転生したら五河琴里だった女子高生と魔防隊四番組組長の悶々 作:XIYON
ではどうぞ。
メグミ「えぇと…2人ともその男の子は?」
琴里「和倉優希、見ての通り7番隊の奴隷よ?」
メグミ「アナタまためんどくさいものを連れてきたわね!魔防隊で奴隷にされている男よ!」
ナオ「ほらメグちゃんが怒った。」
琴里「分かってるわよ。」
優希「えぇとごめん…君たちは?」
琴里「あぁごめんなさいね?私は紅蓮琴里、彼女は員弁ナオ、私たちは魔防隊が溢れ逃した醜鬼やこっちの街を脅かしているジャマトを倒すためにあぁやって動いてるの。」
優希「そのジャマトって…どうしてこんな街に?魔防隊はソイツらのことを知ってるのか?」
琴里「いいえ、一部を覗いて魔防隊の殆どはジャマトの存在を知らないのよ。」
ナオ「それに最近、魔都に存在する『桃』を改造して作り上げたジャマの実が悪い人間の手に渡っていて困ってるの。」
優希「ジャマの実?」
琴里「誰が作ったかは知らないけど、魔都の桃をジャマトを操っているヤツが手に入れ、それを解剖して作り上げたのがジャマの実…誰がなんの為に作ったのかは未だに不明なの。」
そう言ってメグミが取り出したのは透明のケースで頑丈に保管されていたジャマの実を持ってきた。それを見た優希は手に触れようとするが…
ナオ「やめといたほうがいいよ。そのジャマの実、普通の人間じゃ命の危険がある。」
優希「え!?そうなのか!?」
琴里「えぇ…これを手に取って食べるヤツの殆どは悪意を持った人間が食べるのよ。世の中に不満を持つ連中は男女問わずこの世界にはいるのだから…」
と、そんなことを話しているその時だった。魔都から繋がるゲートらしき物が突如として現れ、そこから2人の人物が現れる。七番隊の組長、羽前京香と副組長、東日万凛だった。
琴里「おっと…誰かと思えば…」
京香「なんだ。琴里か。」
日万凛「隊長、お知り合いでしたか?」
京香「まぁな?」
優希「え!?琴里お前京香さんと知り合いだったのかよ!?魔防隊の殆どはお前たちの存在は知らないって!」
京香「それは別の意味でな?」
優希「別の意味?」
琴里「私たちの存在を知っているのは総組長の山城恋に六番隊の隊長と七番隊の隊長、そして四番隊メンバーよ?」
優希「四番隊!?ちょっと待った!寧ちゃんが言ってたけど四は縁起の悪い数字だから入らないって!」
京香「表向きはな?だが、私たち七番隊と六番隊は知っていて、総組長である山城恋もこの四番隊の存在を黙認している。」
優希「そ、そうなんですか…」
京香「とにかく、私たちは近々、六番隊と対決する日が来るんだ。優希を失うわけにはいかん。」
琴里「あぁ…天花たちと一戦やるのね?」
京香「あぁ…だが問題は…」
琴里「彼女ね?」
日万凛「……」
優希「日万凛…」
京香「八千穂に重々と煽られたからな?どうしても負けられないみたいだ。」
琴里「ふーん…」
そう言った私ら日万凛に近づいた後、彼女に平手打ちをした。
パチン!
「「!?」」
優希「なっ!?」
ナオ「あぁ、始まったよ…」
メグミ「だね…」
琴里「アナタ…このままくだらない理由で東家に見放されていいのかしら?」
日万凛「あ、アナタ!」
琴里「東家が最強の一族だってことは私も重々承知しているわ。けど、肝心な時に結果が出せないなんてただ単に緊張して何も出来ないのと一緒よ!」
優希「ちょっ、琴里!」
ナオ「待って優希くん。」
優希「え?」
ナオ「あぁ見えて腐ってる彼女を修正させてるのよ。」
琴里「ま、どうするかは優希次第でもあるけどね?」
優希「え?俺?」
琴里「メグミ、あれあるわよね?」
メグミ「あぁ、純牙から渡されたあれね?今から取ってくるわ。」
そう言ったメグミが倉庫に向かい、ある1つの箱を取り出して戻ってきた。彼女はそれを優希に手渡した。
優希「こ、これは…」
メグミ「開けてみ。」
優希「は、はい。」
メグミに言われて渡された箱を優希は開ける。そしてその中に入っていたのは1つのドライバーだった。
優希「これは…琴里とナオさんが付けていたドライバー?」
琴里「まだ力を発現していないドライバーよ。ただ、普通のデザイアドライバーと違って可能性を秘めているの。どう使うかはアナタ次第よ?」
優希「俺の…ドライバー。」
日万凛「ねぇ優希?せっかくだからそのドライバー、スレイブの力を使えるか試してみない?」
京香「いい案だな?もしかしたら凄く強いのが出来そうだ。よし、今から特訓だ優希!」
優希「はい!」
一方の魔都では…
純牙「戻ったぞ?」
陽斗「純牙、どうだった?」
純牙「ここら辺の周辺は問題なしだ。」
陽斗「そうか。なら良かった。」
純牙「ふぅ……いいのか陽斗。日万凛と八千穂を見なくても?」
陽斗「八千穂は自分なりに日万凛を認めているんだよ。アイツは才能がある。ただ結果が出せないことが理由で落ちこぼれって言い張るのはおかしいと僕は思うよ。」
東陽斗、四番隊組長でその実力はプロ級、しかしその隣にいる副組長である天導純牙はそれ以上の実力を持っている。
陽斗「それで?例の3人の人型醜鬼は?」
純牙「今探しているところさ。ま、向こうがどう仕掛けてくるかは分からないけどね?」
陽斗「近頃、七番隊と六番隊の交流試合があるみたいだよ?」
純牙「へぇ〜……んで?見に来るのか?」
陽斗「妹たちの試合さ。見に来るに決まってるよ。母さんは来れなさそうだけど。」
純牙「あっそ…」
話を終えた純牙と陽斗はその場から立ち上がり、どこかへと向かうのであった…
次回
・対決