KINGDOM HEARTS Intersection/Fate/Story   作:梟帥

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不思議の国のアリス


ワンダーランドー2

 摩訶不思議な世界に降りたソラとエックスたちは、服を着た白ウサギを追いかけた。

 

 追いかけた一行は不思議な扉を開け、その先の部屋にて白ウサギを見つけるも、小さな扉を開けて入った……。

 

 

 

「なんなんだ? ここは?」

 

「いっただろ? ここは不思議な世界「ワンダーランド」。

 

 とにかく、あの扉を調べるんだ

 

 扉の先に白ウサギがいる」

 

「そう……だけど……」

 

 

 

 ソラは、小さな扉を見つめた。

 

 

 

「どうしてあんなに小さくなったんだろ?」

 

 

 

 そうつぶやいたその時。

 

 

 

「おまえさんが大きいだけさ」

 

 

 

「うわっ!?」

 

「あっひょ!?」

 

「ぐわっ!? しゃべった!?」

 

「ふわあ〜あ。

 

 あんまり大きい声だから、目が覚めちゃったよ? 

 

 しかしまた大きい人たちが来るのは久しぶりだね? 

 

 っても、*1この前は酷かったから思い出したくないんだけど……」

 

「おはよう」

 

「おやすみ、もう少しねかしとくれ」

 

「ちょっとまってよ! 俺たち、さっきの白いウサギを追いかけてきたんだ! 

 

 どうすれば小さくなれるんだ?」

 

「ん? 君たちもあのウサギを追いかけに?」

 

「そうなんだ! どうすればいいんだ?」

 

「そうだね、薬を使えば良いのさ」

 

「薬?」

 

「そう、君たちの後ろにあるさ」

 

 

 

 一行が後ろを振り向くと、突如椅子と机が現れた! 

 

 そしてポンっ! と赤い便と青い瓶が出た。

 

 

 

「青い瓶の薬を飲めば小さくなって、赤い瓶の薬を飲めば元の大きさになれる。

 

 おやすみ、このところ人がいっぱい来て疲れてるから……」

 

 

 

 ドアノブは眠りについた……。

 

 

 

「この二種類……というか赤いのと青いの?」

 

「そうだな……」

 

 

 

 エックスは部屋全体を見渡した……。

 

 

 

「どうしたの?」

 

「…………ここだな?」

 

 

 

 エックスはベッドを押した! 

 

 すると、押したベッドは壁絵になった! 

 

 

 

「ぐわっ!?」

 

 

 

 すると、隠れてた道が発見したのだ! 

 

 

 

「そんなところに道があったの!?」

 

「…………長いこと冒険三昧してからか、この手の仕掛け(ギミック)を見抜くことができるようになってね? 

 

 悪いな? 楽しみを奪う真似してよ?」

 

「でも、よくわかったね? 普通ならあちこち見回さないと気付かないのにね?」

 

「……若い頃、目え光っていてな? 

 

 そのせいかよく変なものを見つけていたよ? 

 

 っても、今こんな話は抜きにして進もうか?」

 

 

 

 エックスとソラたちは青い瓶の中の薬を飲み、小さくなってその道を行くもハートレスに遭遇したのであった……。

 

 

 


 

 

 

 不思議な世界を渡り歩き、奥地へと到達した一行。

 

 すると、その光景は不思議なものだった。

 

 箱庭のような感じの世界で、そこにはおもちゃに似たものがあった。

 

 道中には紙の様な薔薇があり、赤と白に塗り掛けのものがあったが……そんな一行は驚きの光景を目の当たりにした。

 

 それはなんと‘裁判’だった……。

 

 

 

(なんだ……?)

 

 

 

 その中には白ウサギがいた、その白ウサギはトランペットを吹いた! 

 

 

 

「只今より、開廷する」

 

 

 

「裁判をするの? どうして?」

 

 

 

「裁判長は、ハートの女王陛下! 

 

 女王陛下の名の下に、これより被告人アリスの裁判を行う!」

 

 

 

 裁判席には「ハートの女王」が鎮座しており、その右隣に夫の「ハートの王様」もいた。

 

 そして、被告席に立たされている少女がいた。

 

 

 

「この度の裁判は、今我が国に起きている事件。

 

 そして、今被告席の娘君‘アリス’の裁判である!」

 

 

 

 ハートの王様は事件の概要を発表した。

 

 

 

「この娘が、今回の事件であることに間違いない。

 

 何故なら、私がそう決めたのだから!」

 

「そんなのってないわ!」

 

「被告アリス。

 

 何か言いたいことがあるかね?」

 

「あります! 私は何も悪いことはしてないわ! 

 

 女王だかなんだか知らないけど、あなたみたいなわがままな人は今まで見たことないわ!」

 

「お黙り! この私を怒らせる気かい!!!」

 

 

 

 裁判の光景に、ソラとエックスたちは積もりを感じていた……。

 

 

 

「なあ、エックス……」

 

「なんだ?」

 

「なんだか、あの娘かわいそうじゃないか!」

 

「言いたいことはわかる……だか、こればかりは仕方ないよ?」

 

「でも……」

 

「ソラ、気持ちはわかるよ? 

 

 でもエックス様の言うとおり、仕方ないんだよ?」

 

「うん、僕らは他の世界に参上したら……」

 

「‘干渉’。まあ、確かに‘参上’してるからね?」

 

「そう、それはダメなんだよね……」

 

 

 

「判決を言い渡すっ!! 被告人アリスは‘有罪’!! 

 

 我らの国の住民はおろか、ハートの女王である私を襲い! ()()()()()()()とした罪である!!」

 

 

 

 

 

「っ!?」「ぐわっ!!?」

 

「ええっ!?」「なにっ!?」

 

 

 

 

 

「衛兵たち!! この者の首をはねよ!!!」

 

「そんなっ!? 嫌よ!!! 助けて!!!」

 

 

 

「その判決待ったぁっ!!!!!」

 

 

 

 エックスの怒号の一喝にて、裁判場に響き渡った! 

 

 

 

「っ!? 何者だ!!」

 

「俺だよっ!! 入らせてもらうよっ!!」

 

「ちょっ!? ちょっと待ってよ!!」

 

 

 

 エックスの堂々の割り込みによって状況は一変した。

 

 

 

「なんだ、お前たちは?! 

 

 裁判の邪魔をする無礼者め!!」

 

「悪いね? でも、ハートの女王さま? 

 

 あんたはさっき「ハートを奪われた」って言ったな?」

 

「それがどうした?」

 

「俺たち、真犯人に心当たりがあるんだ!」

 

「そうそう、ハートレ……真犯人に襲われたんだよ!」

 

 

 

 グーフィーの発言に、傍聴席の住民とトランプの兵隊たちに動揺の声があがった! 

 

 

 

「とにかく、その娘さんは犯人じゃあない! 

 

 襲われたってんなら証拠の一つや二つが残されているはずだ!」

 

「バカをお言いでないよ、なら証拠は?」

 

「…………!」

 

「……面倒なお人だな?」

 

 

 

 裁判はエックスとソラたちの登場で保留となり、アリスは鳥籠の牢に入れられてしまった……。

 

 

 

「この娘が、アリスが無実だという証拠を差がしておいで! 

 

 証拠がなければ、お前たちの首をはねてやるからね!!」

 

 

 

 ハートの女王の許しによって、ソラとエックス一行は証拠集めが始まった……。

 

 

 

「……とは言ったものの、まずは君のことを話してくれるかな?」

 

「私? 私はアリス、アリスっていうの。

 

 あなたたちは?」

 

「俺はソラ」

 

「エックスだ、ソラの師匠さ」

 

「僕はドナルド」

 

「グーフィーだよ」

 

「はじめまして……でも、こんな時じゃなかったらたくさんお喋りしたいけど……」

 

「いいってことよ、災難だったな?」

 

「ごめんなさい、会ったばかりなのに……私なんかのために……」

 

「おっと、暗いこと抜きだ。

 

 アリス、君はどうして裁判にかけられたんだ?」

 

「私の方が知りたいわ。

 

 女王様ったら、私の顔を見たとたんにいきなり犯人だって決めつけたの」

 

「そりゃあ、難儀な話だなあ……。(まあ、若い上に美少女だから妬んだってのは言ったら即だな?)

 

 ……話変わるが、君は何処から来たんだ?」

 

「私? ええっと……よく覚えていないの。

 

 たしか、原っぱで本を読んでもらっている時に不思議な穴を見つけたのよ」

 

「不思議な穴?」

 

「ねえ、ドナルド。

 

 僕たちはそんな穴には入ってないよね?」

 

「静かに」

 

「うん、その穴をのぞいてみたらまっさかさまに転がり落ちて……」

 

「落ちて、この世界に?」

 

「うん、気がついたらこの世界に落ちてきたの」

 

「なるほど、それを聞けて安心したよ。

 

 あとは任せろ、お前を逆転無罪に導いてやるからな!」

 

「面会ここまで!」

 

「おっと、もうか? 

 

 じゃあ、それではってね?」

 

 

 

 一行はその場を離れた……。

 

 

 

「…………」

 

「どうしたの?」

 

「ねえ? アリスはどうやってこの世界に来たの? 

 

 普通の人は違う世界を行き来できないのに」

 

「う〜ん……僕たちみたいにグミシップを乗ってきたわけでもないし、キーブレードマスターでもないのに、なんでだろう?」

 

「さあな? それは後からって話だが、干渉しすぎたらって話だな? 

 

 ……行こうぜ、証拠を集めに」

 

 

 

 エックスとソラたちは、証拠を集めに不思議な世界の冒険が始まった……! 

 

 

 

 

*1
アリスが泣き出して溺れかけたことを言っている。




次回
証拠集めとチシャ猫
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