「・・・どう雄二?勝ち目はありそう?」
僕達はさっきの試合について話あっていた。
「微妙だな。翔子はともかく俺の物理の点数は150点程度だからな。
召喚獣の操作も向こうの方が1年長くやってるから半々って所だろう」
「僕自身制限で700いってないんだよね・・・」
学園長に一方的では行事にならないと言われ再テストしてるからね・・・
「私も行ってせいぜい200だし・・・」
「今回はあまり解けてないから300行ってないわよ?」
妹紅も幽香もさすがに400越えの相手は無理そだ・・・
「・・・いる・・・」
「え?」
「・・・あいつらを倒せる人間なら・・・いる」
「・・・そうじゃ!!
おるではないか、この場にいて、失格になってない人材が!!」
「それって・・・」
「私・・・ですよね・・・」
咲夜が僕の服を掴んだままそう言った。
「そうか。たしか十六夜はほとんどの教科がよければ500から600代、
それに・・・」
雄二は僕を見た後、
「明久とペアは慣れてるはず」
しかし・・・
「咲夜・・・無理そうなら・・・」
「・・・行きます」
咲夜は僕の眼を見てはっきりとそう言った。
「何時までも・・・逃げてるわけには行きませんから」
「・・・わかった。じゃあ、僕と咲夜で行ってくるね」
「頑張りなよ、咲夜」
「明久が近くにいるから大丈夫よ」
「はい」
妹紅と幽香がそう言うが・・・僕が近くにいるってどういう意味?
「・・・とりあえず・・・行こうか」
僕達は教室を出た。
『さてと。それじゃ、俺もでる準備すっか』
『・・・雄二。怖かったら私に抱きついても良いから』
『断る、そしてお前は怖くても一人で何とかしろ』
『それに普通逆だろ・・・』
『・・・無理。私は怖い物が凄く苦手だから、ずっと雄二にくっついている』
『誰か鏡を持っていないか?』
『本当に大丈夫かしら・・・』
『なんとも言えぬ・・・』
『・・・』
教室から聞こえるけど・・・無視しよう。
【少年少女移動中】
Aクラスにたどり着き、入ったのだが・・・
「・・・(ビクッ」
「咲夜・・・(苦笑」
先ほどから腕に抱きついたままの咲夜なのだが・・・
「霊力を抑えて。さすがに・・・」
「あ、ごめんなさい・・・(しゅんっ」
「いや、大丈夫だよ」
本当、こう言う所が・・・犬っぽいよな・・・
案外この子の召喚獣の本質はそういうところかな?
「本当・・・ダメね」
「え?」
どうしたんだ?
「私・・・決めたのに・・・あの時から・・・貴方を助けるって・・・」
「・・・」
「いつも・・・私達を助けてくれる貴方を・・・守るって決めたのに・・・」
「咲夜・・・」
「あ、・・・気にしないで」
・・・はぁ・・・なんと言うか・・・
「・・・助けられてるよ」
「え・・・?」
「いつも・・・僕は君達に助けられてるよ」
「でも・・・私は・・・」
「何も我慢したり、戦うことだけが・・・守るって事じゃないんだ」
「・・・」
「ただ・・・ただそばに居てくれたり、帰るべき場所に居てくれたりするだけでも・・・
ただ、一緒に居てくれるだけでもいいんだ」
「・・・明久・・・」
この子が・・・僕を守ってくれようとしてるのと同じように・・・
「君達が居てくれることが、僕の思いを守ってくれる。
僕だって一人でやってるんじゃない。
咲夜達みんなと居たいから・・・みんなが思いを守ってくれてるから・・・
戦えるんだよ」
「・・・ふふふ、そうね・・・
そういう・・・守り方もあるわよね」
よかった・・・心なしか沈んでいた感情も、元に戻った。
「・・・でも明久・・・」
「なに?」
「まるでそれって・・・ずっとそばに居てほしいって言ってるようなものじゃない」
「うん?そう言ってるつもりだけど?」
「・・・・・・・・・」
「『『え?』』」
【その頃職員室では・・・】
「「「はっ!!!」」」
「なんだか明久がすごいことを言った気がするわ・・・」
「あぁ、私達にも関係するようなことを・・・」
「たしかにそうね・・・」
なんか妹紅達の声も聞こえた気がしたんだが・・・
「みんなとはずっと一緒に居たいさ。だって・・・大切な・・・」
「大切な・・・人たちだからね」
「・・・」
「どうしたの?咲夜」
咲夜は眼を閉じ、ため息をつくと、
「そうよね、明久だものね」
「え?」
「なんでもないわ」
どうしたんだろうか?
「でも・・・いつかはちゃんと伝えたいな・・・・」