「えー、今一度メンバーの確認を行う」
「「はい」」
「まずデアリングタクト」
「はい」
「ツルマルツヨシ」
「ゴホッ……はい……」
「無理するなよ?……イクノディクタス」
「はい」
「ジャングルポケット」
「おう!」
「ビコーペガサス」
「はい!」
「ヴィルシーナ」
「はい」
「ドゥラメンテ」
「……はい」
「サムソンビッグ」
「はいはいっ!」
「サウンズオブアース」
「SÌ」
「日本語で頼む……ロイスアンドロイス」
「問題ないわ」
「ノースフライト」
「はいっ」
「えー以上11名……今更言うことでも無いんだけどさ……メンバー多くない?」
「そんな事無いと思いますが?」
「デアリングタクト、君はそう思うかもしれないが、世間一般でチームで11人はサッカーできるの。ウマ娘のレースって基本個人競技なのでサッカーできる人数は必要ないの」
「トレーナーさんがサッカーの例を今出したのは、トレーナーさんがサッカーをよく見ることと、このチームがサッカーの1チームに最低限必要な11人とぴったり同じであることでそういったのですか?」
イクノディクタスが質問をする。
「そうだ、さすがだな」
もはやツッコむことが面倒になったので軽く受け流す
「恐れ入ります」
だめだコイツ適当にあしらっているとわかっていない。
「……まあ、とりあえずこの人数でも今のところ問題出ていないからいいか……」
「そういえばトレーナーさん、昨日は休日でしたけど何をされていたんですか?」
「え?……ああ、なぜか親が用意したお見合いに行かせられたよ」
瞬間、全員のウマ娘の目が光る。
「それ……本当ですか?」
「え?ああ、まあ。そうだけど……でも結局成立しなかったよ。俺って魅力ないのかな……」
「そんなことはねェよ。トレーナー」
「そうです!」
「……当たり前だ」
それぞれが皆否定してくれる。こんないい娘に育ったのか……トレーナー嬉しいよ(父親面)
「まー、今は配偶者とかはいいかな。君達と時間を過ごしたいし。なんなら君達と過ごすなら、人並みの幸せも追い求めようとしちゃだめだな。よし!暫く結婚とかは考えない!今日も頑張るぞー!」
「「おー……」」
いきなり全員の元気がなくなった。一体何なんだ?
皆さんお気づきかもしれないが、このトレーナー、本当に鈍感なのである!
お見合いも実は結構雰囲気よかった!でも最後の最後で自分が育成しているウマ娘の話で熱中してしまい、相手に引かれただけなのだ。
皆さんにこれからご覧頂くのは、単純なレースの話ではなく、鈍感トレーナーを落とすまでのラブコメである!!