魔都精兵のスレイブ 〜魔防隊四番組組長の悶々〜 作:XIYON
魔都で醜鬼と戦った私はある場所を訪れていた。
琴里「メグ、入るわよ?」
メグミ「あぁ、琴里さん。」
琴里「いつものをお願い。砂糖はいつもより増しで。」
メグミ「はーい♪」
私が訪れているこの『メグミ屋』は色々と売っているリサイクルショップ。実店舗と通販サイトの両方を経営している大倉メグミはこの店の店主で何故か転生者である私を心から受け入れてくれている。
すると私の目の前に藤色の長髪が特徴的で私服ざ赤いチャイナ仕様の上着と黒いスパッツを履いたへそ出しチャイナガールが現れる。
ナオ「また魔都に行ってきたの?」
員弁ナオ、文芸部の大学1年生。大学生の癖にチャイナ服を着ている彼女。実は私と同じ転生者である。
琴里「何よ歩く変態チャイナ。買い物にでも来たの?」
ナオ「その言い方やめてよ琴里…恥ずかしいんだから。」
琴里「冗談よ。それで?ナオはなんでここに?」
ナオ「あぁ、メグちゃんから聞いたよ?魔都に行ったんだって?」
琴里「えぇ、ジャマトの反応を追ってきたんだけどね?どうやらハズレだったらしいの。でもなんか戦い足りなくてね?偶然、七番隊が相手をしていた醜鬼を彼女たちの前で倒したわ。」
ナオ「あの力で倒したってことね?」
琴里「魔防隊は知らなすぎなのよ。醜鬼たちに専念し過ぎてジャマトのことを全然見てない。」
ナオ「そうね…でも私たちは醜鬼にも目を配らないといけないんだよ?」
琴里「分かってるわよ。」
メグミ「それに最近ジャマトが魔都に現れることもあるからね?」
琴里「そう、それが問題なのよ。」
私が以前、七番組の前に現れた際も魔都に反応があったジャマトを討伐する為だった。だけど向かった先は醜鬼しかいなかった。
ジャマトの姿は反応は愚か、いくら探してもなかった。そこで私がとった行動は…
琴里「魔防隊の連中に私たちの存在を認知させる。そして彼女たちはきっと私たちの目的を探るでしょうね?」
ナオ「もしかして、それでジャマトの存在を認知させるの?無茶が過ぎるわよ!」
メグミ「でも一か八か、やるしかないよね?」
ナオ「ちょっとメグミ!」
琴里「アンタはどう思う?」
大牙「( -.-)…zzzZZ」
琴里「寝てるし。」
メグミ「あれは仕方ないか…んじゃ、黎明の面倒は私が見とくから2人はジャマトの警戒を引き続きお願い。」
琴里「遊びに来ただけなのにまた仕事に行くなんて…面倒臭いわね。」
ナオ「はいはい。戯言はいいから早くいくわよ?」
メグミ「あ、待って。どうせ魔防隊に存在を知らしめるなら7番組に和倉優希って男と遭遇した方がいいかも。」
琴里「あの七番組にいた奴隷のこと?」
メグミ「彼は既に羽前京香の奴隷にはなっているけど、素質はある。」
ナオ「まさかライダーに変身させる気?」
メグミ「仮面ライダーは元々、男性が変身する物よ?」
琴里「それでも女性の変身者は増えてきた。」
メグミ「分かってる。だからこそこの世界には男性の力も必要だってこと。」
琴里「はいはい分かりましたよ。行くよナオ。」
ナオ「えぇ。んじゃまた後で。」
メグミ&大牙「行ってらっしゃい…」
「「……」」
メグミ「起きてたの!?」
大牙「今更?」
一方の和倉優希は七番組の夕飯の食材を買いに行った帰り、7番組の寮へ向かっていたのだが…
優希「ん?……誰だ!」
誰かが後ろから着いてきたことを知った優希は後ろを振り向く。そこには若い女性がフラフラと揺れながら歩いていた。そして彼女の腰には何故かデザイアドライバーが装着されていたのだ。
優希「そのドライバーはこの前、ドラゴナーが使っていた奴!?」
「ヘンシン……ヘンシン……ヘンシン…ヘンシン……」
優希「え……まさか?」
「変身。」
JYAMATO!
一般市民っぽい女性はなんとジャマトライダーに変身。その姿になった後、優希に近づいて攻撃を仕掛ける。
JYA-JYA-JYA STRIKE!
ジャマトライダーは腕に茨の生えた蔓を巻きつけて、優希にライダーパンチを放つが…
琴里「ふん!」
ジャキーン!
それを琴里がなんと防いだのだった。彼女は抑えたパンチを跳ね返し、刀で切り裂いて反撃に乗り出すが、ジャマトライダーに変身した女性は後ろへと下がっていった。
琴里「怪我してない?」
優希「は、はい…てか、アンタは魔防隊なのか?」
琴里「いいえ違うわ?私たちは魔防隊じゃ処理しきれないあぁいう怪物を倒すために行動してるのよ?」
優希「魔防隊が対処できないだと?」
琴里「エコバッグの食材を大事にしなさいよ?それ、七番組の夕飯に使うんでしょ?」
優希「あ、あぁ…」
すると優希の後ろから既にデザイアドライバーを腰に装着しているナオが現れた。彼女は琴里の優希の前に立ち、琴里と並ぶと…
ナオ「あれ、ジャマトライダーよね?」
琴里「随分と面白いもてなしをしてくれるわねジャマト。」
優希「ジャマト?」
優希の言葉に耳をかさない2人はレイズバックルを取り出したあとにデザイアドライバーに装填する。
SET!
琴里&ナオ「「変身ッ!」」
DRAGON!
SWORD!
READY? FIGHT!
優希「あ!この前の仮面ライダードラゴナー!アンタだったのか!」
琴里「話はコイツを倒してからよ!今は手伝いなさい!」
優希「手伝うってどうやって!」
そう言われた琴里は香水の匂いを嗅がせる。すると優希の姿は一瞬にして奴隷となった。
優希「おぉ!変身できた……って!魔都じゃなくて現実世界でやってるじゃん!」
琴里「安心しなさい。事前にアナタとこのジャマトライダーの場所に誰にも認知されない特殊な空間を生成している。例えアナタが奴隷と化しても羽前京香や他の魔防隊にはバレないわよ?」
そして後からゾロゾロと現れてくるジャマトライダーの軍団。それを見た私たちは…
琴里「さぁ、いくわよ2人とも!」
ナオ「えぇ!」
優希「なんかよく分からないけど、凄いヒーローっぽいことしてるっ!」
ナオ「ちょっとキツいわね?」
琴里「リボルブオンしてみるか。」
SET!
ナオ「私はそのまま!」
SET!
戦況を打破する為に私はモンスター、ナオはブーストを左側に装填したあと、私だけリボルブオンをする。
REVOLVE ON!
そのあとにレイズバックルを操作して自身を強化する。
"DUAL ON"
MONSTER!& DRAGON!
SWORD !& BOOST!
READY? FIGHT!
琴里「一気にいくわよ?」
そう言った私はもう一度2つのレイズバックルを操作し、必殺技を発動。そしてナオも同時にソードとブーストのバックルを操作する。
MONSTER!DRAGON!
victory!
Sword!Boost!grand victory!
私が先にジャマトライダーに接近した後にライダーパンチと下半身に纏ったドラゴンの足で連続キックを放ってナオにパスしたあとに彼女がライダーキックを放ってトドメをさすのだつた。
「ぎゃあああああ!?」
ドカァーーーン!
ジャマトライダーは断末魔を叫びながら爆発四散したのだった。それを見た優希は目をキラキラしながら見ていた。
優希「スゲェ…まるでヒーローみたいだ。」
その声を聞いた私はそのまま変身を解除、彼の前に立ってあることを言い放つ。
琴里「アナタが和倉優希ね?」
優希「え?どうして俺の名前を?」
琴里「そりゃこういう力を持つ私たちに魔防隊に男子が入ると聞けば驚くわよ。私は紅蓮琴里、彼女は員弁ナオ。」
ナオ「ここは一応、私たちのたまり場に来てもらうわ。ここで立っていたら魔防隊が動く可能性もあるから。」
優希「あ、あぁ…」
琴里「安心しなさい。七番組には私が安全に運んであげるわ。」
そう言った私たちは魔防隊からの目を惑わせるためにその場から立ち去っていった。
琴里「後処理は頼んだわよ?……純牙。」