「君たち、そろそろ授業始まるから席につきなさい」
「あ、すいませ…って慧…上白沢先生…」
後ろから声がかけられたので振り返ってみると、そこには慧音が立っていた。
彼女は上白沢 慧音。彼女も幻想郷の住人で、妹紅との同居人である。幻想郷でも寺子屋で教師をしているが、一応のこちらでの住人の監視を理由に教師をしている。
「あ、慧音おはよう」
「藤原さん、学校では上白沢先生です」
敬語なのは教師としてのけじめらしい。
「さて今日からFクラスの担任になる(黒板に名前を書こうとする)…上白沢慧音です」
「なぁ、明久慧音どうしたんだ?」
「さっき黒板見たときチョークがなかった…」
「この学園ホントに勉強させる気あるのかしら…」
ちなみに席は、妹紅が前で、幽香が後ろである。あ、慧音がチョークを取りに行った…
「うおぉぉぉ!!すげぇ美人だ!!」
「不思議な帽子をかぶってるが、逆に美人度が増してる!!」
戻ってきたみたいだね…(頬に血が付いてるようにも見えたけど気のせいのはずだ…)
「えっと、何かありますか?」
「付き合ってください!!」
「「「「異端者には、死を!」」」」
「すいませんでした!!!」
「「ばかばっかね」」
「…ハァ」
「とりあえず、廊下側の人から自己紹介をお願いします」
「木下秀吉じゃ。演劇部に所属しておる。」
その男とは思えない容姿にFクラスの面子は思わず見とれた。
「あと言っておくが、わしは男じゃ」
「「「「な、なんだと!?」」」」
みんな失礼だよね…(明久は男として認識しています)
「………………土屋康太」
次に自己紹介したのは小柄な体の少年、土屋康太だ。彼はあるあだ名を持っているがまあいいだろう。
そしてまたしばらく自己紹介が続いて、
「島田美波です。海外育ちで日本語は会話できますけど読み書きが苦手です。あ、でも、英語も苦手です。趣味はー」
ポニーテールで勝ち気な印象を与える少女ー島田美波は一回区切り、
「吉井明久を殴る事です♪」
『シュッ!』(幽香がペンを投げた音)
『ガン!!!』(慧音がチョークで相さ…はじいた音)
「え…?」
呆然とする島田さん。
「風見さん、ペンは投げないように」
「考えとくわ」
「幽香…」
「…わかったわよ…」
僕が非難がましく名前を呼ぶとむすくれながらも了承した。(妹紅に関しては投げる前に止めた)
「島田さんもそのような発言は控えるようにしてくださいね(ニコッ」
「は、ハイ…(あの二人…吉井とどういう関係かしら…)」
島田さん、妹紅と幽香を恨めしそうに見てるがどうしたんだろう…
「あいつには気をつけなきゃだよな」
「そうね…」
「どうしたの?二人とも」
「気にするな」
「気にしないで」
2人はそれぞれ笑顔で言った。
「・・・・・です、よろしく」
次は妹紅だな。
「藤原妹紅です、男子制服を着ているが女なんであしからず」
「なるほど木下みたいなものか」
「じゃから、わしは男じゃ!!」
うん…もう突っ込むまい…
「あと、後ろにいる明久とは幼馴染です」
「「「「異端者には、死…」」」」
「明久に手出したら…」
『バギャンッッッ!!!』(ちゃぶ台が砕け散る音)
「こうなるからよろしく」
「「「「YES sir!」」」」
「も、妹紅…」
「だって明久に…」
「それもだけどちゃぶ台…」
僕らの前には砕け散った妹紅のちゃぶ台…
「…」
「…」
「明久、ちゃぶ台一緒に使わせて…」
「別にいいけど…」
おっと次は僕か…う~んこの微妙な空気どうしよう…仕方ない…
「ーコホン。えーっと吉井明久です。気軽にダーリンと呼んでくださいね♪」
…ボケよう!
そして次の瞬間、
「「「ダァァーーリィーーン!!」」」
後悔し。
野太い男の大合唱。
「(言えるわけないだろう!!)」
「(明久ってそう呼ばれるのが好きなのかしら?)」
「(何言ってるんだ、あいつは!?)」
やばい、吐き気が…空気を変えるためとはいえやるんじゃなかった…しかし妹紅と幽香と慧音はなんで顔赤いんだろう?
「…………失礼、忘れてください。とりあえずよろしくお願いします」
さぁ気を取り直して次は幽香だね。
「風見幽香よ。好きなものは花、嫌いなものは花をいじめるものよ」
ふう、普通だ…
「あと、明久の幼馴染でもあるわ」
すっごい笑顔で言い放った……僕が困るところをそんなに見たいのか…?
「くそう、なんで吉井ばかり…」
「あんな不細工が…」
うわ~みんなひどいや…不細工は認めるけど精神的ダメージがやばい…
「あと、明久に手を出したら…」
?やばっ!?
『ゴウッ!!!』(幽香がちゃぶ台に腕を振りぬく音)
『バシッ!!!』(幽香の手をあわてて明久が止めた音)
「どうしたの?」
「幽香、ちゃぶ台が壊れるからストップ…(手がジンジンする…でも手加減してたみたいだね…)」
「…仕方ないわね…「あの、遅れて、すいま、せん」…」
「「「え?」」」
全員がその声の方に目を向けるとそこには1人の女子生徒がいた。
机「俺、これが終わったら結婚するんだ…」
ちゃぶ台「そうか、俺も実家に帰るつもりだぜ」