僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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変態達は怒らせてはいけない者を怒らせた

 

side妹紅

 

『さてこんな所でいつまでも話してないで、先に進まないとね』

 

『そうね』

 

二人は行動を開始した。

FFF団?さっきの話が始まる前に(自主規制)したけど?

 

「やっぱり、明久よね・・・」

 

「うん・・・一瞬ドキッとしたよ・・・」

 

・・・でも・・・

 

「なんと言うか・・・恥ずかしいわね」

 

「そうだな」

 

いけない・・・顔が熱い・・

 

「と言うより吉井君って結構ズバッと言うんだね・・・」

 

「直球じゃったな・・・」

 

「・・・・男らしい・・・」

 

何時までも・・・一緒に居たい・・・か・・・

 

『咲夜?』

 

『・・・大丈夫、さすがに慣れないと・・・』

 

咲夜は大丈夫だろう。

坂本の方はっと、

 

『・・・雄二。怖いからくっついた方が良い』

 

『断る。それに俺はカメラで手が塞がっている』

 

『・・・じゃあ、これで大丈夫』

 

『いや、カメラを持ってほしいって意味じゃなかったんだけだが・・・』

 

『・・・でも、くっついてないと怖い』

 

『嘘をつけ。お前がこの手のもにビビらないことくらい百も承知だ。 

オマケにさっきからずっと何もでてきていないしな・・・』

 

『・・・待って、雄二』

 

 

 

「何かと言いながら仲いいわね~」

 

「坂本も文句言いながらも無理やり離そうとはしてないしな」

 

しかしおかしい・・・

ここまで来て仕掛けがまったくと言っていいほどない。

これも作戦か?

そう考えていると、

 

『!!』

 

『明久!!』

 

急に照明が消え、辺りは真っ暗になった。

 

 

 

side明久

 

 

まさか照明が落ちるとは・・・

下手に動けないな・・・と言うか咲夜の気配が離されていくような・・・

 

すると照明がつき、目の前に居たのは・・・

 

「雄二?」

 

「なるほど。

翔子対策か・・・」

 

「なるほどね・・・本人が怖がらないなら相方を・・・ってことか」

 

「まあ、そんなわけで俺達は奴らの作戦にまんまと嵌まっちまったわけだ」

 

「けど雄二なら対策できたんじゃ・・・」

 

「お化け屋敷で翔子と二人きりでいるとな・・・

釘バットを持って追いかけられたのを思い出すんだ・・・」

 

「・・・そう・・・」

 

どうも如月グランドパークで姫路さん達の考えた案(内容は知らないけど)で、

霧島さんに追い掛け回されたらしい。

 

「それにしても・・・」

 

「どうかした?」

 

「未だに十六夜の悲鳴が聞こえない」

 

悲鳴上げること前提なのね・・・

 

「えっと・・・こっちだね」

 

「ん?わかるのか?」

 

「うん。咲夜の霊力が漏れてるし(苦笑」

 

ある程度歩くと・・・

 

「・・・いた」

 

「・・・咲夜、大丈夫。怖くない。こんなのは作り物」

 

「大丈夫です・・・」

 

咲夜は驚きながらも・・・しっかり歩いていた。

 

「うらめし・・・や~」

 

「!!!!大丈夫・・・明久と約束したんだから・・・!!」

 

「・・・うん」

 

見ててドキドキするな・・・

 

「・・・手出し・・・しないんだな」

 

「・・・うん。だって・・・頑張ろうとしてるから。

邪魔するわけには行かないよ・・・」

 

今僕にできることは見守ることだけだ・・・

 

「・・・咲夜」

 

「・・・はい・・・」

 

あ、チェックポイントだ。

 

「げっ! こいつら失格にならなかったじゃねえか! あいつ等何ミスしてんだよ。

どうすんだよ、常村!?」

 

「どうするも、こうするもないだろ・・・こうなったら勝負するしかないだろ。

あのクズ共よりよっぽどしんどそうだけどな」

 

「全く・・・吉井と坂本をボコる前にとんだ邪魔が入ったな。

誰だよ、こいつらをここまで連れてくるようにミスった奴はよぉ・・・」

 

「あ~あ、2年なんざバカだらけだから楽勝なんて言った奴は誰だよ・・・?」

 

「あ~・・・悪かったよ。訂正する。

吉井と坂本はクズだが、中にはちょっとマシな奴がいるから注意が必要だ。これでいいか?」

 

まったく持ってひどい言いようだ。

 

「今更遅ぇよ。やれやれ・・・この二人、掃き溜めに鶴ってやつか? 

あんなカスどもとつるんでいるなんて勿体ないな」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「明久、抑えろ」

 

「・・・わかってる」

 

「そもそもあんなクズ共が学校にいるから俺達は・・・」

 

「・・・雄二達はクズじゃない」

 

「あ?」

 

「・・・雄二達はクズじゃない」

 

「そうは言っても、事実は事実だろ? 

すぐに問題を起こすし、教師には目ぇつけられてるし、

部活で功績を残している訳でもないし、成績だってクラスの最底辺のFクラスだ。

あれをクズって呼ばずになんて呼べってんだ?」

 

「まったく、本当にあいつらは学校の面汚しだ。

どうせ清涼祭の時はカンニングでもしたんだろ?

人に迷惑をかける事しか出来ないなら、大人しくゴミ溜めで埋まって・・・」

 

「・・・だ・・・さい・・・」

 

「「あ?」」

 

「黙りなさいって言ってるのよ・・・」

 

「んだテメエ・・・!なんか文句でもあんの・・・」

 

『ドガッ!!』

 

「「!!??」」

 

咲夜は隣にあった墓石を殴ると、殴った場所が砕け散った。

 

「確かに・・・貴方達の言う通りFクラスの成績は良くありませんし、

色々問題も起こしてしまったかも知れません・・・ 

でも・・・貴方達にそんなことを言える権利があるんですか?

清涼祭でのクラス妨害をしていた貴方達が!!!」

 

「っせえな!お前こそアイツラがどんだけ頭が悪いのか知らねえんじゃねえのか!? 

ちょっと成績や素行を調べればわかる事じゃねえか!中にはマシな奴がいるみてェだろうけど」

 

「間違いなく貴方達よりもはるかに頭がいいのは確かです。

清涼祭で見てるはずです。

素行だってそこまで悪くありません」

 

「ど、どうせカンニングだろ!!」

 

「テスト監督は西村先生です。そんな人を相手にしないにしても、

カンニングなんて出来るんですか?」

 

確かに監督教師は鉄人だった。

 

「うるせぇんだよ!あんなカス共の事情なんて知ったことかよ!」

 

「はっきり言って貴方たちのほうが屑だわ!!」

 

「いいから出て行け!なあ常村、こいつら今大声で失格だよな?」

 

「あ、ああ。そうだな。こいつはラッキーかもな」

 

「って事だ! さっさと失せろ!」

 

「・・・言われるまでもない。その顔、いつまでも見ている物じゃない。行こう咲夜。

こんな奴等に雄二と吉井の良さなんてわかる訳ない・・・」

 

「・・・そうですね・・・こんな愚図の近くになんかいたくありませんし・・・」

 

「な!?てめぇ!!」

 

「・・・触るな・・・」

 

「「!!」」

 

二人は咲夜の殺気に当てられ立ち止まる。

久々だな・・・でも・・・

 

「・・・咲夜」

 

「わかってます」

 

咲夜と霧島さんはAクラスの出口に向かった。

 

「・・・・雄二、僕達、優しいらしいよ?」

 

僕は壁にもたれながらそういうと、

 

「初耳だな。俺もFクラスの奴らほどじゃないにしろ、自分も立派なクズだと思ってたんだが・・・」

 

「そうだよね。僕も・・・自分がダメ人間だって自覚はあったんだけど」

 

「お前がダメ人間だと回りは・・・ダメ人間ばっかだな」

 

っていうかクラスメイトの殆どがダメ人間だ。

 

「まったく・・・あんなに頑張ったのに、僕達の為に台無しにしちゃうなんて・・・」

 

「勿体ねえ・・・」

 

「そうだよね」

 

本当に勿体ない・・・

あんなに一生懸命頑張っていたのに。

なにより・・・

 

「んじゃ、行くか明久」

 

「そうだね、雄二・・・」

 

泣いていた・・・

 

「肝試しなんて遊びだ。本気でやる必要なんてない。けどな・・・」

 

「うん・・・」

 

「「ここから先は本気だ。クソ野郎ども・・・!」」

 

咲夜を泣かせたんだ・・・

 

僕等はチェックポイントまで向かう。

 

 

 

 

覚悟しろよ・・・?愚図(せんぱい)達・・・

 

となりでみていた雄二は思った。

あ、あいつら終わったな、と。

 

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