side妹紅
放課後
「明久~帰ろうぜ」
「あ、ちょっと待って。鉄人に呼ばれてるから」
ある程度整理が付いたのか明久はいつもの雰囲気になっていた。
「じゃあ校門で待ってるよ」
「わかった。行ってくるね」
と言うことで、幽香、そして合流した咲夜と校門に居るのだが・・・
「何で貴方達もいるのかしら?」
そこには坂本、秀吉、土屋、そして瑞希と美波がいた。
「いや、ちょっと気になってな」
坂本・・・そこまで明久を不幸にしたいのか・・・
「・・・(カチャカチャ」
土屋はいつも通りか。
「つれてこられたのじゃ・・・」
秀吉・・・どんまい。
「その・・・気になりまして」
「アキのお姉さんだしね」
とりあえずお前らが来るとややこしくなるよ絶対・・・
「あのね・・・お遊びじゃ・・・」
幽香が何かを言おうとした瞬間、
「はて?なぜこんなとこに化け物が居るのですかな?」
「「「!!」」」
そこに居たのは二人の男・・・
手には布で包まれた・・・いやあれは・・・
「たしかになんで化け物が人と一緒に居るんでしょうかね」
一人が布をはずし、それを・・・剣をこちらに向けてくる。
「・・・貴方達、常識ってのがないのかしら?」
「何のことかな?」
「普通はそんなもんこんなとこで出さないよ」
「化け物退治するんですから問題ありません」
「それに簡単にですが認識阻害もしましたし。
何でそこの子達に効いてないのかは不思議ですけどね」
坂本達のことか。多分明久の札のおかげだろう。
「と言うことで、おとなしく・・・」
「お前達、何をしてる」
「「・・・隊長」」
後から現れたのは一人の女性、こいつらの上司か?
「私達はターゲットを討つ為に許可をもらってここに来ているんだ。
ほかの者には手を出すなといったはずだが?」
「しかし・・・」
「再三は言わん、剣を引け」
「・・・コレを狩るのが俺達の仕事でしょ?だったら・・・」
「もう一度言う。剣を引け、じゃないと・・・」
「貴方達の命がないかもしれませんね・・・」
「「!?」」
そう言って、明久は男達の首筋にナイフと魔法刃をつきつけていた。
この頃私らでも気づけなくなってきたな。
「武器を引いてください」
「「・・・」」
さすがに二人も危険だと理解し、剣を引く。
「すみません。部下が勝手な真似を」
「いや、いいですよ。ところで・・・協会の人がなんのようですか?」
協会・・・あ~明久を怒らせた馬鹿か・・・おかげで私らも迷惑したけど。
幽香は明久が来たことで腕から力を抜き、咲夜は一応のためか、坂本達の前に立つ。
てか幽香・・・明久来なかったらぼこる気満々だったな。
「ある人外を追って来ました。貴方達に危害を加える気はありません。
コレを」
そういって出したのは資料。チラッと見えた限り、
相手は人を殺してること。
それも一人じゃなく複数。おまけに放置してたら危険。
それについて討伐依頼が来たこと。
・・・そして協会トップからの受諾者に対する説明と明久に対する対応・・・
「・・・了解。まぁ手伝えることがあったら言ってください」
「協力感謝します。ではまた」
そういって彼女は男達を連れて去っていった。
「明久・・・」
「あの人なら大丈夫。あの場にいた人だからね」
「あ・・・だから見たことあったのか」
「・・・すまん明久、話が見えないんだが・・・」
坂本・・・まあ確かに気になるか。
「あの人たちは協会・・・まぁ、人外ハンターかな?」
「「「「「協会?ハンター?」」」」」
「人や周りに害を与える魔を狩る人たちよ。たまにあんな感じで勘違いしてるやつも居るけど・・・」
「手は出さないって言ってるし、帰ろうか」
私達は帰ろうとすると坂本達がついてくる。
「・・・みんなどうしたの?」
「お前の家に行くだけだ」
「・・・はぁ、いいよ別に」
あきらめも大事だけど、先が思いやられる。
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side???
「隊長。何で・・・」
「私は言ったはずだ。彼らには手を出すなと」
「しかし・・・」
「お前達、勘違いするな。私達が狩るのは人や周りに害なす魔。
それ以外に手を出してどうする!!まして幻想郷の・・・吉井明久の身内に手を出すとは・・・」
はぁ、今回は許してもらえたが、次回があるかどうか・・・
「・・・あいつは何者ですか?」
「術が反応してなかったんで人・・・というのはわかりましたが・・・」
「・・・あの人は・・・昔協会を滅ぼしかけた人だよ」
「「!!」」
「まぁ、アレについては非はこちら、あちらには非はまったくないと言っていい」
「しかし・・・」
「とりあえずだ。私達のターゲットはあくまで一人。
それ以外には手を出すな」
「「了解」」
はっきり言って滅ぼされても仕方なかったが、
大切なことを残していった。恩師ともいえる。
「しかし、まさか覚えられてたなんてね・・・」
会合としては短い時間だが・・・私としてはうれしい限りだ。