転生したら五河琴里だった女子高生と魔防隊四番組組長の悶々   作:XIYON

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次の話かと思った?けど、今回は少しだけ過去の話です。


・番外編
・純牙編 覇王の進軍


 

ある話をしよう。優希が魔防隊に入る前どころか…まだこの魔防隊には零番組が存在せず、四番組がまだ公にされていない時の頃だった。

 

???「ごめんね純牙くん。急に呼び出しちゃって。」

 

純牙「いいんだよエレン。俺も何で来たのかは何となく理解はしているからさ。」

 

エレン・M・メイザース。魔防隊の理事長。その存在は総組長である山城恋も知らない。そもそも、魔防隊が彼女の指示で動いていること自体が誰も知らない。俺と陽斗たち四番組を除いて…

 

エレン「今回はある依頼を頼みに来たの。」

 

純牙「依頼?」

 

エレン「蒼雷島を知っている?」

 

純牙「表向きは観光で人気な島だが、その裏では日本最大のヤクザ『甲帮(こうぱん)』が牛耳っている場所だろ?俺たちの界隈じゃ有名な場所だよ。」

 

エレン「それだけじゃないわ。ソイツらが裏で『桃』の違法販売したことも問題になったわ。」

 

純牙「あぁ…だけど、蒼雷島の事件はもう解決しただろ?なのにどうして?」

 

エレン「数週間前、蒼雷島でとある女性の遺体が見つかった。死因の結果は桃の暴飲暴食よ。」

 

純牙「桃の暴飲暴食だと?」

 

エレン「魔都の桃を沢山と食べ続ければ勿論、人体に害をなす。桃は1人あたり1つだけで十分なはずなのに…あれほどの量の桃を食っていたらたまったもんじゃないわ。」

 

純牙「この青い線のようなもの…まさか。」

 

エレン「えぇ…奴らが突如違法栽培していた青い桃よ?」

 

純牙「蒼雷島で違法な桃の栽培か…」

 

エレン「今回の件は純牙くんにお願いしたいのよ。」

 

純牙「どうして組長の陽斗にお願いしないんだ?」

 

エレン「あの島は…陽斗くんには刺激が強すぎるからよ。」

 

純牙「あぁ…(察し)」

 

エレン「分かったわよね?」

 

純牙「あぁ、ドスケベ条約だな?」

 

ドスケべ条約…まぁ、あまり詳しくは言えないが、この条例が適用されたせいで島中はやりたい放題。まぁ、元々は蒼雷島の過疎化によって行われたことだけど…

 

純牙「ヤクザどもが作った桃の件でその条約が廃止になった…だが、その裏でも…」

 

エレン「えぇ、やりたい放題ね?」

 

純牙「お盛んだな…それで?俺にどうしてほしいんだ?」

 

エレン「青い桃の正体の解明…そして、蒼雷島で起きた殺人事件の真相を探ってちょうだい。手段は任せるわ。」

 

純牙「なら、こちらもやりたい放題にやらせてもらう。」

 

エレン「気をつけてね?あそこには魔防隊と同等の組織『ZHO』がいるから。」

 

純牙「分かっているよ。」

 

そういうわけで、俺は蒼雷島へとやってきた。めちゃくちゃバカンス気分全開の服装で…

 

純牙「潜入捜査…とはいいつつも、こんな状況で犯人を探すなんてなぁ…」

 

色々と状況が可笑しすぎるからあえて言わないが、船から降りた瞬間から辺りの男と女たちは猿のようにお盛んになっていた。

 

あぁ、もうめちゃくちゃだよ。

 

純牙「……」

 

辺りから女たちの喘ぎ声が耳に響く。

 

純牙「……」

 

俺はそれに耐えながらその真ん中を歩く。匂いは恐ろしいほどに臭っていた。香水と何かが入り交じっている。どうやら、目の前にある機械が原因らしい。

 

アストラルライザーを手に取った俺はガンモードでその機械を破壊。

 

純牙「今日からドスケベ条約は終了だ。」

 

そう言った瞬間、後ろにいる隊員らしき連中に銃を向けられる。

 

純牙「9mm口径の暴徒鎮圧用……ライオットか。」

 

礼「貴様、どういうつもりでこの機械を破壊したのかを分かってやっているんだろうな?」

 

郁子「アナタ、何してくれてるのよ!」

 

純牙「黙れ。お前たちが勝手にそんな条約を作ったのが原因だろうが。ま、もう既にドスケベな条約なんて廃止してるもんな?」

 

エレンが陽斗を連れて来ないのは確かに正解だった。ZHOの連中の服装があまりにも過激すぎる。露出度の高い特別な軍服を着けているとは聞いたが、まさかここまで過激とは…

 

郁子「私は信じないわよ?未だにドスケベ条約が廃止することなんて!」

 

礼「私もだ。この島の風紀を政府が完全に壊すなんて!」

 

桐香「お待ちなさい。」

 

郁子&礼「!?」

 

桐香「遥々と遠くからいらした魔防隊の隊員に失礼ですよ?それに、あの機械を使っていいと言いましたか?」

 

郁子「ご、ごめん桐香…その…」

 

桐香「お気持ちは分かります。ですが、この条約を廃止したのにはあの事件があったからです。」

 

礼「ですが、よろしいのですか?魔防隊の人間なんかをここに連れてきて…」

 

桐香「調査のためです。それに私たちもこの島で一体何が起きているのかが気になりますから。」

 

純牙「賛同してくれて助かるよZHOの皆様方。んじゃ、俺は調査をそのまま続けるからシクヨロ。」

 

そう言った俺はその場から例の女性が見つかった現場へと向かうのであった。

 

アイツが潜伏していることすらも知らないまま…

 

アヤメ「全く…到着して早々と問題を起こすなんて…ま、流石は私たちの副組長ね?……はっ、どーして陽斗に組長の座を譲ったんだか…ま、とにかくあとで合流しましょう…純牙。」

 




次回

・純牙編 牙と猫
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