僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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Bクラス突破そして・・・

 

「ただいま~」

 

「おう、戻ったか明久」

 

「まぁね。ところでどう?」

 

「ちょっと問題はあったが予想通りだ」

 

「問題?」

 

僕達はモニターを覗き込むと、

そこにはいつの間に着いていたのか、久保くんと清水さんだった者がチェックポイントで先輩二人と向かい合っている姿があった。

 

『ヒィー・・・フゥー・・・!オネェサマ・・・オネェサマ・ヲ・イケニエ・ニ・ササゲナサイ・・・!』

 

「・・・何があったの?」

 

「清水が戻ってきた時にお前がいなかったからな。お前と島田が一緒に出たと勘違いしてああなった」

 

「とりあえず理解・・・」

 

「可能性はあったものね」

 

『・・・ね、ねぇ。これって、君の召喚獣なの? 凄く禍々しいオーラをだしているんだけど・・・』

 

『いいえ。一応コレでも人間なのですが』

 

一応って・・・

 

『それにしても意外ね。葵のところを男子が突破できるなんて』

 

『葵・・・?ああ、あの着物姿の先輩のことですか』

 

『うん、葵の魅力に絆されないなんて・・・君、もしかしてブス専かロリ専?』

 

『いえ。そんなことはありませんよ。

あの先輩が魅力的な人だってことは、話をしていただいたので分かります』

 

『本当に?』

 

『ええ。僕だって、前に好きだった人は女性でしたから』

 

久保君の現在が気になる。

 

「「「明久、気にしちゃダメ」」」

 

「?」

 

『それに、あの先輩より魅力的な人を知っていますしね。騒ぐことではありません』

 

『『ふ~ん』』

 

『・・・コロ・・・す・・・ウバ・・・う・・・オネェサ・・・マ・・・』

 

『それでは先輩方。清水さんがヒトの言語を失う前に始めましょうか。サモン』

 

『もう既にその子、人として大切な物を沢山失ってる気もするけどね・・・サモン』

 

『は、早く終わらせたいわ・・・試獣召喚サモン』

 

『・・・キシシ・・・サモン』

 

現代文

 

Aクラス 影山遼 286点 & Aクラス 中内美咲 267点

 

来たるべき受験に備えて難しい問題になっていたのか、それとも学年トップクラスは不在だったのか。

300点未満という三年生コンビ。召喚獣も魔女とハーピーといった一般的なものだ。

 

現代文

 

Aクラス 久保利光 394点 & Dクラス 清水美春(だったもの) 143点

 

対する二年生側は、道に迷い、人を迷わせる怪異・迷ひ神が二体。 

それなりにお化けっぽい見た目なんだけど・・・

清水さんの前では霞んで見えるのはなんでだろうか・・・

 

「久保君たち、勝てるかな?」

 

「そうだな。若干苦しいかもしれないが、何とかなるだろ・・・」

 

『遼!私はこっちの男の子を引き受けるから、あなたはそっちの女の子(?)をお願い!』

 

『ダメよ、美咲!そっちの男の子の方が点数が高いのよ! 

それならあなたより少しでも点数のある私の方が!』

 

『い、嫌よ!だ、だってそっちの子、目がイってるんだもの!』

 

『私だって嫌よ!』

 

ははは・・・。やっぱり、そうだよね・・・

 

しかし、咲夜。

なんで僕が帰って来るなり抱きついてくるかな・・・

と言うかほかのみんなは・・・まだ復活してないみたいだね。

 

『オネェサマ、オネェサマ・・・

ミハルハオネェサマヲIシテイルノニ、ドウシテフリムイテクレナイノ…?』

 

「・・・愛するにしても、押し付けじゃあな・・・」

 

「相手のことまったく見てないし」

 

君達・・・なぜ腕を組む?

おかげで咲夜が正面から抱きつくようになってるんだが・・・

雄二たちも見てないで・・・ゴメン雄二・・・君も霧島さんにされてたね・・・

そしてムッツリーニ・・・死なないでよ?

 

__________

 

 

久保君と清水さん(だったなにか)が怯える先輩達を僅差で撃破して、Bクラスをなんとかクリア。残るはAクラスのみとなった。

 

「後は雄二と霧島さんかがチェックポイントをクリアしたら僕等の勝ちだね」

 

「しかし、仕掛けが少ないな」

 

Aクラスはその広すぎる面積のせいか、あまり手の込んだ装飾はされていない。広さを生かした迷路と、あとはお化けになっている召喚獣が突然現れるだけというシンプルな作りだ。とは言っても随時迷路の道を造り変えているみたいで、驚かすポイントをずらしてきているから今までみたいにカメラで予習してあるから怖くない、なんて方法は通用しない。

しかし、

 

『いないな・・・あの二人はどこにいるのだろう・・・

急がないと、こうしている間にも二人の絆が・・・く・・・!』

 

『ドコ・・・?オネェサマドコ・・・?』

 

二人にはまったく効いていない。

迷路の分岐点で立ち止まっては誰かを捜すように辺りを見回す久保君と清水さん。 

何だか地獄に連れていく相手を探している物語の死神のように見える・・・

 

「あの子達馬鹿なのかしら・・・」

 

「チェックポイントクリアされてないから前に誰かいるわけないのにな・・・」

 

それは言っちゃダメ・・・

 

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