魔都精兵のスレイブ 〜魔防隊四番組組長の悶々〜   作:XIYON

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・対決

 

優希「さてと…」

 

琴里から通常とは異なる特別なデザイアドライバーを貰った優希はそれを腰に装着。中央にあるIDコアはまるでアギトのような姿をしていた。

 

優希「コイツが仮面ライダーになるための変身アイテムなのか?」

 

朱々「仮面ライダーの噂は隊長から聞いたけど…まさか本当にいたなんてね…」

 

日万凛「私も驚きよ。噂や都市伝説程度に聞いていたもの。」

 

優希「うーん…」

 

色々と考え込んだ優希はデザイアドライバーを腰に装着する。無窮の鎖(スレイブ)と何が違うのか確認をしてみるが、特に変わったことはなかった。さらに考えを纏めてみた優希は何かを閃いたのか京香の方を向いてこう言った。

 

優希「もしかして……ーー京香さん、手を貸して貰えますか?」

 

京香「構わないが…一体なにをするんだ?」

 

優希「俺の考えが正しければ…この状態で…!」

 

そう言った優希は京香の手に口付けをする。するとドライバーの右側に何かのバックルが装着され、待機音が流れ始める。

 

〜♪

 

優希「おぉなんかベルトから音楽が流れた!?えぇと…確かこの後はこう言うんだっけ…変身ッ!」

 

FLAME!Berserker!

 

READY? FIGHT!

 

優希「おぉ、これが俺の変身する仮面ライダー…」

 

日万凛「こ、これが…優希が変身する仮面ライダー…」

 

すると彼の視線に映っている一人称視点のモニターからそのライダーの名前が表示される。

 

優希「仮面ライダー……アギトスレイヴ?」

 

英語の大文字で書かれたそのライダーの名前に優希は自分に装着されたアギトの鎧に新鮮さを感じる。

 

優希「これが……仮面ライダーの力なのか。」

 

するとそこにある人物が異空間を使って現れた。

 

純牙「おうおう。なんか面白いことしているね?」

 

日万凛「え!?誰!?」

 

純牙「お、初めましてだな東日万凛。」

 

日万凛「え?どうして私の名前を…」

 

純牙「俺の組の長がお前のお兄さんだからな?知らないわけないだろ。」

 

京香「純牙か。何しに来た?」

 

純牙「あぁ、なんか面白いことしてそうだから見学しに来たんだ。」

 

日万凛「京香さんはこの人のことを知っているのですか?」

 

京香「あぁ、コイツは同期だからな?」

 

優希「京香さん。彼は?」

 

京香「紹介しよう。優希、彼は四番組の副組長、天導純牙だ。」

 

そう言われた純牙は顔を隠したお面を外した。それを見た優希は本当に男が魔防隊に入っていることに動揺を隠しきれてなかった。

 

優希「本当に男性の魔防隊員がいたんだ…」

 

純牙「よろしくなボウズ。」

 

優希「ぼ、ボウズって…」

 

京香「それで……今日きたのはただの暇潰しか?」

 

純牙「まぁ、そう言えばそうなるが……ちょっといいか?」

 

京香「む、あぁ…」

 

純牙と京香は一緒に外へ出たあとに2人きりで会話を始めた。そして純牙の一声で京香はすぐに驚いてしまった。

 

京香「なに?一般人が桃を育てているところを見つけただと?」

 

純牙「あぁ…ネットで人を集めている所謂ダークウェブで桃を育ててくれる奴らを集めているらしい。」

 

京香「だが、何故そんなことを?」

 

純牙「それだけじゃない…あの桃を育てている畑の一部でジャマの実も育てている。」

 

京香「!?ーーんじゃ、それらを育てている奴は…」

 

純牙「そういう力を人間に与えて組織を創り…醜鬼と魔防隊、両方を滅ぼす気だろうな?」

 

京香「天花には言ったのか?」

 

純牙「既に報告済みだ。恋に関しては今陽斗が報告しているところだろう。」

 

京香「そうか…だが参ったな。人の世界に現れて人を襲うジャマトになる実が今になって魔都で作られようとしているなんて…」

 

純牙「あぁ、信じられないよな。」

 

そして次の日、七番組と六番組の交流戦が始まった。

 

八千穂「ふっ、来たか日万凛!」

 

日万凛「悪いけど、彼は奴隷だから参加させて貰うわよ?」

 

八千穂「別に構わん。私様の東の辰刻(ゴールデンアワー)には勝てんからのう。」

 

日万凛「それは……どうかしら?」

 

八千穂「む?」

 

スレイヴドライバー!

 

優希は懐からスレイヴドライバーを取り出し、それを腰に装着。その後、日万凛の手に口付けすると、彼の右手にニンジャレイズバックルに酷似した青いレイズバックルが現れる。

 

そしてそれをドライバーの右側に装填する。

 

set!

 

優希「変身!」

 

Storm!Ninja!

 

READY? FIGHT!

 

優希はアギトにニンジャフォームを組み合わせ、そこにマフラーが付いた特殊な形態へと変化した。

 

八千穂「なっ!?なんじゃと!?」

 

日万凛「驚いた?これが彼の新しい力なのよ?」

 

優希「いくぞ日万凛!」

 

日万凛「えぇ!」

 

そう言ったあとに優希が八千穂に急接近し彼女を殴る。だが…

 

八千穂「東の辰刻(ゴールデンアワー)!」

 

八千穂が自分の能力、東の辰刻(ゴールデンアワー)を発動しようとする。だが事前に彼女の能力を熟知していた優希は現形態のスピードを活かして急接近。そして…

 

優希「遅いっ!」

 

八千穂「なっ!?(マズイ!能力を使う時間が!?)」

 

東の辰刻を使う瞬間に優希は八千穂の後ろに近づいたあと、回し蹴りを吹き飛ばした。

 

八千穂「おい!これでは私様とその奴隷との戦いになるではないか!」

 

日万凛「それはどうかしら?」

 

八千穂「なっ!?」

 

八千穂が後ろを振り向くとそこには銃を向けた日万凛が居座っていた。そう、優希は自分が八千穂に急接近したと同時に日万凛をお姫様抱っこし、後ろに近づいた瞬間に回し蹴りをして吹き飛ばされた場所へと日万凛を飛ばしたのだ。

 

八千穂「こんな……こんな型破りな方法が有り得るわけないじゃろぉー!」

 

天花「随分と派手に変わるわね?あの奴隷くん。」

 

サハラ「( ˇωˇ ) zzZZZZ」

 

天花「(にしても彼のライダーとしての能力は相当なものだわ…流石は琴里、彼をここまで強くするとはね?それとも……純牙が強くしたのかな?)」

 

そして七番組の面々も優希が見せるライダーの力に驚いていた。

 

朱々「優希やるじゃん!使ったことがない力をここで発揮するなんて!」

 

寧「あれほどの力を持ってるとは……凄いですね!」

 

京香「琴里がドライバーを渡しただけあるな…それに純牙が少し協力したのもあるか。」

 

そして交流戦には四番組の組長である陽斗と副組長の純牙が観戦していた。

 

陽斗「面白い力を手に入れたみたいだね?あの子。」

 

純牙「あぁ、悪くないだろ?」

 

陽斗「彼はどれぐらいの自身があるんだい?」

 

純牙「十分あると思うぞ?ま、俺には敵わないがな?」

 

陽斗「交流戦は始まったばかりだ。周辺の様子を確認しながら観戦しよう。」

 

純牙「あぁそうだな?……さて、楽しませて貰うぜ?六番組と七番組の交流戦をな?」

 

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