ブルアカ概念置き場   作:珱瑠 耀

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続いた。

YouTubeにあったこれの元の概念は先生たちによる概念ワールド全開なので、そっちも見ましょう。


始界:影

 

 

 

「……」

 

空崎ヒナの頭の中は、この大事な日に限って陰りに侵されていた。

 

風紀委員会送迎という建前で万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)がよこした車を見遣り、溜息を一つ。

 

議長の羽沼マコトが自分の事を嫌うのは知っている。

 

そんなタヌキがわざわざ送迎た銘打ってこんな車を出すだろうか?と。

 

まぁ実際その懸念は正解なのだが、彼女はそれに乗るかどうか決めあぐねていた。

 

それは、多少の違和感(既視感)

 

アビドス自治区で小鳥遊ホシノと邂逅してから、頭の端でちりつくなにか。

 

自分に向かって、なにかを気付かせようとするもの。

 

日に日に強まるその違和感にプラスして、終わった後のタヌキの対応と引退のことと、ヒナの脳内は休まる事を知らない。

 

ゲンナリしてるところをアコに不審に思われることはあったが、軽くあしらって乗車。

 

搭乗するのはいつもの四人。

 

そうして発車した車の中で、四人は各々整備やらを始める。

 

さっさと軽い整備を終えたヒナは、一息ついて窓の外を見る。

 

正面から遠く見える大聖堂を一瞬見るだけで大体の距離を予測し、大体一時間もないかとまとめたところで思考を一度止めた。

 

外に流れるいつもの街並みは、角や尻尾の目立つ生徒が忙しなく動いている。

 

揺れる車内と外からのくぐもった声で、少しだけ眠気がヒナを襲って———

 

 

『目を逸らさないで』

 

 

「———ッ!?」

 

刹那、窓に薄く映った自分(誰か)がそう問い掛けた。

 

 

()()()はまだ見落としている』

 

 

動けない。

 

こんな怪奇現象、無視するなりすれば良いのに。

 

目を離せず、声は出せず、身体は動かない。

 

 

『起こりうる最悪を、知っているでしょう?』

 

 

起こりうる最悪?

 

それは、このエデン条約にあること?

 

———いや、違う。

 

それはきっと———

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ———そうして、()()は始まりを告げる

 

 

 

「———ぁ」

 

横目にショットガンを持ち上げようとした小鳥遊ホシノが。

 

 

 

 ———祝詞は炷かれ、希は焚べられて

 

 

 

「ッ、オイオイ……」

 

映像の空に違和感を感じ、少し身を乗り出した美甘ネルが。

 

 

 

 ———悪意に塗れた一手目が、宙を叩く瞬間を

 

 

 

「———ぁれ、は」

 

知らぬ言葉に瞠目して、車が止まっても尚外を見つめたままの空崎ヒナが。

 

 

 

 

 

『ほら———始まっちゃうよ?』

 

 

 

 

 

見つけた(気付いた)

 

 

 

 

 

「———アコッ!!」

 

 

ヒナが車を蹴破り飛び出す。

 

「いっ、委員長!?」

 

 

「上空に飛来物!!規模が大きすぎる、全員に戦闘用意!!」

 

 

「えっ!?委員長は!?」

 

 

「先に現場に向かうッ、兎に角数を集めて!!」

 

 

言うや否やその身体の何処から出ているのか不思議になる身体能力で、瓦礫が飛び出す程に地面を蹴る。

 

「(やっと繋がった、この違和感)」

 

燻っていたなにかが解ける爽快感と頭痛で、ヒナの頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。

 

「(でも、解ける)」

 

あの呼び掛けの意図。

 

「(私は———()()()()())」

 

この光景も、この後の展開も。

 

曲がり角でブレーキを掛けて止まった直後に、それは来る。

 

 

 

———唸る爆音。

 

目の前にした大聖堂を、上から圧し潰すなにか。

 

次いで迫る瓦礫と熱に吹き飛ばされ、その身体に容赦なく傷を付けていく。

 

悲鳴と痛みで飛びそうな意識を気合いで繋ぎ留め、もう一度その場から飛び出す。

 

中に入れば何処かに先生が居るはずだから、まずはその先生を———

 

「———いた!!」

 

()()()()()()()()倒れる先生が見えた。

 

その姿にやはり慣れず身震いと()()を想像してしまうが、すぐに振り払う。

 

「———貴女達は、トリニティの……シスターフッドね?」

 

「は、はい……!若葉ヒナタです、その、先生が……!!」

 

その声に小さく頷いて、先生に声を掛ける。

 

「先生、起きて。起きてなくても聞いて」

 

記憶を手繰り寄せて見つけたこれからのことを、最悪の事態から抜け出す、唯一の希望に。

 

「大聖堂は襲撃された。今からその襲撃者達が先生を殺しに来る」

 

「殺……!?」

 

近くでヒナタか絶句するが、今はそれに構ってられない。

 

「まずはこの場から避難する事。そこで体勢を整えたら、ここに戻って指揮をして。風紀委員も来るから、存分に使ってあげて」

 

「それって、空崎さん……!?」

 

「それまでは……私が先生を守る」

 

そうして立ち上がった視線の先、奥の瓦礫から。

 

「えへへ……先生と、ヒナさんを発見しましたぁ……すぐに楽にしますから、苦しいですけど……」

 

アリウススクワッドの槌永ヒヨリと、アリウスの生徒が現れた。

 

「もう一度、今度は……取り溢さない」

 

 

 




イベントのドレスヒナちゃん強いですね。

引ける事を祈ります。(記入日実装直前)



チケット10連で来ました(コロンビア)。
水おじはまだ来ない。



水着ハナコすり抜けましたなんでや
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