オリ主がアビドスの借金を頑張って返そうとする話 作:タンペペン
ヤンデレタグ必要ですかね
さてさて、黒服との遭遇から二週間が経った。あの取引以降によく学校の近くで謎のドローンを見掛けるようになったのだが、やっぱりあれは黒服の物なのだろうか。幾度となく撃ち落としてはいるものの、次の日には同じものがやってくる。それほど僕の身体を観察したいという事なのだろう。
どうやら自分が思っていたより自分の身体は特異なモノだったようだ。確か、『崇高』の表出とか言ってたな……
……いや、考えてみるとかなりヤバいなこれ。確か、『崇高』に成ったシロコ*テラーが『死の神』と呼ばれていた理由が、彼女の、『砂狼シロコ』の元ネタである『アヌビス神』の要素を強く引き出していたかららしいから、つまりその元ネタの要素を引き出した状態が『崇高』なのだと、どこかの考察で見た。
僕はあくまで僕であって元ネタも何も無かった筈だけど……この世界に転移した時に何かあったのかな
……まぁ、その内わかるでしょ!!(適当)
……と、まぁそんな感じで思考をぶん投げた所で、今回ヒナから依頼された温泉開発部の開発現場に到着した。取り敢えず物陰に隠れて様子を伺う。
「おーおー、派手にやってなさるねぇ……」
倒壊したビルの中心でゴツいドリル型掘削機が轟音を立てて地面を抉り取ってしており、その周りに温泉開発部の部員どもがまるで何かに取り憑かれたように地面にツルハシを突き立てては返しを繰り返している。
「温泉!!開発!!温泉!!開発!!さぁ、どんどん掘り進めろーっ!!」
えっと……この人達精神とか大丈夫?ちょっとおめめぐるぐるになってたりしない?
……まぁいい、今日は仕事続きで本当に疲れたからさっさと全員鎮圧して学校に帰りたい……
というのも、これを含め今日だけで鎮圧を依頼された件数は五件に登るのだ。今までの一日最高記録が三件だったのでこれにて記録更新である。実に記録更新までの日数僅か二日……やったね!!
ゲヘカスがよぉ……!!!(憤怒)
そりゃ報酬金はたんまり貰えるけど!!正味一日一件、多くても三件程度だと思ってたのに!!ゲヘナの民度舐めてた!!しかもゲヘナ広いから移動がマジで大変なんだよ!!さらになんか皆無駄に良い武器持ちやがって!!おかげで弾が避けきれなくて少し怪我したんだよ!!痛かったよ畜生!!
ああもうムシャクシャしてきた!!元々温泉開発部には恨みあるしアイツら全員ぶっ飛ばす!!周りの人達を巻き込まない程度に暴れるか!!
「ヘイガールズ!!今からお前らをぶっ飛ばすけどいいな!?因みに返事は聞いてない!!」
「なっ!?」
つい最近買ったばかりの二丁拳銃『arrows of Vanguard』をホルスターから引き抜く。二丁とも弾丸が一発までしか込められないコンデンサー銃だ。
……何?正気じゃない?馬鹿め!!怪我のリスクを少しでも減らす為に短期決戦に特化する作戦なのだ!!赤冠中は僕の身体の負担を無視した理想の動きが出来るので、反動で手が震えて弾丸がブレる事はない。
……やっぱり良いねこの重厚感。安い銃とは違って良いブランドの銃ってのは手に馴染むな。
日々借金返済に追われている身で高い銃を買う事はやはり気が引けたが、やっぱ仕事で使う物に妥協は出来ない。まぁ、扱える奴が居なさすぎて売れないのか、特に中古でもないのに安かったのはラッキーだった。
「誰だお前は!?」
「邪魔すんなら容赦しnぎゃっっ!!!」
じゃーコイツらを蹴散らしていく~
──────────────────────
えー、取り敢えず全員縛りあげました
やったぜ
「もうヴァルキューレに通報しておいた。さあ大人しく逮捕されるんだな!!」
そう言うと、彼女らは諦めたような表情をしたかと思えば、キッとこちらを睨み付けた。何か言いたげな顔をしている。僕への恨み言だろうか。
「くっ、『赤き残光』め……!!」
「……え、何それ」
「突然彗星のようにゲヘナに現れ、いくつもの不良グループを鎮圧して回っている恐るべき賞金稼ぎ……!!」
「奴の目とヘイローが赤く染まったが最後、気が付けば取調室でカツ丼を食べているという……!!」
……ん?何言ってんだコイツ
「え、取調室でカツ丼は出ないよ?」
「え?」
「ドラマの中だけだよ」
「……え?ほんと?」
「ヴァルキューレの人たちが言ってた」
「そんな……」
露骨にしょんぼりしてしまった……なにこれ僕が悪いの?
ってか、いつの間にそんな異名が……!?僕有名になってきたってことなのか!?
いや、抑止力になってきた証明だから悪い気はしないんだ!!ヒナちゃんもそれが目的だし!!
悪い気はしないんだけど……
……やっぱクソ恥ずかしい!!
中二病の時期に頑張って難しくてカッコいい漢字を探して二つ名を造りまくった思い出が甦るから止めて!!
「……えっと、その、赤き残光?ってもう既に結構広まってたりする……?」
頼む、広まってるとしても不良グループとか温泉開発部内だけに留まっておいてくれ……!!
あの時の冷たさと生暖かさが一体となった視線を浴びたくないっ!!
「いや、今考えた
これから広める」
「よし遺言はそれだけか?」
「なんで!?良いじゃないか残光!!我ながらとてもカッコいい二つ名が出来たと思ったのに!!」
「そういう問題じゃないっ!!」
「もし気に入らなかったなら、他には……昏き陽炎とか、赤い悪魔とか、赫狼とか、黄昏のアレスとかがあるんだg「ちわーすヴァルキューレでーす温泉開発部どもはこちらで捕まっているこいつらですかねー」なっ!?」
「あっ、ヴァルキューレさんいつもお疲れ様でーす。そうですそいつらが温泉開発部のバカどもでーす豚箱にぶちこんどいて下さーい」
「はいーっす、じゃあお前らコイツら車に載せてってー。逃がさないように注意しなさーい。
……いやー、こちらこそいつも賞金首の逮捕や不良どもの鎮圧をしてもらって、かなり助かってます。」
「くっ、またカッコいい二つ名思い付いたら来るからーっ!!待ってろーっ!!」
「ふざけんなおまえーーっ!!……ふう。まぁ、別にお金が欲しいだけなんでそんな感謝されるような事じゃないですよ。」
「そうですか、まぁそれでも感謝は受け取っておいてください。助かっているのは事実なので。では。」
そう言うと、ヴァルキューレの生徒達は温泉開発部連中を車に詰め込んで出発していった。進んでいく方向を見れば、既に陽が沈みかけており、柔らかで清々しい橙色の夕焼けが空を染めていた。
……なんだか、仕事を終えた後の夕焼けって見てると疲れる。今まで働いてきた時間の実感が一気にどしんと肩に乗っかってくるような感じ。……だけど、それも全て爽やかに感じる。綺麗な夕焼けの終わり良ければ全て良し感は凄い。
さて、そろそろ不良どもの動きも落ち着いてくる時間だし、ヒナに連絡してお金を受け取ってから帰るか。
今日はかなり働いたから250万円位貰えるかな、なんて考えている時、背後から声がした。
「あっ、あのっ!!ちょっと、ちょっといいですか!!」
「……?」
振り返ると、そこには赤いショートヘアの眼鏡っ娘が本を両手で抱えながら息を切らしていた。
「何か用かな?」
まさかファンでも付いたかな?と半ば冗談のように考えていると、彼女は深く頭を下げながら言った
「きょ、今日は助けてくれてありがとうございました!!」
「え」
「あの人達の温泉開発に巻き込まれてしまいそうだった私の前に立ち塞がるように立ってくれて、とても心強かったです……!!」
べ、別に貴女を助ける為に温泉開発部を襲撃した訳じゃないんだからね!?勘違いしないでよね!?(事実)
いやほんと、誰?いつの間に僕の後ろに居たの?まー、あの時ちょっと自分の銃にうっとりしていて気付かなかったのかも知れないが……
……まぁ、何はともあれ守れているならヨシ!!
「あ、自己紹介をしてませんでした!!わ、私の名前は───陸八魔アルと申します!!ゲヘナ中等部に通ってます!!そ、その……貴方の名前も教えて欲しいです!!」
ウッソだろお前!?アル社長!?中学生の時のアル社長ってこんな眼鏡っ娘だったの!?
「お、おう……僕の名前は黒江クロだ。」
「あれ、赤き残光さんじゃ「あれは違う」違うんですか!?「逆になんであれだと思った!?」」
「はぁ……所属は、まぁ一応無い。賞金稼ぎをしているが、一応傭兵業的な事もしt「傭兵!?傭兵なんですかっ!?」ウオオッッ!?そっ、そうだが!?」
アルちゃんの傭兵という言葉への食い付きが凄まじい……!!アーマード・コアやらせたら昇天しそうだなあと思いました(小並感)
「あ、あの、私、高校に入学したら、お金を貰えれば何でもするアウトローな便利屋を設立したいんです!!」
「裏社会で恐れられちゃうような、アウトローな便利屋を!!」
「そ、そうか……がんばれ……って言っていいのか……?」
「そ、それで!!あの……よ、傭兵ってお金を払えば雇えるんですよね!?」
「んー、ま、そうだな……報酬金額によるが……」
「もし、私が便利屋を設立したら、あ、あの、一緒に便利屋しませんか……?」
うぇっ!?なにその廃部寸前の部活を復活させるラノベの序盤でヒロインが主人公を部活に誘う時みたいな……
つか、一応便利屋って反社だよな……そんなノリで誘っていいのか……?
「も、勿論お金は払います!!」
え、うーん、僕にはホシノとユメ先輩が居るし……アビドス以外居場所無いって言われてるし……でもお金払ってくれるんだから無下に断るのもアレだし……うーん
「……残念だけど、僕は帰るべき場所がある。帰りを待ってくれる人も居る。所属が無いとは言ったが、居場所が無い訳ではないんだ。あと、雇えるとは言ったがそれはあくまで一時的に、だ。」
「そ、そうですか……」
「勿論毎日依頼料を支払ってくれるのなら毎日その便利屋とやらに居てもいいが、僕を雇うのは───高くつくぞ?」
「……!!」
「というわけだ、僕は便利屋には入らない。すまんが、他をあたってくれ」
「わ、分かりました……ご、ごめんなさい……」
「……そっちが謝るのか……良い子だな……まぁ、なんだ、便利屋には入らないが、金さえ払ってくれるのなら依頼は受けるぞ。ほら、電話番号」
「わ……!!」
「その便利屋が受けた依頼で何か手伝って欲しい事があれば僕に電話しな。勿論依頼料は請求するが、戦闘に関しちゃ間違いなく活躍できる。僕に依頼して損は無い。それ以外は……まぁ、経営なら多少は出来るかも、な位だから期待するな」
「あ、ありがとうごさいます!!」
「いや、別に感謝される筋合いは無いんだが……まぁいい。便利屋業頑張れよ、アル社長。」
「はい!!一流のアウトローになってみせます!!貴方みたいな!!ではさようなら!!」
「まて!!まるで僕がアウトローみたいな言い方はやめるんだ!!って……行ってしまった……」
……取り敢えず鎮圧五件分の報酬をヒナに貰いに行くか……
─────────────────────
「はい、250万円確かに受け取りましたっ!!今日も依頼してくれてありがとうごさいました!!」
「お疲れ様……今日は連続して大量の鎮圧を任せてごめんなさい……」
「いやいや、ちゃんとお金貰ってるんだから謝る必要は無いぞ、むしろこんなに報酬貰ってるこっちが感謝したい位だ。」
「そう……」
「いつも僕に依頼してくれてありがとう、ヒナ。」
「……」
「さて、僕はもう帰りm「え……?撫でてくれないの……?」……はいはい、また眠れなかったの?」
「うん……」
「……じゃ、ちょっとだけね」
─────────────────────
「ただいまー!!」
「お帰りなさい、クロ」
「クロ君お帰り~!!」
「ひゃー疲れた~!!腹減った~!!取り敢えずなんかコンビニで買って……いやまて!!なんだこの美味しい匂いは!!嗅いでいるだけで腹が更に減る!!」
「……!!」
「ふふふ……気付いた?なんと実は~!!今晩のご飯はホシノちゃんと私で作っちゃいました~!!パチパチ~!!」
「なんとおっ!?」
「ゆ、ユメ先輩!?私が作ったことは話さないって」
「えー!?ホシノちゃんも頑張って作ったんだから話した方が良いよ~!!それに、今の内に胃袋を掴んでおくのも大事だよホシノちゃん」
「……確かに、それはそうですね」
「おおこれか!!ウッヒョ~!!マジでうまそう!!本当にありがとうホシノ!!ユメ先輩!!」
「あ、クロ。食べる前に一つ良いですか」
「なんでしょう!」
「今日もヒナとやらにナデナデしたんですよね?」
「そ、そうだね……」
「後で私達にもそのヒナにやったことと同じ事してください、ね?」
「わ、分かったゾ……と、取り敢えず頂きます!!」
料理は滅茶苦茶美味かったし、この後二人と滅茶苦茶ナデナデした
もうそろそろ過去アビドスも終わりに……したいなぁ……
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