同郷の奴隷達から、人間だけの理想郷の噂を聞かされるが、拳銃ダークエルフの女イーレシスンに買われた。
そして因縁の青髪と赤スカーフの二人と思いがけず遭遇。イーレシスンの魔法でお互い大したけがもなく事なきを得るが、ほとぼりが冷めるまで国を離れることに。
0012〜0013のの出来事を細かく描写します。
一日目:2つの村を横切る。第二の太陽は一時間周期。
一部他人のステータスが覗けるようになった事に気づく。
二日目:廃村で幽霊に襲われる。
村落が点在する一帯で足止めされる。
三日目:祐一郎はアイスという少女と出会う。
アトーエにあるダンジョンを目指し船を乗り継いで港へ辿り着き、魔法鍛冶師誘拐未遂を防ぐ。
四日目:後片付けを手伝い出発するが迷って尻尾の無い巨大サソリ。ヴァイオレントスパイダーと遭遇してしまう。
しかし、そこへ謎の女が現れる。
其の十九
イーレシスンの口調は、onepieceの女海賊をイメージしてます。
「いやー。お困りですかぁ?」
ガサ
ガサ
ガサ
ガサ
場違いで素っ
乱入者にターゲットを変更した。
祐一郎とイーレシスンは彼女の方へ駆けだす。
そして今まさに彼女に突き刺さらんと迫る!
「目を閉じてくださーい!
我、
≪
カッ
——ギャァァァァァァ
その瞬間、凄まじい閃光がほとばしり——絶叫が響き渡った!
——祐一郎の!
祐一郎は異世界語翻訳機能のあるチャットウィンドウを開いておらず、彼女の言葉が解らなかった為起こった悲劇であった!
『目が! 目がぁぁぁ!』
どっかの空に浮かんでるヘンな城に居そうなオッサンの如く両目をおさえる祐一郎。
まぁ、犠牲は常に付き物である。
——そしてヴァイオレントスパイダーは、視覚を奪われその場で気持ち悪く無数の足をじたばたとさせている。
もしこの場に神経の細い人間がいたなら。
足先がフラクタルな樹状に二分岐する、かぎ爪のようにねじくれた外骨格に押し込められた肉体が脈動し。体表から突き出す無数の太い毛の一本一本が足のようにも見えて生理的嫌悪感をもよおさせることだろう。
そもそも生きた巨大な昆虫など、現実味が無いのだ。まだ、おびただしい蟲が組み合って、巨大な一匹の虫に擬態していると考えた方が、
しかし。それでも現実として目の前にいる事実は、群集恐怖症にでもかかったのか——と錯覚してしまう
——だが、そんな異形相手に。神経が図太いのか。見慣れているのか——謎の女性は臆した様子も無く詠唱を
「……我、ふれるものをうち砕かん——
はい。
≪念動魔法:
バ ス ン
簡易詠唱で≪
≪
いるとすれば必殺技を
彼女の使った≪
そして本来、動きながらの魔法行使は至難。
凄まじい技量を要する。
これまで登場したマジックキャスターたちは誰も彼も、長々とした詠唱を行う者などいなかったが。短縮するだけで十分な熟達者といえる。
イーレシスンから見れば、≪
バキバキ——メキ——ガサガサガサ
——現在。魔法を込めた一撃を直撃された巨大蜘蛛サソリは、失った視覚。そして内臓が晒されたことによるショックにより、森の中を滅茶苦茶に暴れまわっている最中である。
「うわー! なんかしぶといですよ! コレェ!
逃げましょう!」
女はそう言うと一目散にこちらへ走って来る。
「……っぁ、ちょ! おい!」
「お先にー!」
一瞬呆然とするも、祐一郎を促して後を追うイーレシスン。
『ち。ほら行くぞ! 祐一郎!』
『目が! 目がぁぁぁ! ——』
『(チャットウィンドウ、オープン!)』
いまだ異世界語がサッパリな祐一郎は。正体不明な人物の情報を得るため、翻訳機能のあるチャットウィンドウを目前に表示させる。
「いやー。大変でしたねー」
『(大変だったのは、主にオネーサンだけなんですけど!)』
祐一郎は心の中で突っ込む。
祐一郎といえば
というより奴隷が不満を持ったところで何でもないのだが——。
ぽややンポニテの浅黒い黄色女性エルフはこっちへ歩いて来る。
10代後半から20代前半だろうか。
胸は——無いはずが無い。
祐一郎の目が
とはいえ未だ≪
——くせっ毛に涙ぼくろがなんかエロイ。
動きやすい服装に皮鎧。杖に、鉈剣とあまり見ない組み合わせ。
あと荷袋を袈裟懸けに背負っている。
そんなに量は無さそうだ。
長旅では無いのだろう。
ある程度の距離まで来ると、にっこり微笑み口を開いた。
「あのー。私、まよってしまいましてー。おなじ女性の方と あえてよかったですー。
あ、私。ハロってゆいます。
どうぞよろしく」
祐一郎は感心した。
イーレシスンを女性と見抜くとは——!
『(やるな……いや。もしかして性別が解らないからブラフ。とか!?)』
どうでもいい思考の迷宮に入り込んだ祐一郎。
ギラリ
何かの気配を感じたイーレシスンは祐一郎を睨みつけた!
そして、石になった祐一郎を迷宮に残して話は進む!
「——俺はイーレシスンだ。こっちは祐一郎」
「どうもですー。
あなたたちも、みずうみにー?」
「ああ、そうなんだが……確か以前来たときはこの川を
ハロは指を唇に当ててあざとく小首を傾げつつ、視線を
……なぜだろうか。
祐一郎はなんだか体の一部の居心地が悪くなり、90度のお辞儀をしたい衝動に駆られる。
そして、その瞬間イーレシスンは邪悪な気配を感じ、祐一郎は盾で視線を遮った。
どうでもいいが。これ以降、祐一郎はその盾をアイギスと呼ぶことになるのである!
「……いやー。私もそう おもったんですけどねー。
たぶんですけど、川の流れが変わって別の川と つながっちゃったんだと おもいますよぉ」
それを聞いてイーレシスンは自分の中で
実は彼女も違和感は感じていたのだ。
道はあるのだが、地元住民が使っているような
——言語化しずらい違和感。
同じように迷った旅人が行ったり来たりした結果出来た、目的の判然としない謎の道。
いつの間にかそんな横道に入り込んでしまっていたのだ。
注意深く観察すれば、歩きなれない旅人の苦闘の
腐食の度合は落ち葉の裏表で異なる。そのため歩いて葉が裏返ると痕跡として残るわけだ
獣道に踏み込んで、
用を足すのに丁度いい人目をはばかる位置にある謎の広場。
地元のハンターにしては
この地方は高温多湿で雨多の熱帯気候である。
従って
イーレシスンが以前来たときと川の流れが変わっており、上流へ
迷子の真相はそんなところである。
「ところで、あんた女一人なのか?」
「う……最近つれの子がぁ。やられちゃってぇ……。
……あの、あつかましいお願いなんですけどぉ。
よかったら一緒に行動させてもらえませんかねー?
さっきみてもらった通りぃ、役に立ちますよー!」
——いきなり来た。
『(というか。
イーレシスンに 媚媚び仕草の 意味解らん。
——なんか俳句みたいになった!)』
たしかに女一人で行動するのは不安だろう。
もしかしてだが、こっちが襲われているところを見つけて、恩を着せるつもりで接近してきたのかもしれないと祐一郎は考えた。
『(必死か!
——まぁ……必死か。)』
同じ女であるイーレシスンと組もうと考えるのはごく自然。
例え一時的なパーティであったとしても、だ。
なにせダークエルフ。
地元に縁を持たない異邦人だ。
積極的に関わり合いになりたいとは思わないだろう。
彼女にはなにかアテがあるのかもしれない。
『(あれー?
イーレシスン【ボッチ】扱いされてるぅ?)』
——祐一郎は要らぬ勘ぐりを働かせる。
『あ』
そして、真顔のイーレシスンと目が合った。
カチン☆
祐一郎は石化した——。
※石化は比喩表現です。
次回
秘孔を突かれてヒデブする!
装備:服 1kg
装備:ズボン 1kg
装備:インナー 0.5kg
装備:靴下
装備:靴 0.5kg
装備:円形盾 4kg
装備:円形盾 4kg
リュック20L 10kg{
水袋 4L 0.5kg{
水2.5kg
}
水袋 4L 0.5kg{
水3kg
}
小麻袋 1L{
干し肉0.3kg
}
小麻袋 1L{
干団子0.4kg
干団子0.5kg
}
陶器の瓶0.75L 1kg{
}
小型ナイフ0.5kg
包帯0.5kg
小袋 0.2L{
木の小物入{
裁縫道具
}
}
小袋 0.2L{
火口 0.04kg
火打石 0.2kg
}
靴 0.5kg
}
Total:30.44kg
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時系列順設定集 0012_00〜0012_09へ
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