オリ主がアビドスの借金を頑張って返そうとする話 作:タンペペン
コロナにかかったのです
今月先月と体調崩しまくりなのです
皆様も気を付けて
妄想全開です
さて。あの屋上でのイチャイチャの後はどうなったかと言えば、ぬくぬく三人で温もりを分かち合った後、そのまま僕のベッドにインした。
そう、インしたのだが……そんな状況で何も起こらないはずもなく。
『クロ……とてもあったかいです……うへへ……』
『好き、好き……えへへ、離さないよ~』
湿気が籠った布団の中、二人の息遣いや心音、柔らかい肌の体温が直に伝わってくる。両腕両足をガッチリ掴まれて、ほぼ動けない。
そんな中、両耳にずっと愛を囁かれ続けてビクンビクンさせられました。男として情けないよぉ
勿論そのまま寝れるわけなどなく、ビクンビクンしながら数時間ベッドの中で過ごした。
手は出していない……よな?決してぬくぬく(意味深)ということにはならなかったはずだ。
朝起きた時ぎょっとして彼女らの服装を確認したものの、特に変わった所は無さそうだったのでエ駄死案件はしてない。
……もし、もしだ。ホシノかユメ先輩とあんなことやこんなことをする機会があったとしても、それはホシノと僕が卒業して大人になりキヴォトスを離れた後だ。流石に学生同士で、え、えっな事は……いかんでしょ!!
エッチなのは駄目!!死刑!!
まあもっとも、その頃には互いに他にいい人が見つかっているかもしれないが。それならそれで……ねぇ?
いや個人的にはメチャクチャ悔しいけど、ホシノとユメ先輩が幸せならOKです
ん?あっちから襲ってきた場合?それはもう……はい、諦めます。何も出来ませんとも。
純キヴォトス人の二人に!!出来損ないのキヴォトス人の僕が!!力で勝てる訳がねぇだろうが!!
「んう~、ふう。良い景色だ。」
さて、そんなこんなで一晩をホシノとユメ先輩と明かして朝を迎えた僕は、今校舎の屋上にて優雅な目覚めの時間を過ごしていた。
滲んだ視界を擦れば、燃えるような朝焼けが砂漠の地平線から顔を覗かせ、明るみ始めた暁の空には、星々が名残惜しそうに輝きを透かしていっている。
「これからどうしようかね」
さて、そんな景色を目に焼き付けながらこれからの借金の返済方法について考える。
この美しい景色の中で考える事がそれかよぉ!!
憂鬱な事だからこそ美しい景色の中で考えて少しでも気分をまぎらわさねば……
「二億かぁ……」
普通に桁違いの金額の借金を見て溜め息をつく。前の世界でいったら普通に首絞めてもおかしくない恐ろしい金額だ。
「二億……100を4乗してさらに二倍増やした数字……」
……だめだ、弱気になるな。一人で八億返せたんだ、同じ事だろう?また返せるさ。いや、返さなくてはならない。彼女らに借金なんて背負わせないと自分で決めたんだろ。
心が折れそうになっている自分の頬を思いっきり両手でビンタする。アッ痛いッ!!
「……やるったらやるんだよ!!グズグズすんなバカヤローッッ!!」
八億返した頃はひたすら突っ走って稼ごう稼ごうと夢中だったのに、どうして今さら怖じ気付くのか。
これも実験の影響なのか……?
まあいい、これからするべき事は取り敢えずヒナへの生存報告だろう。正直現時点であれより割の良い収入源は他に無い。土下座でもなんでもして契約を続けなければ……
「ヒナ、怒ってるかな……怒ってるよな……」
なんせ一年間も放ったらかしにしたのだ、タダでは済まないだろう。
一体どんな顔をされるのか不安でしょうがない。
もはやナデナデ以前の問題で、嫌われていてもおかしくないだろう。僕がいないおかげで以前のワンマンに戻ってしまっているから。
取り敢えずもうすぐ二人が起きる時間だ。
朝ごはんの準備をして待とうではないか。
─────────────────────
───朝。目が覚める。
「んん……っ」
布団の中で段々とゆっくり覚醒していく意識と共に全身を伸ばし、瞼を抉じ開ける。
部屋には朝の冷たい静かな空気が満ちていて、聞こえてくるのはユメ先輩のものであろう微かな寝息の音。
(……今は)
時計をちらりと確認すると、朝の六時半だった。家でいつも起きている時間だ。学校でも家でも、私の体内時計は正確だった。ちょっと嬉しい。
「……クロ」
クロは居るだろうか、と横の彼が寝ていた場所を見ると、そこには彼の姿は無かった。どうやらもう既に起きているらしい。いつもこの時間より前に起きているのだろうか。
「……うへへ」
彼の寝ていた跡を見てゆうべのしっとりねっとりした一時を思いだし、思わず笑みが溢れる。
「クロ、あんな表情できるんだぁ……」
どうやら彼、耳が弱いらしい。それもかなり。
それに気づいたのは、たまたま耳に私の息がかかった時、ビクンと跳ねた事がきっかけだった。
それから数時間、彼の両耳にもうあらんかぎりの愛の言葉を囁き続け、また責め続けた。一年間も私たちの前からいなくなったお返しだから、これはペナルティだよね?
そうして涙目になりながら頬を紅潮させ、時々喘ぎ声を溢す彼の姿は、普段のギャップと相まってより鮮烈に脳内に刻まれた。もうこれだけでご飯三杯は空に出来る。
クロのあんな蕩けた表情を見るのは初めてだった。
「……ああもう、思い出してきたら興奮してきちゃいました」
布団を思いっきり頭からかぶり、深呼吸する。
布団の中にはゆうべの幸せの残り香がまだ色濃く籠っており、嗅ぐと思わず頬が緩んでしまう。のでもっと嗅ぐ。
「んっ」
すんすん、すんすんと。犬のようだと言われてもしょうがない。出掛けた主人の残り香を嗅ぐ犬。普通だったら嫌がる所ではあるけど、クロの飼い犬にならなっても良いかも知れない。
「ふへへ……」
瞼を閉じたら脳裏に浮かんでくる……ゆうべの幸せ、彼の温もり、その声と匂い……
『僕が──ビナーを──』
───そして、彼を失ったあの日の記憶も。
「───!?」
急にフラッシュバックした、過去のトラウマ。脈絡なんて無いはずなのに、どうして。
「っぉえっ、なん、で、いま、さら……」
鼓動の早鐘が狂ったように鳴り響く
胃袋の奥から何かがせり上がってくる
凪いでいたはずの恐怖の洪水が平穏な部屋の世界を塗り潰す
苦しい 悲しい 怖い
そこに居るはずのクロ だけど今はそこに居ないクロ
しんでたらどうしよう いなくなってたらどうしよう
いやだ いやだ いやだ
わたしのまえからきえたらやだ
くろにあいたい くろにあいたい
あいたいよ くろ
そこからの動きはもうほぼ無意識だった
ろくに着替えもしないで、靴も髪の直しも歯磨きもなにもかもを置き去りにして部屋を飛び出した
ひんやりと冷たい廊下をお構い無しに裸足で駆け抜ける
「くろ、くろ、くろ……ッ!!」
もうなんでもいい
クロに会えれば他の事なんて今は心底どうでもいい
本当に、どうでもよかった
「見つからない……くろ、どこ……っ゛」
あちこちの部屋を巡ったが、クロは未だ見つからない。アビドス校舎の無駄に広い敷地と多い部屋数が今になって恨めしかった
きっと今の私は酷い顔をしているだろう。今にも泣き出しそうなほど目が潤んでいるのが自分でわかる。
だが、今はそんなことを気にしている時ではない。こうしている間にも、もしかしたら死んでいるんじゃ、とか学校から去ったんじゃ、とかそういう良くない考えばかりが頭に蔓延って押し潰されそうだ。
そんなわけない。非現実的だ。
目に溜まった涙を乱暴に拭い飛ばし、彼を探す。
そうして探し始めて10分以上は経っただろうか。どこからか香ばしい匂いが空気に乗って流れてきた。
見ると、それは廊下のつきあたりの家庭科室からのようだった。
「……くろだよねっ」
きっとクロだ。この時間にこの学校に私達の他にはクロ以外居るはずがない。もし違ったら迷わず撃つ。
廊下を全速力で走り抜け、家庭科室のドアをノックもせずにぶち開ける。衝撃で結構ドアが歪んだ気がするがそんなこと些細なこと。
ドアを開けた先に居たのは───
「ホシノ!?なんだどうした、そんなに息を切らして。それに昨日あんなに遅くに寝たのにえらく早起きじゃないか。腹減ったのか?ならもう少し待てや、今朝飯作ってるところだから───」
────くろだ、ほんものだ、まちがいなくいきてる。いなくなってなんかないし、まちがってもきえてない。
その瞬間、私の無意識は、クロを全力かつ全体重をもってクロに抱き着く事を決定した。
「……ほ、ホシノ?もしかして怖い夢見ちゃったとかそんな感じ?」
「……ならおいで。一瞬でガスの元栓まで火を止めたから安心してこ──おぉぉぉぉっっっっ!?!?!?」
クロの肌に触れた瞬間、ついさっきまで身体を支配していた焦りと恐怖がすっと抜けていくような感じがした。
これが、これが私が求めてやまなかったもの。
ああ、クロ、クロ……
「くろ、くろ……っ!!ああ、あったかい、あったかい、すき、すき、すき……!!ねえクロ、おねがいだから、おねがいだから……」
───わたしのそばからはなれないで、ずっと一緒に居て……
「……大丈夫、大丈夫だよホシノ。僕はここに居るから。大丈夫、大丈夫……」
クロは、優しい声と共に私の頭と背中をさすってくれる。調理中だと言うのに、私の抱擁を受け入れてくれる。やっぱりクロは優しい。
だけど───その優しい声でかえされた答えは私の求めていたものではなかった。
……幾度となくわかってきた。貴方は、きっとこれからも私達の為に、あるいはもしかしたら、私達を含めた大勢の為にその命をギリギリまで使い潰すのだろう。
多分、私は冗談抜きで貴方が居ないと最早生きていけないんじゃないかとすら思える。いや、私はきっと貴方が居ないと生きていけないのだろう。確信すら覚えている。
いつからこうなったのか、どうしてこうなってしまったのか、この性格を変える事ができるのか。
……何一つ、わからない。
ただ一つ、言うならば。
黒江クロは、いやユメ先輩と私をこんなふうにした責任をとるべきだ。
「くろ、私達、こんなになっちゃったから……せきにんとってくれますよね?」
彼から聞いた話から察するに、あのシャーレの先生や、ゲヘナ風紀委員長の空崎ヒナも恐らく彼の事を好いているのだろう。もしかしたら他にも引っ掛けている生徒がいるかも知れない。勿論限りあるパイは分かち合うべきだし、争うのは彼の本意ではないだろう。
……だけど、やっぱり一番は譲れない。
「おう、大体僕のせいだし……責任は勿論取るさ。」
『責任は取る』その言葉を間違いなく録音機に録音する。常に服に忍び込ませていた録音機がまさかこんな所で役に立つとは思わなかったが、まあいいだろう。
言質はとった。
これで、いつ婚姻届を出しても逃げれない筈だ。
──────────────────────
「すまん皆、今日1日はホシノのメンタル回復の為会議は明日でよろしいか……」
「……ん。問題ない。皆もそうだよね?」
「……ええ、異論は無いわ」
” 私も大丈夫だよ ”
「ホシノ先輩のこと、頼みますね。多分貴方にしかできないことみたいですから……」
大分後先考えずに書き上げてしまったね
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