サブスクに登録して制限解除されたのをいいことにAI画像作り過ぎて保存が追い付いてないせいで色々活動が・・・
アビドスへの連邦生徒会の支援が決まり、カイザーの介入がこれ以上難しいものの、幸いすでに借金の担保として接収した砂漠地帯や、砂嵐に呑まれ放棄された市街は変換する必要がなく、好きに使っていいとあって、以前からカイザーがそこで行っていた調査に、演習を口実とした協力を『S.H.A.R.K.S』の取り決めたマコ。葉巻を吹かせながらカイザーPMCのオフィスを出ようとしたところに、黒服が声をかける。
「おや『深淵なる蒼』、ちょうどいいところに。私の仲間に、貴女と話がしたい者がいまして、理事と今後の話をしたら、そちらに向かうところでした」
「オッサンの仲間?っつーと、『ゲマトリア』だったかのメンバーか。誰だい?」
足を止めたマコは、かつて黒服が説明していた彼の属する組織、『ゲマトリア』について思い返す。曰く、かつて存在したとある研究機関の援助をしていた組織から名を拝借したそうだが、神秘の探求、研究のため動いている彼等の行動について、マコは特に興味、関心がなく、オセアも警戒はすれど、「今はまだ害がない」と静観に留めていたとあって、あちらからの
「『ゲマトリア』ではあまり個々の
『ゲマトリア』の内情を話しながら手元の端末を弄り、『主任』なる相手へと連絡を入れた黒服。間もなく反応があったようで、2、3言葉を発した後、差し出された端末を受け取ったマコは、早速耳に当てる。
『あーあー、えぇっと?『S.H.A.R.K.S』のリーダーさぁん?聞こえてるかな?』
「おぉ、でけぇ声出さなくても聞こえてるぞ」
『あそうなんだ、そりゃ失敬!ダハハハハ!』
挨拶もそこそこ、早々に煽るような『主任』の第一声に、マコも乗る様にふざけて見せると、意外なノリに機嫌を良くした様子で笑う。
「それで、早速だが何の用があるってんだい?」
『あらら、もう移る?そこまで気になるんだ?』
「アンタが今何してんだか知らねぇし興味もねぇが、こっちも暇じゃねぇんだ。無駄話がしたきゃ、せめて直接来るこったな」
『おぉ厳しいねぇ~!んじゃ、さっさと話そうか、ギャハハハハハ!』
マコとしてはミナトやオセアと新たな依頼や現在の懐事情について話すところだったため、早く戻りたいとあって単刀直入に切り込むが、そこまで引き延ばすわけではないものの、なかなか本題に入らないと思ったところで切り替わる。
『まぁ、簡単に言えば、そっちの戦闘を始めとした活動データの収集と引き換えに、支援させてもらいたくてね。昔俺達が送ったプレゼント、使いこなしてくれてる娘も結構多いみたいだし』
「へぇ、やけに無造作に置いてあったと思ったが、ありゃアンタが寄こしたもんだったか……」
マコ達がまだアリウスにいた頃、増える人数に対し、銃火器を始めとした圧倒的な装備の不足に悩んでいたところに、突如様々な見慣れぬ銃火器を積んだ大型トラックのコンテナが横転し、中身を晒していた。ミナトの様に警戒し、手を着けなかった者もいたが、背に腹は代えられぬと手にして以来、那須昂姉妹の様に愛用するものも多く、更に残っていたものも、サドラの様なアリウス脱出や、SRT入学以降の加入者に希望があれば配っていて、『S.H.A.R.K.S』では一般的な存在となっている。
『そうそう、いやぁ思ったより使いこなすのが多かったけど、オジサンとしても喜んでもらえて何よりだよ!ギャハハハハハ!』
「こっちとしても助かったぜ。おかげでこうして食い繋いでるわけだしな。とりあえず、まずは希望者からってことでいいか?そっちへの恩もだが、こっちにもプライバシーってもんがあるからな」
『そこは問題ないぜ!じゃ、よろしくお願いしようか!見せてもらうよ、君達の可能性を、ね。じゃ、また今度!何かあったらそこの彼に連絡してね~!』
そのまま『主任』が一方的に通話を切り、沈黙した端末をマコに返された黒服は、声量的に聞こえていたようで、「クックック」と喉を鳴らす様に笑いながら受け取る。
「『貴女達の可能性』、とは、なかなかな表現ですね。あまり当人抜きで話すべきではないかもしれませんが、彼とその仲間は、我々が神秘や崇高を求める様に『人間の可能性』を探求していましてね。どうやら、彼のお眼鏡に適われた様で」
「らしいな。アンタと違って
『主任』が如何様な存在かはまだ未知な部分も多いが、少なくともこちらの害にはなり得ず、むしろ活動に支援がもらえるなら悪い話でもないと判断したマコは、以前から黒服に苦言を漏らされていた葉巻をあてつけがましく見せつける様に手にすると、再度口に戻し、さっさとカイザーPMCを後にした。