その過程でキャラの性格など事前説明なく「こここうなってんの?」と思われるような変化してる部分もありますが、そこに関する説明も後程入れていきます
「いやぁ変に警戒しちゃってごめんねぇ~?ここ最近襲撃が激しくて、皆ピリピリしてたから……」
案内した一室にてウォルターとハウンズ達に向かい合い、頭をかきながら、苦笑と共に謝罪する、桃髪の少女。アビドスの生徒会――別名『アビドス廃校対策委員会』の委員長にして、唯一の3年生『
「皆広がる砂漠に嫌気がさして、転校や退学して街を出ていっちゃったもんで、見ての通り、全校生徒は私達5人だけ。そんな有様だから、都市の住民もほとんどいなくなって、さっきのカタカタヘルメット団みたいな三流のチンピラが潜り込んで幅を利かせるばかりか、終いには学校を襲ってくるだったんだ。まぁしばらくしたら、またあんな感じで仕掛けてくるとは思うけど……」
「こんな消耗戦を、いつまで続けなきゃいけないのでしょうか…ヘルメット団以外にも沢山問題を抱えているのに……」
途中一旦別れ、用意した茶を出して同じく座っていたアヤネの嘆きに、他の3人も合わせて顔を伏せるが、ホシノが再度口を開く。
「そこでなんだけど、ちょっと計画を練ってみたんだ。聞いてくれない?」
「えっ!?ホシノ先輩が!?」
「消極的なホシノ先輩にしては珍しいね。どんな計画?」
予期しなかった言葉に露骨に驚くセリカに対し、同じく獣を思わせる耳を立たせた銀髪の少女——『砂狼
「うん、実は少し前に、シロコちゃんがここから30kmくらいのところに、ヘルメット団の前哨基地があるって教えてくれててね?その時は余裕なくて何もできなかったけど、ここんとこヘルメット団は、数日もすれば、また攻撃してくるサイクルを続けているから、奴らが一番消耗しているこのタイミングで、こっちから仕掛けて、奴らの前哨基地を襲撃しちゃおうかなって」
幸いにも先程襲撃してきたヘルメット団は、対策委員会とハウンズの挟み撃ちで壊滅し、チヌークに拘留されている。残存戦力がどれ程かは不明だが、仮に同程度の者ばかりなら、このまま奇襲しても問題なく殲滅できるだろう。
「まぁそんなわけで、図々しいとは思うけど、そこまでの移動にあのヘリで乗せてってほしくてね?お願いできないかな?」
「……乗り掛かった舟、か。いいだろう、それくらいなら手伝ってやる」
どうせこのまま戻ろうにも、アロナが妨害してくるだろう。そう考えたウォルターは、開き直って協力に応じることを決めた。