バカと殺人鬼と家族愛   作:二重世界

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第4話 Dクラス戦

Dクラス戦が開始すると姫路さんと一緒に補充試験を受けに来た。

 

「補充試験、開始」

学年主任の先生の立ち会いの下、補充試験が始まった。

 

文月学園のテストは点数無制限で時間内ならいくらでも問題が解ける。200点取れれば高得点だと聞いたけどこれならとれそうですね。

にしても結構量がありますね。少ししんどくなってきました。

 

《船越先生、船越先生》

 

ん、校内放送ですか。

 

《吉井明久くんが体育館裏でまっています》

 

戦争中にどうしたのでしょうか?もしかして告白でもするのでしょうか。

 

《生徒と教師の垣根を越えた、男と女の大事な話があるそうです》

 

本当に告白ですか。ていうか、姫路さんから凄い殺気を感じます。どうしたのでしょう?

 

 

その後、一足先に補充試験を終わらせた姫路さんは戦場に向かいました。

 

5分後、私たちも補充試験を終わらして、戦場に向かっている途中です。

 

「テストはどうでしたか?俊希くん」

 

「やっぱ、厳しいなぁ。微妙な感じだぜ」

 

「そうですか、私は絶好調でしたよ。今度、勉強見てあげましょうか」

 

「必要ねーよ。自分でする。さて、これからどうする?」

残念です。人識くんとの勉強会楽しそうなのに。

 

「そうですね、戦争もどうなっているか分かりませんし、代表の坂本くんのところにいきましょうか」

 

 

坂本くんのところに行くまでに戦場を見ましたけど、あれが召喚獣ですか。小さくて可愛いですね。私や人識くんの召喚獣はどうなるんでしょう。

今気付きましたけど、Dクラスの人たちが人識くんの顔を見てびびって避けてますね。

宣戦布告の時に何かあったのでしょうか?

 

坂本くんのところに着くと敵に囲まれています。助けた方がいいでしょうか。

 

そして、姫路さんが誰かと対峙している。

 

「Fクラスの姫路瑞希です。Dクラスの平賀くんに現代国語勝負を申し込みます」

 

「あの、えっと……さ、試獣召喚(サモン)です」

 

『現代国語 Fクラス姫路瑞希 339点VS Dクラス平賀源二 129点』

 

おお、姫路さん凄いですね。召喚獣も大きな剣を持っていて格好いいです。

 

「ご、ごめんなさいっ!」

 

謝りながらも攻撃をして、一撃で相手を倒した。

 

 

Dクラス代表 平賀源二 討死

 

 

えっ、今の人がDクラス代表ですか。じゃあ、もう終わり。呆気なかったですね。

 

「ん、汀目と無桐、来ていたのか。今終わったぜ」

坂本くんが私たちを見つけて話かけてきた。

 

「勝ったんですね、おめでとうございます。でも、ほとんど見れませんでした」

 

「そうか、悪かったな。まぁ次は参加してもらうから、その時にでも見てくれ」

 

「にしても、クラスの連中、随分な喜びようだな」

 

「当たり前だろ、畳や卓袱台からおさらば出来るんだからな。まぁ、まだ無理なんだが」

 

「どういう意味なんですか?」

 

「まぁ、見ていたら分かる」

 

「まさか姫路さんがFクラスだなんて、信じられない」

振り向くとDクラス代表の平賀くんがいた。

 

「ん、お、お前は汀目!あ、あの時は悪かった!」

人識くんを見ると怯えて謝っています。

 

「クラスは明日、いや今から作業をして明け渡す!」

 

「汀目、何をしたんだ?」

平賀くんの尋常じゃない怯え方を見て、坂本くんが引いている。

 

「まあいい、その必要はない」

 

「えっ、どういうことですか?」

 

「Dクラスを奪う気はないということだ」

どういう意味でしょう。言いたいことがまったくわかりません。

 

「だったら、何でDクラスに勝負を仕掛けたんだ?」

 

「Aクラスを倒すまでの下準備だ」

何か作戦があるということでしょうか。

 

「という訳で、設備の交換をするつもりはない」

 

「俺たちは助かるが、それでいいのか」

 

「もちろん、条件はある」

そうですよね。このまま解放したらそれこそ意味がないですもんね。

 

「一応聞かせてもらおう」

 

「簡単なことだ。俺が指示をしたら窓の外にあるアレを動けなくしてほしい。それだけだ」

 

「Bクラスの室外機か」

 

「そうだ。悪くない取引だろ」

 

「わかった。こちらとしては願ってもない提案だからな」

 

「タイミングについては後日詳しく話す。今日はもう行っていいぞ」

 

「わかった、じゃあな」

そう言って、逃げるように平賀くんは去っていった。

 

「さて、皆。今日はご苦労だった。明日は消費した点数の補給を行うから、今日のところは帰ってゆっくりと休んでくれ。解散!」

こうして、初めての試験召喚戦争は何もしないまま終わた。

 

 

 

放課後、私は人識くんと一緒に下校している。

 

「私と一緒の高校生活はどうでしたか、人識くん」

 

「めんどくさくなりそうだな。で、零崎の気配は感じたか」

 

「いえ、特に感じませんでしたね」

 

「クラスの連中が殺気出してたけど、あの中にはいなかったのか」

確かに一般人とは思えない殺気出してましたね。あれが文月学園では普通なんでしょうか。

 

「あれは零崎の殺気とは違いましたね」

 

「そうか。でもあの中に零崎がいても不思議ではないな」

 

「えっ、どうしてですか?」

 

「零崎になる奴は何故か変人が多いからな」

失礼ですね、私も変人みたいに聞こえるじゃないですか。

 

「ん、あそこにコンビニがあるな。お菓子と飲み物でも買って帰らないか」

 

「いいですけど、今食べて晩御飯は食べれるんですか」

 

「問題ない。じゃあ買いに行くか」

そう言ってコンビニに入って大量のお菓子と飲み物を買った。

 

「また、大量に買いましたね」

 

「こんぐらい普通だろ」

 

「ん、あれ。汀目くんと無桐さん」

コンビニから出ると吉井くんがいた。

 

「どうしてここにいるんですか?」

 

「どうしてって言われても帰り道だし」

 

「そうなんですか。じゃあ、途中まで一緒に帰りましょう。俊希くんもいいですよね?」

 

「勝手にしろ」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて一緒に帰ろうかな」

クラスメイトと一緒に帰って親睦を深めましょう。

 

「そういや、気になっていたんだけどニット帽とか刺青っていいの?」

そりゃあ、普通気になりますよね。

 

「大丈夫ですよ、学園長から許可はとっていますから」

 

「そうなの。よくあのクソババアが許可したね」

学園長をクソババア呼ばわりも充分に問題ありな気がしますね。

 

「こっちも気になっていたんですけどクラスの人たちの殺気は何なんですか?」

 

「あぁ、あれはFFF団っていうだ。簡単に言うと、自分たちが女の子にモテないから女の子と仲良くしている人に嫉妬して罰を与えるという集団なんだ」

 

「伊織ちゃんは妹なんだが、それでも嫉妬の対象になるのか」

 

「義理の妹なんて羨ましいだけだからね。それに奴らには血が繋がっていても関係ないよ」

 

「迷惑な集団だな。教師は止めないのか」

本当にそうですよね。教師は何をしているのでしょうか。

 

「僕も何回も襲われているけど、教師が止めてくれたことは1回もないね」

吉井くんは悲しい目をしていた。私が知っている普通の高校と文月学園は別物みたいですね。恐ろしい場所です。

 

「っと、話している内にマンションに着いたみたいだ。それじゃあ、また明日」

 

「いえ、私たちもこのマンションなんですけど」

 

「そうなんだ、奇遇だね。部屋はどこなの」

私たちの部屋の場所を教えると、そこは吉井くんの部屋の隣みたいですね。

面白い偶然もあるものです。

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