KINGDOM HEARTS Intersection/Fate/Story 作:梟帥
ソラ・ドナルド・グーフィー
ソラを鍛え、ドナルドとグーフィーたちも鍛え
闇に侵食されている世界を救うために鍛え上げたんだ。
最も、俺自身のリハビリを兼ねてってね?
「さて……これから旅立つんだから、準備は済ませろよ?」
「準備?」
「ハートレスの魔の手がどこまで伸びているのかわからないからな?
俺たちをはじめ、戦える者たちは限られている。
俺やアバランチ、そしてタークスはともかく……」
赤毛のライオン‘シンバ’のそばに、鹿と子象がいた
そして子象の帽子からマーチング衣装を着たネズミと赤い小さなトカゲがいた。
「おいおい? 言ってくれるじゃないか?
こう見えても強いんだぜ? 俺は?」
「お前はな? 「ムーシュ」。
お前が戦う術があっても、その子達……「バンビ」と「ダンボ」は違うぞ?」
「そうだぞ、君は火を吐くことはできる。
ダンボだって放水はできても、バンビは違うからね?」
「……ねえ? 僕から話していい?」
「ん? ……ああ、そうか。
お前たちはこいつらは初めましてだもんな?
鹿のバンビ、子象のダンボ
そして赤色のトカゲの龍のムーシュだ。
あと、ダンボの親友の「ティモシー」だ」
「おいっ! 「トカゲ」は余計だっての!!」
「ねえ、エックス……」
「テキトーに呼んでいいよ?」
「あ……うん……その……。
この動物たちも、エックスが助けたの?」
「そうだ、家族と仲間がいたんだが……」
「え?」
「長話になるから、後日改めに。
……俺から話をしよう、これは重要な話だからよく聞けよ?」
「え?」
「まず、重要ルールとして三つ。
一つ目‘自身の素性を各世界に合わせる’
二つ目‘各世界の住民に他世界のことを話さない’
三つ目‘ハートレスに関することは無闇矢鱈に喋らない’
以上この三つを厳守しろ。
まあ、現に俺この三つ
エックスの最後の発言にソラとドナルドとグーフィーはずっこけた。
「無意味って!?
それ大問題じゃないか!!」
「全く、王様が呆れかえるのもよくわかっちゃうよ。
エックス様の話は本当にハラハラするよ?」
「でも、今現在は仕方ない……よね?」
「いえ、本当なら問題視されるものなんだよ?」
突如、グーフィーの懐から小さなコオロギが現れた。
「ん? おお、お前「ジミニー」か?」
「やれやれ、君のことは王様からよく話に出てるからね?
本当ならこれは大問題なのだが……」
「だが、住民の半分はギリギリ救えている。
この街はその避難所さ? 言い訳になるけどね?」
「はあ、だけど君は「キーブレードマスター」だ。
その肩書き故の越権行為は程々にするように言われている身じゃないか?
……だけど、事態が事態だから多めには見ている。
それについては問わないとしよう」
「…………。
辛気臭い話は後でもできるだろ?
それより、お前らは
それ、俺もいいか?」
「え?」
「ちょっと待って、エックス様は
「そゆこと、ソラの師事してるからね? 悪いな?」
「ぐわ…………」
「ドナルド、気持ちはわかるけど
逆に考えたら、頼もしい話だよ?」
「それはわかっているけどさ、キーブレードマスターとはいえ
「聞こえているぞ? って言わないのはダメ?」
「ぐわ…………」
「……ねえ? そろそろ冒険に行かないか?
俺はそれが楽しみなんだからさ……」
「おう、悪いな?
っと、その前に……コレらをやらないとな?」
エックスはソラに「魔法力」を与えた!
「なっ何これ!?」
「‘魔法’だよ、これを持たないと戦いが辛いものになるからな?
これがあるだけでだいぶ違うからな?」
「へえ……?」
「まあ、実感したけりゃ実戦だな?」
「なんだよ……それ……」
「悪い、それと……そうだな?
まあ、お前自身身体能力はそれなりに底上げしてるから回避能力は身に付けておくべきだな?」
「回避? 避けること?」
「そう、防ぎきれない攻撃が来たら逃げる避ける等が絶対だから。
まあ俺は
「エックス様!!」
「悪い」
「エックス様って、話す時一言多いよね?」
「よく言われてる」
「もういいかい?」
「やれやれ、エックス様がいると賑やかになるのはいいけど……時間がいっぱい使ってしまうのが玉に瑕だね?」
そうして、一行は旅支度を済ませた。
「さて、改めて自己紹介をしましょう。
私は「ジミニー・クリケット」。
此度の冒険の記録係としてお供しますよ!」
「OK。準備は済ませたようだな?」
「ああ!」
「うん!」
「それじゃあ、お邪魔させていただきますよ?
君たちの船「グミシップ」にね?」
そうして、一行はグミシップに乗り「星の海」の大冒険(という名のドタバタ珍道中)が始まったのであった……。
「そうか、彼らの冒険は始まったか……」
「会いに行かなくていいの?」
建物の屋根上にて、二人組の影がいた。
一人は鎧甲冑を装備した男で、もう一人は黒いフードを着ていた。
「会いにいけれるか?」
「…………」
「これは彼らの冒険だ、我らの出る幕ではない。
行くぞ」
「えっ? うっうん……」
鎧甲冑の男は闇の回廊を開いた。
(我らには我らの目的がある、最もそれは長い旅路だがな……)
星の海を渡り行き、一行は世界に降り立った。
その世界は摩訶不思議で、降り立ったと思ったら不思議な空間にふわりとゆっくりと降下していた。
「ここは……なんだ?!」
「誰だってそうなるよな?
俺も初めそうさだったさ、何せこの世界はこう呼ばれている」
世界に降り立ったソラとエックスたち、あたり見回したその時!
「大変大変遅刻!
あの方きっとお待ちかね!」
「ん?」「え?」「あっひょ?」
「急いでいかなきゃまた叱られる!
今度はわしの首が飛ぶ!!
しっかちゃめっちゃか遅れちまって歩いてたんじゃ、間に合わない!!」
「なんだったの?」
「さあ?」
「さあ……って、追いかけてみようよ!」
次回
不思議の国のアリス