KINGDOM HEARTS Intersection/Fate/Story 作:梟帥
エックスとソラ一行は不思議な世界の森に訪れていた。
「またこの森か…………まあ、通る道はこの森が中心の一つだから仕方ないか?」
「この森、初めて来た時は驚いたよ?
道があると思ったらなくて、ないと思っていたらあったんだもの」
「あっち行ったらこっち、こっち行ったらあっちでたいへんだったからなあ……」
「っ!?」
「この声は!?」
「そうさ〜♫
この俺は〜摩訶不思議、魔力を持ったネコさ。
そこらの〜やつらとは、偉さが違う〜♪
っと、また会ったね?」
突如、頭だけ現れては消えてを繰り返して現れたのは摩訶不思議なネコ「チシャ猫」だった。
「チシャ猫!」
「何かお困りみたいだね?」
「困ってるって?」
「そうだね、君たちは今困っている。
かわいそうなアリスを助けるために、あっちこっちの証拠を集めての冒険。
最も、アリスはハートを盗んでなんていない……僕も君も知っている」
「…………」
「でも、君たちが真実を訴えてもあの人は聞く耳はあるけど気に入らないものは力ずくで潰す。
そんな女王様だ、一目見てわかるだろ?」
「なあ、力を貸してくれないか?
アリスを助けたいんだ!」
「そうだね……」
「ソラ、こいつの性分は知ってるだろ?
仮に力を貸してもツケを考えた方がいいぞ?」
「でも……!」
「そう、
見つけたい真実、手に入れたい真実……でもそれら全て皆闇の中……。
この俺さまも闇の中、真犯人も闇の中さ……」
そう言ったチシャ猫はすうっと消えた……。
「待って!」
「真犯人君は、この森を通って出て行ったよ。
でも、何処の出口からでたからわからない……!」
「だろうな……」
「だけど安心、証拠はすぐ見つかる。
特に3つは簡単さ、だけど1つは難しい……!
見つけられたら、ごほうびあげる!」
そう言って、チシャ猫の気配と声は森の中へと消えた…………。
「信用していいかなあ……?」
「するかしないかは俺ら次第だ、またこの森を通って行くしかないってか?」
エックスとソラたちは四方六方八方森を渡り歩いた、時たま住民たちとは会ってはからかわれたり等で難儀するものの、証拠となるものをなんとか集められた……。
「……これだな?」
エックスとソラたちは「爪あと」を発見した!!
「おやおや、よく見つけたね?
足あとにトゲ、そして臭いと爪あとを揃えるなんてね?」
「ああ! これだけあれば、アリスを助けられるよ!」
「そうだね、それだけ集められたらアリスは逆転無罪。
だけど、君たちはどうなるかな?」
「どういうことだ?」
「教えてあげない、かわりにこれをあげよう」
チシャ猫は指先に魔法陣を描いた。
そして青く光った魔法陣はソラの足元に現れた!
「!?」
ソラの身体から氷の魔力がほど走った!
「君は今「ブリザド」の魔法を使えるようになった、あとは君たち次第……」
すうっとまたチシャ猫は消えた……。
「これだけ集められたんだ、行くか?」
「ああ!」
エックスとソラたちはハートの女王の元へと戻った……。
集めた証拠を提示し、裁判を再開した……。
「ふん、数だけはそろえたようだね?
でも私が集めさせた証拠品にくらべたら、ガラクタ当然さ?
お前たち! 私の正しさを証明する品を持っておいで!」
「はっ!」
ハートの女王側は一つの箱を提出した。
「5つもあるのかい……。
全部調べるのはめんどうだね、ひとつあればじゅうぶんさ!
おい、おまえ!
この中のひとつだけ「これだっ!」という証拠をお選び!
その証拠を元に、犯人は誰なのか? 私が決めるよ!!」
「なんだよ、せっかく集めたのに!」
「私のやり方に逆らう気かい?
なら、おまえたちも有罪だよ!!」
「……やれやれ、めんどくせぇな?」
「さあ、証拠を選ぶんだよ!」
「だってよ、まあハズレ様がないこれを一発正解はスゲェぜ?」
「何言ってるんだよ! そんなこと言ったって……!」
「…………まあ、安心しろよ?」
エックスは五つのうちの一つを選んだ!
「その品でまちがいないね?」
「ああ、刮目しな!」
エックスは勢いよく箱を開けた!
すると箱はハートレスの「ソルジャー」が現れた!!
「なっ!?」
「おお!?」
傍聴席や鳥籠の中のアリスたちはその姿を見て驚きの声が溢れかえった!
「な、なにものだ、こやつは!?」
ハートの女王が驚く、その時……!
「はっハートの女王様! 其奴です!!
住民たちを襲った輩です!」
「それに、先の奴は女王様のハートを奪おうとした!?」
トランプの兵隊たちの中に、その声が聞こえた!
「……これで証明されたな?」
「ああ!」
「やったぁ!!」
「ハートの女王さま! アリスの無実が証明されましたな!
これでも疑うとなると流石に信用に障りますよ!!!」
「ムムム…………!!
ええいっ! お黙り!!
私の法律を知らないのかえ!?
第29条!
‘女王に逆らったものは有罪’と!!」
「はあっ!?」「ええっ!?」
「そんなっ!?」「ムチャクチャだっ!!」
「うるさい!! この者どもをひっとらえろ!!」
ハートの女王の号令により、トランプの兵隊たちは一斉に列を成した!
ハンドルを回して鳥籠は高所に吊された!
列を成したトランプの兵隊たちは武器を構えてエックスとソラたちを襲いかかった!!
「いいかい! お前たち!!
そいつらをハンドルにさわらせるんじゃないよ!!」
エックスとソラたちはトランプの兵隊たちとの戦いが始まってしまった!
「なんだってこうなるんだよ!?」
「仕方ないだろ! これがこの世界のルールなんだから!!
*1戦争でもできるんだからな!!」
「そんなこと言ってないで早くなんとかしないと!!」
「ハンドルがどうこう言ってたよね?
あれを壊せばアリスを助けられるんじゃないかな!?」
「だな! ハートの女王さまが言ってたんだから間違いはないからなっ!!
兵の方は牽制する! ハンドルの方頼んだぞ!!」
「わかった!!」
エックスはトランプの兵隊たちを牽制し、ソラたちはハンドルの方へ向かった!!
ソラたちはハンドルの守備をしている兵隊たちと対峙した!
「ああっ! 鬱陶しい!!
7並べやブラックジャックを遊んでるわけじゃねえのに!!
ポーカーなんて様々なルールあるのにっ!」
エックスはトランプ兵の波に乗ってソリティアの勢いで相手していた。
「ソラ!」
「わかってるよっ!!」
ソラたちはハンドルの守備しているトランプの兵たちと戦っていた。
ドナルドとグーフィーは2人係で兵士たちと戦いながらソラを守りつつ戦い、ソラは守備の隊長と戦っていた。
「やあっ!!」
「ぐわぁっ!!」
ソラはやっとの思いで守備隊長を倒した、そしてハンドルに目掛けてキーブレードを振った!
-バァンっ!-
勢いよくキーブレードを振りかぶったことで、ハンドルは壊れた!!
壊れたことで鳥籠は降ろされた!
「やった!!」
「でかした!!」
ソラは急ぎ鳥籠の方へと走った!
「アリス!!」
声をかけるも、鳥籠の中は空っぽになっていた……!
「アリスっ!?」
「なっ!?」
「いなくなってる!?」
「僕らが戦っている間にさらわれた!?」
アリス失踪はその場の人々に衝撃をもたらした。
「お前たち! 草の根掻き分けてでも真犯人を探し出すのだ!!」
ハートの女王の号令でトランプの兵隊たちは一斉に捜索に出たのであった。
「俺たちも行こう!!」
「うん!」
「急ごう!」
「だな、先に見つけに行こう!!」
エックスとソラたちは負けじとアリス捜索に出たのであった!
エース〜キングの数字のみ使い、大小決める遊び。
次回
チシャ猫×トリック