僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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表現うまくいってるかわからないんですよね・・・


姉弟だから・・・

 

美波の家を出て・・・

 

「明久、今日はどうするの?」

 

「・・・家に帰ろうと思う」

 

「大丈夫なのか?」

 

「美波たちを見ててね・・・ちょっとばっかし恋しくなっちゃったよ」

 

確かに姉さんは苦手だ。だけどいつも心配して僕を探してたのも間違いなく姉さんなのだ。

風邪を引いた時近くにいてくれて、怪我をしたとき急いで消毒を用意してくれて・・・

 

「明久がそう思うならそれでもいいわ」

 

「まぁ、身内が恋しくなるのは当たり前だしな」

 

「ありがとね」

 

ホント優しい・・・

そう考え家に向かおうとすると、

 

「「「!!!」」」

 

異質な感覚・・・

 

「これは・・・」

 

「結界ね・・・多分前回来てた奴等でしょ」

 

場所は公園・・・あそこは・・・

 

「今日は姉さんは・・・!!」

 

朝会った時夜は遅くなるといってた。そしてあの公園は・・・帰り道よく通る場所!!

 

「幽香!妹紅!多分近くに雄二たちがいるかもしれないからお願い!!」

 

「明久は!?」

 

「結界の場所に行く!!」

 

「私も・・・って無理ね」

 

「気をつけてね」

 

「うん」

 

お願いだ!!最悪の自体にはならないでよ!!

 

 

 

side玲

 

「・・・遅くなってしまいましたね・・・」

 

アキくんは・・・いえ、家にはいないでしょうね・・・

去年初め私の言ったあの一言により、私は・・・弟であるアキくんと決別した。

今思えば確かに失礼な一言でしたが・・・私にとってはそれ以上に、

アキくんがあそこまでボロボロになるのが耐えれなかった。

 

「・・・いまさら過去を振り返っても仕方がありませんね」

 

私は何時も通り公園を通り過ぎようとすると、

 

「危ない!!」

 

「え?」

 

私は見知らぬ女性に押し倒されていました。

 

「なぜ人が・・・」

 

「え・・・!!!」

 

見たものは異形・・・そう表現するのがいいでしょう。

一人の人型に切りかかる二人の影。

そして人型から現れる黒いモノ・・・

 

「あ、あれは・・・」

 

「くっ・・・まさか能力を持とうとは・・・」

 

黒いモノは二人を弾き飛ばした。

そう・・・飛ばした(・・・・)のだ。

怖い・・・これが・・・

 

「・・・仕方ありません。貴女は逃げてください」

 

「しかし・・・」

 

「大丈夫。私がアレの足止めをします」

 

「ハハハ、ソウダ、コノチカラガアレバ、コノチカラガアレバ・・・ハハハハハハハハハハハ!!!!」

 

人型は呂律も回りきっていない。いや・・・人じゃないのでしょうね。

あの人達と同じ・・・人外。

 

「・・・行きます!!」

 

女性は剣を持ち、影に突撃する。

見た限りあの黒いモノは影。

その数は・・・数十・・・

影をなぎ払う女性は確かに強い。

ですが・・・情報を知らないといってましたね。

 

「!!なぜ逃げない、逃げなさい!!」

 

「!?」

 

考えすぎてたせいでしょうか、いつの間にか目の前に・・・

 

「ウゥ・・・」

 

「あ・・・」

 

これは・・・だめでしょうね・・・

あぁ、コレなら早くアキくんに・・・ただ一言・・・

『ごめんなさい』と言いたかったです・・・

振り下ろされる腕に私は目を瞑った・・・

 

「・・・・」

 

痛みが・・・来ない?

私は不思議に思い目を開くとそこには腕を振り上げたまま停止する影・・・

そして、その影は・・・

 

「・・・お前が『惨殺』されてろ・・・」

 

胸から出ていた刃により解体された。

 

「・・・アキくん・・・?」

 

そう、それは弟・・・しかしその眼は、蒼。

ですが、

 

「姉さん!大丈夫?」

 

「・・・はい・・・」

 

「よかった・・・」

 

いつもの優しい雰囲気だった・・・

 

「後は・・・」

 

「ナ・・・キエタ?」

 

「・・・」

 

それは一瞬。さっきの女性を囲んでいた影が吹き飛ばされ、いつの間にか女性を抱えたアキくんが・・・

 

「ナッ!?」

 

「大丈夫ですか?」

 

「ありがとう、明久殿」

 

「さて・・・おい・・・」

 

なんでしょう・・・優しい雰囲気が一転して寒気に・・・

 

「ナッ、ナンダキサマ!!」

 

「貴様がなんだろうがどうでもいい・・・だけど・・・」

 

そうです・・・これは・・・

 

「姉さんに手を出そうとしたんだ、覚悟は・・・出来てるな?」

 

『怒り』だ。

 

 

side明久

 

 

「フ、フザケルナ!!!」

 

奴は影を操るか・・・だけど・・・

 

「ヌルイ」

 

僕はまず一体目を頭から七ッ夜で切り裂き、

2体目を胴を凪ぐように斬る。

そしてそのまま隣のやつに回し蹴りを叩きこみ、頭の部分を粉砕後、

その影を踏み台に飛んで、

 

「悪いね」

 

後にいた奴の頭を蹴り抜いた。

 

「クソ!!マダダ!!」

 

次々と影が現れるが・・・まだだ・・・

 

「・・・惨刑に処す」

 

-閃鞘・八点衝-

 

影に接近した後僕は斬撃をもって影を消し去る。

 

「ナ・・・イ、イヤダ・・・!!」

 

逃げようとしてももう遅いよ・・・

僕はナイフを掲げ・・・

 

「極死・・・」

 

体を極限まで捻りあげてその力を殺すことなく一気に七ッ夜を投擲した。

 

「クッ・・!!」

 

咄嗟に七ッ夜を弾くが、

 

「・・・エ・・・」

 

七ッ夜を投げたと同時にその反動の勢いを殺すことなく跳躍した僕は彼の首に腕を絡ませた。

この技は跳び迫る七ッ夜と上からの本体による攻撃によるほぼ回避不能の一撃。

七夜の暗殺技法における最高傑作とも言われるもの。

本体を避ければナイフが、ナイフを弾けば本体が・・・

極『死』を関する一撃。まぁ志貴さん曰く、これは記憶の中での父親の技を見よう見まねで真似てるだけで、本来の技からしたら子供騙しのような技、と表現していたけど。

 

「七夜!!」

 

僕は首の骨を粉砕し首をもぎ取った。

僕はそのまま着地すると首を捨て、空から落ちてきた七ッ夜をキャッチし、

同時に首を失った魔は倒れた。

 

「・・・来世からやり直せよ・・・お前」

 

僕はそれだけを告げると姉さん達の元へと向かった。

 

「すみません。迷惑をかけて」

 

えっと名前は・・・

 

「いえ、いいですよエリーさん」

 

「・・・お礼は絶対させていただきます」

 

「それよりお仲間を。一応途中で見つけたんで」

 

「ありがとうございます。では」

 

エリーは走り去っていった。

 

「・・・アキくん・・・」

 

「怪我はないよね、姉さん」

 

「・・・なんで・・・」

 

「?」

 

「アキくんは・・・姉さんのことが・・・」

 

「あ~なんか誤解してるけど、僕は姉さんのことは嫌いじゃないよ?」

 

「え?」

 

「確かに変な行動をしてくるし、みんなにあんなことを言ったから苦手・・・ってのはあるけど」

 

「・・・・」

 

「嫌いになるはずないじゃん。だって、大切な姉弟なんだから」

 

「・・・アキくん・・・」

 

「何?」

 

「前・・・あんな事言って・・・ごめんなさい」

 

「・・・うん。さぁ、帰ろうか?」

 

「はい」

 

僕は姉さんに手を貸し立ち上がらせ、一緒に帰った。

 

そこには変な距離はなく・・・手を繋いだ二人の姉弟の姿だけだった。

   

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