緑の勇者じゃない! それはリンク違いだよ! 作:よもぎだんご
レベル2AKUMAであり、普段は色のノアであるルル=ベルのメイドをしているミミは今唖然としていた。
その理由は今回の標的と思われる緑の服の少年がロープの下を猛烈な勢いで回転しながら前進していたからだ。
回転速度も前進する速度もどんどん加速していく。
「お、おい。あれ本当に人間か……」
さっきミミと喧嘩したAKUMAの呆然とした呟きが耳に入ってきた。
イノセンスや魔術が発動している気配もしないのに、少年は追跡するビーモスのビームを紙一重で避け続ける。
行く手を阻むボコブリンの足やキースを掴んで引き摺り落とし、または蹴り上げながら、細い綱の下を一瞬の遅滞も無く回転し加速していく。
憐れ、キースやボコブリンたちは悲鳴を上げて谷底に墜落していった。
AKUMAたちは知らなかったが、本来ここは弓矢やパチンコ、ブーメランなどで予め敵を減らしてから挑む。事実リナリー一家もそうしていた。
それを少年はイノセンスや魔術を使わず、己の身体能力のみで補い、人間離れした速度で連続回転し、緑の半円を描きながら前進していた。
「なによ、あれ……」
ざわめくAKUMA達。
少年の姿は人の皮を被りグロテスクな事には定評のあるAKUMA達から見ても、とても、とても……
「「キモッ!!」」
……気持ち悪かった。
吐き気を催す邪悪というのではなく、え、人体ってそんな風に動かしてイイの? という違和感がひどい。
最後に崖際で巨大な体格と盾と槍を持って待ち構えていたモリブリンを、今までの加速を最大限に利用した両足蹴り上げで、谷底に落としてフィニッシュ。
勢い余って空中に跳び上がった彼は空中で一回転して体勢を立て直し、余裕の笑顔でしっかり森の入り口に着地した。
そしてAKUMAたちを見上げると、右手をくいと挑発するように曲げる。左手にはいつの間にか牛皮の袋を持っていた。
AKUMA達はハッと悪夢から目覚めたように我に返り、千年伯爵からの命令を果たすべく、雄叫びを上げて突撃を開始した。
今回の作戦のために作られた巨人型合体AKUMA、密林戦士オドルワとレベル3のほとんどが前衛として突撃する。
残った虫型合体AKUMAのゴーマと黒い人型レベル3、ミミたちレベル2や1が雲の上から少年に向かって1秒につき100以上の弾丸やビームを撃ちまくった。
オドルワが手足を奇妙な形に振り上げながら、奇声を上げて突撃する。
奇声と共に能力が発動し、緑の少年を紅蓮の炎と大量の虫型AKUMAが取り囲んだ。
さらにオドルワ自身も大剣を持って踊りながら、跳びかかる。その後ろには3体のレベル3がいて少年の逃げ道はどこにもない。
『勝った』
ミミはそう思ったし、他のAKUMAたちもそう思った。
どれだけ身体能力が高くても、わけの分からない動きをしても所詮は人間。イノセンスもなしにAKUMAに勝てるはずがない。
付近の人間たちも突然巨大な怪物が現れて、少年に襲いかかった事に恐怖し悲鳴を上げた。
だが、それは一瞬で覆される。
「え?」
炎の中に佇んでいたのは少年では無く、大柄な青年だった。
青年を一言で表すなら銀。
髪も服も鎧も帽子も全て白銀。
ただ彼の剣だけが青い。
ミミもAKUMAも今まで伯爵にしか感じたことの無いほどの圧迫感を青年と剣から感じた。
そして剣が輝きを増し、一瞬だけぶれた。
瞬間オドルワの絶叫が響く。
腕や足をバタつかせながら青い光に溶けていく。
青年の近くにいた虫型AKUMAや炎、オドルワの近くにいたレベル3に関しては声を上げる暇も無く蒸発していた。
オドルワよりも遥か後方の上空にいたミミたちにも攻撃の余波が叩きつけられる。
ゴーマは墜落し、レベル1とレベル2のほとんどは衝撃波に耐えきれず破壊された。
ノア直属だけあってレベル2の中ではかなり上位に入るミミもボディに甚大な被害を受けて、ゴーマと共に墜落した。
もっともミミの隣にいた黒い人型のレベル3も壊れかけて一緒に墜落しているのだから、ミミは壊れなかっただけマシと言える。
「クぅ……!」
意識を取り戻したミミが見たのは、墜落したゴーマを黒金の剣で滅多切りにする緑の服の少年。
少年は嗜虐的な笑みさえ浮かべながらゴーマの露出した巨大な目玉に凄まじい勢いで剣を突き立てる。
時折思い出したように閃光を放ってゴーマやミミたちの視界や動きを封じ、また斬りつける。
ミミは戦慄した。
この男は本来なら一撃で片づける事が出来るはずなのに、わざと手加減してゴーマをいたぶり、楽しんでいるのだ。
こんなやつに殺されるわけにはいかない。
ミミは立ち上がろうと四肢に力を籠め……竜となった自分の翼も手足も無くなっている事に気付いた。
それでもミミは諦めなかった。AKUMAはレベル1だってダークマターの力で空を飛べる。
主人であるルル=ベルのためにも、普段は無表情な彼女に笑顔になってもらうためにも、首だけになっても動き、噛みついてやるつもりだった。
ミミの体は王女、その魂は彼女の侍女であった。信頼し合っていた彼女達は千年伯爵にその信頼を利用され、AKUMAにされてしまったのだ。
生まれたAKUMAミミは伯爵の言いなりになって人間を殺し続け、それに飽きたころノアの一族であるルル=ベルに拾われた。
それ以来ミミはまるで元になった侍女の魂に導かれるようにルル=ベルに仕え、自分の顔を見る度にちらつく謎の映像に苦悩しながら主人の笑顔を見ることを目標に頑張ってきた。
……その映像が生前の侍女の記憶であり、殺してしまった主人の顔を見て、侍女の魂が泣き叫んでいることに気付かないまま。
ゴーマの断末魔が聞こえて、彼女が最後の特攻を仕掛けようと決意した時―――
『もういい。引きなさいAKUMAたち』
ルル=ベルの言葉が頭に響いた。
だが、ルル=ベルもミミも遠くの人物に声を届ける力は無い。ミミの能力は巨大な竜となり風を操ること。ルル=ベルの能力は万物への変身だからだ。
「な、ぜ……」
『主は今回の目標を達せられました。貴女たちの役目は終わりよ。谷底にゲートを張ったわ。早く帰ってきなさい』
今回の目標はあの男の抹殺のはずだが、ルル=ベルが終わったと言うなら終わったのだろう。
そう考えたミミは消耗を少しでも抑えるために少女の姿に体を変えていく。
「早く戻らないと……ルル=ベル様」
幸いな事に人の方のボディの四肢は壊れていなかったので、彼女は傷だらけの体を引き摺って帰ろうとする。
「待て」
だが、そうは問屋が卸さないとばかりに緑の服の少年が彼女の前に立ちふさがった。
ミミはその時、初めて少年を正面から見た。
薄茶色のズボンに緑の服ととんがり帽子。10歳前後の金髪に青目の少年で、顔立ちは程々に整っている。少年は山羊が描かれた木の盾と黒金の剣を持って、こちらを見ていた。
ミミにはその眼が彼女を哀れんでいるように見えた。
「なんですか、その眼」
今のミミでは逆立ちしたって勝てない。会話でごまかしながら、逃げるしかない。
だから胡麻をするなり命乞いをするなりすればいいと分かっていたのに、何故かミミはそれが出来なかった。
「君の名前は?」
「ミミ、ですけど」
「ならミミ、俺の仲間にならないか」
ミミはこの男の正気を疑った。
さっきまで殺し合いを、一方的な虐殺をしていたくせに今度は自分を欲しいと言う。
女は強さを見せつけてから、優しくすれば自分になびくとでも思っているのだろうか。
あるいはミミに惚れたとでも言うつもりか。
確かにミミは体も魂も生まれた自我も女のAKUMAだ。
だが、ミミにはルル=ベルという仕えるべき主人が、自分の心身魂全てを握る千年伯爵がいる。
例え千の言葉で愛を囁かれようと、最高の贈り物をされようとそう簡単に寝返ったりはしない。
ミミはその提案をふはんと鼻で笑った。
「例え殺されたって貴方にお仕えするなんてお断りです」
「そうか……」
男は残念そうにそう言うと、不意に剣を持つ左手を振り上げた。
「ひっ!」
殺される!
そう思った彼女は反射的に頭を庇って目をつぶった。
だが、いつまでも斬撃が来ない。
恐る恐る目を開けた彼女の目に飛び込んできたのは、彼女の事を生暖かい目で見ている少年だった。
あ、呆れられている。
彼女はそう直感した。
『例え殺されたって貴方にお仕えするなんてお断りです』
かっこよく言ってみたものの、やっぱりAKUMAのミミだって死ぬのは怖かったのだ。
なによりミミ自身の行動がそれを証明している。ミミは悔しさと恥ずかしさで赤くなって俯いてしまった。
そんなミミに少年は武器をしまって無造作に近づいてくる。
そして何を思ったのか、ミミの頭を撫ではじめた。
「よーしよしよしよし。そうか剣が怖かったのか。ごめんな~」
年下の少年に頭を撫でながら、慰められる。しかも動物のように。
髪をくしゃくしゃにされて痛い、しかし若干気持ちいいような。
結果彼女の羞恥心が更に刺激され、頬がますます赤くなっていくのを感じたミミは思わず大声で叫んだ。
「わ、私は犬や猫じゃありません!」
「よーしよしよし。剣はしまったからな。ほらもうないぞ~」
「だから、撫でるなぁー!」
ミミは少年の手を振り払おうとするが、少年の力は見た目よりずっと強く、傷ついたミミではどかせなかった。
逃げようにも腰に置かれた右手が彼女を逃がさない。
ミミに逃げ場は無く、頭を撫でる少年に大声で抗議し襲いかかる羞恥心と戦う以外に道は無かった。
ミミが叫びすぎて息も絶え絶えになったころ、少年はようやく満足したのか頭を撫でるのを止めた。
ぐったりするミミを尻目に少年は左手をひょいと振るう。すると少年の左手に白い液体が並々と入った瓶が現れた。
もうこいつはなんでもありか、と呆れるミミだが、少年がその瓶の蓋を開けると目の色が変わった。
「……そ、それはいったいなんですか」
「ん? ああこれはね、牛乳っていうんだ。欲しい?」
「い、入りません! 敵の施しは受けないのです!」
そう言いつつ、ミミの視線はそれに釘付けだった。
視線だけでなく、AKUMAの鋭い嗅覚も牛乳の芳醇な香りに支配されていた。
からからに乾燥していた口の中に自然と唾液が溜まって、濡れていく。
少年はミミの目の前に瓶を持っていき、左右にゆっくりと揺らす。
濃厚な甘い匂いがミミの久しく刺激されてなかった食欲を刺激し、なみなみと入っている牛乳が波打ち、こぼれそうになる様子に目を奪われ、ミミは気付かない内にそれを目で追っていた。
飲みたい。とても。
ミミはそう思った。そしてすぐにこれは異常だと気付いた。
人間には食欲や睡眠欲、性欲や排泄欲など生きて、遺伝子を残すために必要なことをさせるための欲求が存在する。
だがミミを含めたAKUMA達はそれらが極端に薄い。生きるためにそれらを必要としないからだ。
そのかわりAKUMA達には殺人欲求がある。人を殺すと人間の欲求を全て同時に満たしたように気持ちがいいし、人を殺さなければ欲求不満でイライラして、最終的に人を殺さずにはいられなくなる。もう殆ど人の食欲のようなものだ。
ミミは今1か月も殺人を我慢したかのような渇きを感じていた。人で言うなら砂漠で何日も彷徨った後、目の前によく熟した冷たいスイカを差し出されたようなものだ
早くそれを飲みたい。
もうそのひんやりした空気やしっとりした汁気を肌で感じることが出来るレベルだ。
ミミの喉がごくりと鳴り、手がふらふらと勝手に伸びていく。その手が瓶を掴む寸前、ひょいと少年はそれを取り上げた。
「欲しいなら欲しいって言わないと駄目だよ」
ミミにはもう少年が人の皮を被った本物の悪魔にしか見えなかった。
ミミには分かっていた。
AKUMAにここまで強い影響を及ぼすのは、AKUMAについて深い知識を持つ魔導士の術かイノセンスしかないと。
そしてあれを飲めば、今の自分、ルル=ベルのメイドのAKUMAミミは、存在しなくなると。
イノセンスにより、魔導式ボディの材料であるダークマターが内側から溶かされてしまうのか、魔導士の術により改造されて操り人形にされてしまうのか、あるいは飲んだ瞬間爆発でもしてしまうのか。
普段のミミならそのどれも絶対にお断りだっただろう。
だが、今のミミにはどれも甘美な結末に思えてしまう。
あれさえ飲めれば、その後どうなっても構わない。
そう思わせる魅力がこれにはあった。
彼女を辛うじて踏みとどまらせているのは、彼女のルル=ベルへの侍女としての誇りと忠誠心、死への恐怖だった。
少年はミミの反応をクスクス笑いながら、ミミのほっぺたに瓶を押し付けてくる。
甘い香りがむわっとミミの鼻孔を襲い、彼女の理性を奪っていく。火照った頬に冷たい瓶が心地よい。
それを一刻も速く離して欲しいような、ずっとこうしていたいような、あるいは今すぐそれを飲み干してしまいたいような。
ミミの中で理性は蒸発していき、責任感や誇り、恐怖や憧れ、食欲とも性欲ともつかない欲求がぐちゃぐちゃに混ざりあい、訳が分からなくなる。
どうしたらいいのか分からず、体が動かない。
「これが欲しい? 欲しいなら、うんと首を縦に振ればいい」
そしてミミは、耳元で囁く少年の、AKUMAを陥れる悪魔の囁きに、遂に首をこくんと縦に振ってしまった。
「俺の所に来れば、毎日飲めるよ」
「まい、にち……」
毎日、これを飲める。
今のミミにはたまらない誘惑だった。想像するだけで身体の芯から魂の底まで震えが走る。
「ミミ、俺の仲間にならないか」
さっきと同じセリフ。
だが、同じように断ることは、もうミミには出来なかった。
口は開いたが、声が出ない。
口の中に入って来る空気すら甘ったるく、ミミの思考を乱していく。
ミミは心の中で天使と悪魔がせめぎ合っているのを感じていた。
そしてどちらが優勢なのかも、分かってしまった。
「わ、わたしは……」
その時だった。
少年がパッとミミから離れた。
さっきまで少年がいた所を黒い触手が抉る。
ミミの細い体に黒い触手が巻き付き、引っ張られた。
「人の従者を随分と可愛がってくれたものね」
黒スーツを着こなした肌の黒い女性、ミミの主であるルル=ベルが立っていた。
さっきの触手はルル=ベルの手だけを変身させた物だったのだ。
「あっ」
彼女が上げた声には決断をしなくて済んだ安堵と欲求を満たせなかった不満と落胆、その両方が混じっていた。
「帰るわよ」
不機嫌そうなルル=ベルはミミと生き残っていた黒い人型のレベル3を腕で回収すると、谷を跳び降り、空間を跳躍移動できる箱舟のゲートに入った。
一瞬真っ暗になり、次の瞬間には白い家が立ち並ぶ街、ノアの箱舟の内部にミミたちはいた。
「引き所は間違えるなと前に言ったはずよ」
「も、申し訳ありません! ……私はクビ、でしょうか」
おそるおそる訊くミミ。
「主は仰せられた。もしこの部隊が負けるようなことがあれば、このレベル3だけは連れ帰るように、と」
「このレベル3を、ですか」
ミミは何か特別なレベル3なのだろうか、と疑問に思ったがそれよりも自分がルル=ベルの侍女をクビになっているか、いないかが気になっていた。
もしクビになっていたら……あの少年に……とミミは考えてしまい、慌てて首を振ってその考えを打ち消した。
だいぶ自分は毒されているらしい。本当に自分は危ない所だったのだろう。
それにルル=ベルは伯爵に命じられていないのにミミを助けてくれたのだ。
お礼を言わなくてはならない、とミミは考え、ルル=ベルの前に立って頭を下げる。
「あの、ルル=ベル様。助けて下さってありがとうございました!」
「……新しい爪とぎ係を探すのが面倒……それだけよ」
そう言うと、ルル=ベルは黒猫に変身してテクテクと歩きだしてしまった。
ミミは慌てて、でも笑顔で照れ屋な主人を追うのだった。
あれは一時の気の迷い、単なる悪夢だったのだ。次に会った時は絶対に負けない。
そう自分に言い聞かせながら……。
今回登場したミミ(AKUMAの自我)は自身の生前の記憶を思い出しかけては苦悩するという非常に珍しいAKUMAです。
アニメオリジナルキャラですが、原作が休載を繰り返すために長々とやっていたアニメオリジナル編に出まくっていたので、エリアーデやエシと同レベルの存在感を出していました。
初めて登場したマテールのレベル2は名無しでしかも2話位で速攻撃破されたのに、彼女は8話位かかったと言えば分かりますかね。1クール12話のアニメで8話、しかもしょっちゅうミミの活躍や喜びや葛藤が描かれるなんて、昨今のアニメならメインヒロイン級です。ここでもそうとは限らないけど、彼女とはいずれまたどこかで会うでしょう。
次はいよいよあのお方の登場です。
おまけ
盾突き 別名TAS突き。時のオカリナやムジュラの仮面で発見されたバグ技。3D版では修正された。直前の攻撃の威力と性質をそのままに連続攻撃が出来るTAS=サン御用達の技。
しゃがんで盾を構えて攻撃をする直前の攻撃、作中ならジャンプ切りの攻撃力で連続攻撃できる。もし盾突きの前にハンマーを使っていれば、ハンマーの威力と性質で連続攻撃できる。
もしゴーマの体力が300、初期装備のコキリの剣の威力を10とすると、普通は30回切り付けなくてはならない。
金剛の剣はコキリの剣の3倍の威力なので30。普通なら10回、威力2倍のジャンプ斬りなら5回だ。
しかしジャンプ斬りは隙が大きく、時間もかかる。
そこで盾突き、2倍の威力(60)を維持したまま、1.5倍の速度で連続攻撃だ!
……これだからバグ技は……
ちょっとした用語解説
RTA リアルタイムアタックの略。ゲーム開始からクリアまでの時間を競う競技のこと。競っているのは泣く子も黙るゲーム廃人ばかりなので、基本的にキャラの動きやルートは人外チックになる。この際、改造コードやその他の補助機械は使用を認められない。
TAS ツールアシステッドスーパープレイ、またはツールアシステッドスピードランの略。実機で理論上は可能だが実際はほぼ不可能なスーパープレイを補助機械を使って行い、そのタイムを競うこと。ただし、改造コードなどでゲーム外部から内部へのハッキング行為をしてキャラクターやステージ等を弄ってはいけない等、様々な制約がある。
RTAもTASさんも攻略の効率を極めすぎた結果、変態機動で挙動不審になり、だけど最速でゲーム攻略をする(世界を救う)人と思ってくれればいいです。