたのだ!」

「そう。……ありがとね、ガッシュ」

「うむ! 私は優しい王様にならねばならぬのだからな! ……私だけではない、ティオも、キャンチョメも、ウマゴンも、みんな誰が勝っても、優しい王様なのだ!」

「うん、うん! うまご……って、ティオ! よかった、ガッシュと合流したんだ~」

「ヌウ? コルル、お主ティオとは…………」

「友達なの! 大親友! そっか、ガッシュまだ記憶が戻ってないのね……。昔、三人でよく砂場で遊んだりしたもの」

「そうなのか? すまぬ、やはり思い出せなくて……」

「大丈夫、大丈夫! …………でも、ガッシュがやっぱりここにいるのは、大丈夫じゃないかも」

「ウヌ?」

 

 コルルの疑問に、その疑問がよくわからず返すガッシュ。

 モップンや羽ペンも、そのことが気になるのか問いただしてくる。それに対して、ガッシュは「母上に会えると聞いてきたのだ!」とその一点張り。

 

「本当に、会えるの? でも確かガッシュって…………」

「どうしたのだ、コルル────」

 

「……! 何か来るわ、みんな!」

 

 そして、レイラの警戒とともに聞こえてくる馬の蹄、オペラのような重厚なテノールのコーラス。

 地響きと共に放たれる闘志(プレッシャー)は、足元、地面の方から放たれている。

 

 何だあれは、と思わず魔本を手に取る俺と、どこからか聞こえる「黒騎士様のお通りだ! どけどけ!」の声。

 

「黒騎士!? 何者だそれは」

「清麿って言ったか? 黒騎士様は魔界最強の英雄、馬脚戦士の一族筆頭騎士! 平和を守る正義の味方で、曲がったことと曲がった道が大嫌い!」

「何で道……?」

「ウヌ、魔界のカマキリジョーなのだな! ヒーローは恰好良いのだ!」

「カマキリ……?」

「春彦の奴が詳しそうだな~」

「そういうことね、ガッシュ! ……でも、何でこんなときに黒騎士様が────」

 

 コルルの疑問に丁度良く、応える形で現れたのは。飛ぶ亀の魔物に並走するように飛翔する、フクロウのような魔物。魔物は俺達をちらりと見て「こちらです黒騎士様!」と叫ぶ。

 状況から考えると、学園からの追っ手? いや、モップンの言っていた情報からして黒騎士はしいて言えば自警的なことをしているのだろう。とするとそこに連携があるとは考えづらい。単独で黒騎士がこちらに来る要因、何かあるのか?

 駄目だ、情報のピースが足りない。考え始めて()()()結論が出せないことを直感してしまった。

 

「あの土煙、何だか俺達目掛けてきてないか……!」

「────当然だぜ、どっからどう見ても()()()()()()()()()()()()連中なんざ、黒騎士様のところから本を盗んだ泥棒に決まってるだろぃ! 大人しくお縄につけってんでぃ!」

 

 盗んだ!? 驚く俺達にそんなことしてないと言うガッシュ。そもそもそんな時間なんてなかったと言い張るレイラにすら「しらばっくれるなぃ! 言い訳は全部後で聞くぜぃ!」と叫ぶフクロウ。

 鳥型の魔物、なんとなくペニ、春彦さん達と一緒に戦った時の魔物のことを思い出すが、声の感じからして魔物の子ではない。やはり学園からの追跡者とは考えづらい。

 

 モップンが亀を誘導して、右へ左へと逃走を図るものの。迫りくる土煙の速度は衰えを見せないどころか、段々とその姿が見える距離まで迫ってきている。

 情報を少しでも集めるために、まずは姿を確認しようと亀から乗り出した俺が見たのは。

 

「Aa────────────♪ 『ランズ・ゼモロディオ』!」

 

 巨大な漆黒のケンタウロス。騎士鎧のようなものを身に着け、黒い長髪をたなびかせた、鋭い眼光に食いしばった歯の「いかにも」なインパクトある姿。

 その魔物が手に持っていた槍を構えて……。

 

「いけない、みんな伏せて!」

「────っ、清麿しっかしろ!」

 

 ぼうっと相手を観察していたせいで、一瞬動きが遅れる。それでもアルベールとレイラが倒したお陰で、亀の甲羅にしがみつくことは出来た。 

 黒騎士の放った槍は、亀を掠めすらしなかった。だがそれが「あえて」だろうことは、その次に訪れた衝撃波で嫌でも思い知らされる。

 

 回転する竜巻、槍が通り過ぎた直後に生み出されたその強烈な空気に叩きつけられ、動きを大きく乱された亀。

 

「……! アルベール、レイラ! 亀の下方2メートルくらいに5秒後、ミシルドを!」

「ミシルド!」

「えいっ!」

 

 とっさに状況を計算して、落下しかかっている亀の動きをガイドするような形で上に向ける様、絶妙な角度でレールのように盾を張ってもらう。……これだけの指示なのに恐ろしい程にすんなりと術を行使して、しかもちゃんと言った通りに成立している辺り、俺の言葉に対する二人の迷いのなさというより、あれからアルベールたちがしっかり信頼関係を築いているということなんだろう。

 

 そして無理やり、また現れた崖の上へと対比した亀と……、後方で何か、激突するような大きな音。

 

「ま、撒けたのか……?」

「黒騎士様はなぁ…………、急な方向転換ができないんだ。だから急カーブとかみたいな曲がった道が大嫌いだってなあ」

 

 嗚呼なるほど、だから曲がった道が嫌いなのかと。今回の場合は「三次元的に」曲がった道ということになろうだろうから、確かに対応は難しいのだろう。

 

「ヒーローにも弱点があるのだな」「世知辛いものね」

 

 ガッシュとレイラの感想に、思わずアルベールと顔を見合わせて苦笑いしてしまった。

 

 

 

 

 


・校長先生=竜族?:

 あの見た目と異様な長寿さからして、本作では竜族扱いになっております。よく眠ってるので、もしかしたら「夢」属性の魔物とかなのかもしれない。

 

・王を決める戦いの敗退者の集結:

 筆者的にこの編をやりたかった最大の理由。「最後の10人になるまで」の魔界の描写として劇場版の風景のつじつまを合わせるなら、ということで。負けた魔物の子は普通に学校通いさせられてるイメージとなります。なので先生から「捕まえろ」と言われたら総出。たぶん、セリフはないけど背景みたいな感じで刀構えたシスター風のタオリもいる(ガッシュと絡みがないのでセリフなし)。

 なおパートナーの人間がいないので、魔物によっては強力な術が使えない子も多くいるイメージです(ブラゴあたりがギガノ級ギリギリなイメージ)。

 

・鬼のコルル:

 帰って来てからコルルについた本作での呼び名。人間界から戻って来たマルスを相手に、ティオ相手にやらかしたことを聞いてちょっとプッツンしてギッタンギッタンにしちゃったかなという解釈がベースになります(爆)。コルルの戦闘用人格が、彼女の術系統によってちゃんと存在している要素らしいことから「友達のために本気で怒る」となれば、それ用にちゃんとゼルクが発動て戦えたイメージ。逆説的に、ゼルセンは身体強化ではないので、人格変容なしに単体でロケットパンチを放てるかなということです。

 

・黒騎士様のテノールオペラ:

 劇場版での黒騎士様のBGM演出より。本作では黒騎士様本人が歌ってます(!?)。映画でのオウルの解説だと、クール系に見せかけて割と熱血だしお茶目っぽいので、その片鱗。

 

 

 

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