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食堂
購買部から徒歩で約5分……目的の食堂へとたどり着いた。
しかし、私達のグループが最後だった様で、他の皆はもう既に席に着いていた。
「どうしんだ堀北、随分と遅かったじゃないか?」
「まぁ、色々あったのよ……」
綾小路君に対しバツの悪そうな表情で返す。
「全員揃ったみたいだし、報告会を初めましょうか。ではまず私達が調べた、この食堂について報告します。」
坂柳さんが開会の音頭を取る。しかし食堂を1周見渡し、どうしても確認したい事が出来たので彼女に問い掛ける。
「ちょっと良いかしら?1つ確認したいのだけど……」
「はて……どうしたのですか堀北さん?」
彼女は首を傾げ、こちらを見つめる。
「貴方は全員集まったと言っていたのだけど、高円寺君は何処にいるのかしら?」
本来であれば、この場に居るハズの彼の名前を出すと、坂柳さんも「あぁ……彼ですか」と納得のいった表情を見せる。
「あぁ……彼でしたら、探索中に勝手に単独行動をとって何処かに行ったそうですよ。私は彼とは同じグループでは無いのでよくは知りませんが、詳しく知りたいのでしたら、同じグループの一ノ瀬さんにでも聞いて下さい。」
そう言うと彼女は一ノ瀬さんの方に目をやる。
「そうなの、一ノ瀬さん?」
「うん、そうなんだよね……『私は一人で探索した方が効率が良いのだよ』とか言って、どっかに行っちゃったんだよね……」
彼女は申し訳なさそうに呟いた。
「まぁ、高円寺には後で誰かが報告内容を教えてやれば良いんじゃないか?」
綾小路君が、彼女を庇う様に声を上げる。
「確かにそうですね。では、報告を続けますね。」
彼の意見に納得したのだろうか、彼女はそう言うと再び口を開いた。
「私達3人は、この食堂を調べていました。奥には厨房があり、冷蔵庫の中には、大量の食材が詰まっていました。その為、食料の心配は無さそうです。」
「いくら豊富っても此処には18人も居る……一体、いつまで持つんだろうな?」
龍園君が刺す様な視線を向ける。
「いえ、その心配は御座いません。厨房には毎日自動で食材が追加されるらしいので。……と、モノクマさんが言ってました。」
「……モノクマに会ったのか?」
「まぁ会ったっても、一方的に冷蔵庫についての説明だけして直ぐに消えてったけどな。」
神崎君の驚いた様子に橋本君が補足説明をする。
「では質問が無いようでしたら、これで私達の報告は終了とさせていただきます。」
坂柳さん達の調査結果は、食料は毎日補給される為、餓死する心配は無いという事だった。
「……では、次は俺達がトラッシュルームについての報告をしよう。」
坂柳さん達の報告が終了した所で今度は葛城君達が報告を始めた。
「トラッシュルームには巨大な焼却炉があり、ゴミを捨てる事が出来る。……ただし、普段はシャッターが閉まっていて焼却炉には近寄れない様になっている。」
「シャッターが閉まってるなら、どうやって入れば良いんだよ?」
呆れ顔の須藤君がため息混じりに呟く。
「ご安心下さい。これを使えば入れますよ。」
椎名さんが制服の内ポケットから鍵を取り出した。
「モノクマさんから頂きました。ゴミを燃やす際は一言お願いします。その時にお渡ししますので。」
葛城君たちの調査結果は、トラッシュルームには焼却炉があり、ゴミの処理が可能という事だった。
「じゃあ、次は俺らだな。」
続いて口を開いたのは龍園君だった。
「俺達は玄関ホールに戻って、あの入口の鉄の塊を何とか出来ねぇかと試してみたが……ありゃ無理だ。俺とアルベルトで束になっても歯が立ちやしねぇ。いくら机や椅子でぶっ叩いても駄目だった。」
「That was very hard……」
「そんな……2人がかりでもビクともしなかったのですか?」
椎名さんが残念そうな様子を見せる。
「あぁそうだな。あれは恐らく、正攻法でぶち破る訳にはいかないみてぇだな。」
龍園君たちの調査結果は、玄関ホールの鉄の扉の強度は凄まじく正攻法では開けることが出来ないという事だった。
「じゃあ次は私達だね。」
一ノ瀬さん達が報告を始める。
「私たちは、ランドリーの付近を捜索してたんだけど……少々気になるものを見つけたんだよ。」
「少々気になるものって……一体何かな?」
櫛田さんが首を傾げる。
「ランドリーの傍の廊下に、2階へと続く階段があったんだよ。」
「なら、一ノ瀬たちは2階へ行ったのか?」
綾小路君の質問に神崎君が答える。
「いや、それがシャッターが閉まっていて無理なんだ。どこを探しても、それらしいスイッチや鍵穴などは無かったしな……つまりは、現段階では建物の1階部分しか調べる事は出来ないという事だ。」
一ノ瀬さん達の調査結果は、ランドリーの傍の廊下には2階へと続く階段があるが現時点ではシャッターで閉められており、進む事は叶わないという事だった。
「じゃあ次は私達の番かしらね。」
私は椅子から立ち上がり辺りを見渡し、報告を始めた。
「私達は購買部でモノモノマシーンなる奇妙な機会を発見したわ。」
皆一様に「モノモノマシーン」という聞き馴染みの無い単語に困惑の表情を浮かべる。
「モノモノマシーン……何だそりゃ?」
龍園君が怪訝な面持ちを向け問いかける。
「モノモノマシーンというのは、校内に落ちているモノクマメダルを入れる事で回せるガチャガチャマシンの様な物ね。確率はかなり低いけど中には脱出スイッチなる物が入っているらしいから、メダルを見つけたら積極的に回した方が良いと思うわ。」
脱出スイッチという単語のお陰だろうか、場の空気が少し明るくなった気がした。
「じゃあ最後は俺たちか。」
綾小路君たちが報告を始める。
「俺達は寄宿舎エリアを調べていたんだが、そこには全員分の個室が存在していた。部屋の構造はシャワールームと寝室の計、2部屋で寝室にはベッドと机と椅子、収納棚、後はモニターと時計が1台ずつ壁に掛けてあるだけの質素な部屋だ。後10時以降になるとシャワールームは断水されるらしいからシャワーを浴びるなら10時以前にしておけとの事だ。」
石崎君が腕を組みながら質問する。
「全員分って事は18部屋もあったのかよ?」
「それぞれの部屋のドアにネームプレートが貼られていたから間違いは無いと思う。」
「それと、あの部屋は完全防音みたいなんだよね。私と軽井沢さんで確認してみたんだけど……」
綾小路君の説明に櫛田さんが補足する。
「完全防音って……それは本当なのかい?」
「隣の部屋で結構大き目の声を出しても、全然聞こえなかったらしいから防音性は確かだと思うよ。」
平田君の呟きに軽井沢さんが身を乗り出して解説する。
「つーかよ、勝手に個室なんぞ用意しやがって……何を勝手に泊まる流れにしてやがるんだ……」
須藤君が苛立ち混じりに吐き捨てる。
「何も無いよりはマシなんじゃないか。おかげでサバイバル生活を強いられる心配は無いんだからな。」
「綾小路ボーイの言う通りだねぇ……」
綾小路君の呟きに賛同する声が食堂の入口付近から響いた。
「高円寺……てめぇ一体どこ、ほっつき歩いてんだよッ!」
「フッフッフ……そう声を荒立てないでくれたまえ、レッドヘアー君……そんな事よりも興味深い物を見つけてねぇ……」
すると彼は、テーブルの上に1部の冊子を投げた。
「え……?これって……?」
そこには、「希望ヶ峰学園案内図」とデカデカと書かていた。
「おいッ……んなもん何処で手に入れやがった……」
龍園君が目を細めて問いかける。
「ハッハッハ……どこだって良いじゃないか。大事なのはこの冊子を何処で手に入れたかでは無く、内容の方なんじゃないのかね?」
「テメェ……」
「それで高円寺君、この冊子には一体どんな意味があるのかな?」
「それはだねぇ……このページを見てもらえるかね?」
高円寺君が指定したページには希望ヶ峰学園全体の見取り図がこと細かく記載されていた。
「我々の電子生徒手帳には1階部分の地図しか載っていないが、どうやらこの見取り図を見る限りだと出入口は1階の玄関ホール以外には無いらしいのだよ。」
皆が見取り図に夢中の中、葛城君が声を上げる。
「この見取り図がモノクマによる偽造である可能性は……」
「その可能性は低いんじゃないか?仮にモノクマが俺達を騙すつもりなら最初から電子生徒手帳に全階層分記載しておけば良いだけだからな。」
「綾小路ボーイの言う通りだね……それに、これが偽物なら私がわざわざ調査した意味が無くなってしまうからねぇ……」
「調査した意味って……結局何も分かってないじゃない……」
「……ほう?」
「逃げ道も見つからず、犯人の正体も不明なままで……何の意味も無いじゃない?」
「ハッハッハ……何を言っているんだい伊吹ガール。調査したおかげで判明したじゃないか。」
「……一体、何がよ?」
すると高円寺君は今までより声のトーンを少しさげて呟いた。
「逃げ場のない密室に閉じ込められたという紛れもない事実がねぇ……」
彼のその言葉に……私達は黙るしかなかった。
認めたくない現実……でもそれこそが私達の目の前の現実だったのだ。
「……確かに脱出口がないというのは残念な話ですが、おかげで1つ分かった事があります。」
重苦しい沈黙を破ったのは、坂柳さんのそんな一言だった。
「分かったって……一体何が分かったのよ?」
神室さんが、そう訪ねると坂柳さんは人形めいた微笑みを返してきた。
「決まってますわ。自分がこれからどうするべきか、という事がはっきりと分かりました。」
妙に余裕のある口調に困惑する。
「どうすべきかって……脱出口を探す以外に、やるべき事などあるのか?」
「黒幕の野郎をぶっ潰すって事か?」
葛城君と石崎君の問いを、坂柳さんは「そんな無駄な事は致しません。」と容赦なく切って捨てた。
「適応すれば良いのです。」
「それって……ここでの生活を受け入れろって事ですか……?」
椎名さんが困惑顔になる。
「はい、その通りです。適応力が欠如し冷静な判断が出来なくなっては生き残る事など出来ません。」
彼女の言葉は道理にかなっていると言えなくもないが、それはつまり脱出を諦めるという事だ。当然、脱出の意思がないという事は、殺人の意思もないという事でもある。それ自体は悪い事では無いのだろうが……受け入れられるかは全くの別問題だ。
「それと、私から皆さんに2つほど提案があるのです。」
坂柳さんが全員の顔を見渡して言った。
「閉じ込められている以上、私達はこの場所で夜を過ごす必要がある訳ですが。皆さん夜時間に関するルールを覚えていますか?」
先程、確認した校則を思い返した。
確か、「夜10時から朝7時までを夜時間とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。」といった記述があったはずだ。
更に、「就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。」これも忘れてはならない重要な校則の1つだ。
「この夜時間に関してなのですが……もう1つルールを追加した方が良くはありませんか?」
「ルールの追加って?」
一ノ瀬さんが首を傾げる。
「夜時間の出歩きは原則禁止……以上です。校則では夜時間の出歩きを禁止する項目がないので、そこに制限を設けるのです。」
「何でそんなにルールを付け足すんだよ?面倒くせぇ……」
須藤君は見るからに不満そうだ。ルールに縛られるのが嫌いなのだろう。
「それはですね。」
坂柳さんが諭すように微笑みながら、そう切り出す。
「このままですと私達は今夜、他人の足音を聞く度に怯えながら過ごす羽目になってしまいます。もしかすると自分を殺しに来たのかもしれない、もしくは誰を殺しに行く所かもしれないと……些細な誤解が悲劇を産む事だって考えらます。」
つまりは、誤解が元で喧嘩や、場合によっては殺し合いが起きてしまうかもしれない……と言いたい訳ね。
一理あると思った。勿論、昼間に殺人が行われる可能性だって無い訳ではないが、普通は標的となる人物の就寝中、つまりは夜に行われる。
周りの人を見てみると、それぞれ彼女の提案について真剣に検討している様だ。
その様子を見て坂柳さんがやや口調を和らげて続ける。
「ただし、校則と違って強制力はありません。破ったからと言ってペナルティがある訳ではありませんので、皆さんのご協力次第といった所にはなりますがね。」
「その意見、私は賛成ね。」
私は思い切ってそう宣言した。彼女の案は「お互いがお互いを怪しむきっかけを減らす」ものだ。やってみる価値は十分にあると思ったからだ。
「誰かが損をする訳じゃないし。それで夜みんなが安心して過ごせる様になるなら僕も賛成かな。」
「俺も賛成だ。」
「私も……」
皆、口々に賛成の意見を示す。
それを受けて、彼女は満足そうに微笑んだ。
「では次に2つ目の提案をしますね。それは毎朝8時に今みたいに集まって朝食を取りながら、現状についての意見交換などをしてコミュニケーションを取るというものです。」
成程……要は朝食会を開くという事ね。
しかし、その提案には問題点が1つある。どうやら彼もそれに気付いたのか彼女に対し口を開いた。
「僕もその意見には賛成なんだけど……18人分の朝食の準備はどうするのかな?」
平田君が顎に手を当てながら質問する。
「それは問題ありません。ここにいる人達でグループを作ってローテーションを組めば良いのです。」
「成程……確かにそれなら問題ないね。」
他の皆も彼女の提案に異論は無い様で平田君の後に続いて賛成の意を示す。
ちなみに、グループ分けは料理経験の有無などを参考にし、以下の通りになった。
1 一ノ瀬 神崎 坂柳
2 堀北 橋本 神室
3 櫛田 平田 須藤
4 椎名 伊吹 石崎
5 葛城 龍園 アルベルト
6 綾小路 軽井沢 高円寺
「私の提案にご賛同いただきありがとうございます。それでは私は、お先に失礼致します。」
彼女は椅子の背もたれに掛けてあった杖を手に取り、席を立ち椅子をテーブルの下に戻した。そんな彼女の行動を疑問にに思い神室さんが不思議そうに首を傾げる。
「どうしたの坂柳……何か急ぐの?」
「もうすぐ夜時間になりますので、その前にシャワーを浴びておこうと思いまして。」
「そっか、夜時間は水が出ないから……」
「はい、そういう事です。」
「それではまた明日」と、挨拶もそこそこに彼女は杖を付きながら食堂を去って行った。それは、他の者に止める隙すら与えない様な、ごく自然で当たり前の行動の様だった。
壁に掛かっている時計を見上げてみると、針は9時30分を指していた。
「もうこんな時間だったのね……」
空腹感がない事もあってか、まだ昼位かと思っていた。体内時計などあまり当てにはならないものね……
「では、私もそろそろ部屋に帰ろうかねぇ……」
高円寺君の一言で皆、ガタガタと音を立てて席を立つ。
私も皆に倣って腰を上げた。
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個室
「はぁー……」
室内に入って施錠した後、ベッドに座って息を吐いた。
長いようで短い1日だった。
このままベッドに倒れ込み眠ろうかとも考えたが、先程の坂柳さんの言葉を思い出しシャワーを浴びる為に若干の疲労を感じながらもシャワールームまで、ふらふらとした足取りで歩を進めた。
シャワールームの中は仕切り板でシャワーとトイレの2つの空間に分けられており、室内と違って流石に監視カメラの類は置いて居なかった。その為、私達をここに閉じ込めた犯人は、女性……もしくは気遣いの出来る男性なのでは無いかと考えたが、そもそも気遣いの出来る人間はこんな凶行は行わないであろう……という事は犯人は女性……?
と、そんな事を考えながら服を脱ぎシャワーを浴びた。
20分位だろうか、テキパキとシャワーを浴び先程脱ぎ捨てた衣服に身を包み再びベッドに腰を下ろした。本当であれば洗濯してある新しい衣服に袖を通したいのだが、この様な状況なのだから我慢するしかない。明日になったら着れそうな物を校内で探すか、ランドリーで洗濯でもしましょうかね……等と考えていると眼前に「ある物」を発見した。
私は部屋の中心にある丸テーブルに歩み寄り、そこで鍵を見つけて拾い上げた。それには私のイニシャルであるH.Sの2文字が入っている。この部屋を外から施錠する為の鍵だろう。その隣にはメモ帳とペンも置いてあった。鍵の方は上着のポケットに入れておく。
ちょうど顔を上げた時、壁に貼られた1枚の紙が目に止まった。
「モノクマ学園長からのお知らせ?」
『部屋の鍵には、ピッキング防止加工が施されています。鍵の複製は非常に困難な為、紛失しないようにして下さい。』
という事は、鍵を壊されて侵入させる危険性はあまり心配しなくても良さそうだ。だからといって、ドアそのものを破るという強硬手段もある為、完全に安全とは言いきれないが。
文章は更に続いている。
『部屋にはシャワールームが完備されていますが、夜時間には水が出ないので注意して下さい。また、女子の部屋のみシャワールームが施錠出来るようになっています。』
成程……綾小路君たちは、これを探索の時に読んでいたから夜時間の断水について知っていたのね……
『最後に、ささやかなプレゼントがあります。女子生徒には女子らしく裁縫セットを、男子生徒にら男子らしく工具セットをご用意しました。裁縫セットには人体急所マップも付いているので、女子の皆さんは針で急所を一突きするのが効果的です。男子の工具セットを使用する場合は、頭部への殴打が有効的かと思われます。ドントシンクだ! フィールだ!! レッツエンジョイだ!!! 』
それまでも癪に障る部分はあったが、最後の一文を読んで特に腹が立った。私は紙を掴んで勢いよく壁から剥がすと、力任せに丸めてゴミ箱へと投擲した。
一応、近くのキャビネットを調べてみると、引き出しの中に糸や針などが入った裁縫セットが1箱置かれていた。
少なくとも私は、これらを殺人に使うつもりは無い。
乱暴に引き出しを閉めると、再びベッドへと戻り腰掛けた。
すると、今まで物音ひとつ無かった室内に、唐突にチャイムの音が響き、壁に掛けてあるモニターからモノクマの映像が流れた。
『キーンコーン、カーンコーン…… えー、校内放送です。午後10時になりました。只今より夜時間になります。間もなく食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止とまりま〜す。ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』
成程これが夜時間……確か外出は禁止の約束だったわよね……
「今日の所はもう……大人しく寝るしか無いって事ね……」
そんな独り言を呟きながら、私はベッドへと仰向けに倒れ込み、それと同時に目を閉じた。
眠かった訳じゃないけど、ただ物凄い疲労感だった……
まるで一日中ぶっ通しで、映画を見せ続けられた様な疲労感……
自分がまるでフィクションの世界に放り出されてしまった様な錯覚……
「当たり前よ……いきなりこんな状況に巻き込まれて、それを簡単に受け入れられる訳なんてないわよ……」
そんな事を呟いていると体の疲れがピークに達したのだろう、いつの間にか睡魔が意識を侵食していき……
私は深い眠りに落ちていった……
こうして希望ヶ峰学園での初日は幕を閉じていった……
目が覚めたら全部夢だった……なんてオチはどうだろう?
オチとしては最低だけど……でも最高ね。それが一番いい。
To be continued...
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セレスさんと坂柳さんの親和性が高すぎて、似た様な台詞を言わせても違和感が無さすぎます。
こんな感じで序盤は原作のダンガンロンパ無印にある程度、似た展開で書いていこうと思っています。小説初投稿の私には、ダンガンロンパシリーズの複雑な設定や展開を1から100まで全て自分で考えて書く技量が残念ながら備わっておりません。ですが、捜索と学級裁判パートは原作を参考にしながらも完全オリジナルで書こうと思っていますので、どうか気長にお待ち下さい。
次回から、セリフの前に発言してるキャラクターの名前を書くべきかどうか?
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書くべき
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いらない