僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

134 / 240
普通に考えたらこうなるの当たり前ですよね?


おめでとう・・・

 

僕達はチェックポイントに向かおうとして、

 

「っとその前に・・・」

 

僕は携帯を取り出し、ある場所に連絡を入れた。

 

 

_____________

 

 

さて・・・用事も済んだし、

 

「待たせたな、先輩」

 

「遅かったじゃねぇか、坂本。格下が目上の人間をあまり待たせるもんじゃねぇぞ」

 

「あら、それは悪かったな。ちょっと用があったんだ。

日々忙しいセンパイ方は時間が重要ってか?」

 

「当たり前だろ。お前らみたいなバカどもとは違うんだよ」

 

僕と雄二がチェックポイントに足を踏み入れると、常夏変態コンビは揃っていやらしい笑みを浮かべた。

自分たちが圧倒的に優位な立場にあるという余裕の表情だ。

 

「ところで昨日、お前ら『個人的な勝負をする』って言ってたよな? 

それって当然、何か賭けるんだろ?」

 

勝利を確信しているようで、坊主頭の・・・変態(なつかわ)先輩は挑発するように雄二と僕を交互に睨みつけた。 

その後ろではソフトモヒカンの常村先輩もニヤニヤと笑っている。 

ここで僕らが賭けに乗ってくるとは思っていないようだ。 

多分、僕らが約束を反故にして逃げた、と罵倒してやろうということを二人は考えているのだろう。

でも・・・・・・

 

「良いですよ。約束ですから。この勝負、罰ゲームありにしましょう」

 

僕は笑顔で答えることにした。なんか雄二が焦ってるけど無視しよう。

 

「「くっ・・・!?」」

 

常夏コンビは少し後ずさってしまった。どうかしたのかな?

 

「明久・・・眼が・・・」

 

「なにかな?雄二」

 

「いや、なんでもない」

 

「そ、そうか。お前らがそう言うなら乗ってやろうじゃねぇか・・・!」

 

「それで罰ゲームは何にするんだ?」

 

気を取り直して姿勢を整える常夏コンビ。

 

「そうですね・・・『負けた方は勝った方の言うことを何でも聞く』って言うのはどうですか?」

 

「「んだと・・・?」」

 

二人の顔色が変わる。僕の提案がよほど予想外だったのだろう。

 

「てめぇ、何か企んでやがるな・・・?」

 

「よっぽど自信があるみてぇじゃねぇか」

 

「おやおや?センパイ方は自身がないようで?俺たちはあなた達が言う格下で、

しかも底辺の人間なのになぁ?」

 

訝しく僕らを睨みつける常夏コンビに対して、

雄二が挑発するかのように心底バカにした態度で話しかける。 

よし、

 

「自信?ありますよ?貴方達に勝つのは簡単ですから」

 

「分かった・・・! 

お前らが何位を企んでいるのか知らねぇが、どうせ猿知恵だろうからな・・・! 

行くぞ!!」

 

「ぶちのめしてやる!!」

 

僕の最後の馬鹿にした態度に切れたみたいだ。

常夏コンビが召喚獣を喚びだそうとすると、

雄二は一歩後ろに下がった。

 

「なんだ、坂本。お前はやらねえのか?」

 

「ああ。俺の出る幕はなさそうだしな。さすがにこいつの逆鱗に巻き込まれたくないんでね」

 

「そんなに俺達が怖いのかよ?『キャー、僕ちゃんこわ~い』ってか?」

 

「「ぎゃははははは!」」

 

ゲスの笑いが響く。

笑い声すらも聞いていたくないな。

 

「どうとでも言ってろ。はっきり言ってお前らに未来なんてないからな」

 

「な!?舐めんじゃねえぞ!!」

 

「じゃあ行きますか・・・」

 

「「「サモン!!」」」

物理

Aクラス 常夏勇作 412点 & Aクラス 夏川俊平 408点

           VS

Fクラス 吉井明久 698点

 

「な!!何だその点数!?」

 

「か、カンニングだろ!?」

 

「何言ってるんですか。態々このイベントのために点数・・・

下げてきてあげた(・・・・・・・・)んですよ?」

 

「な・・・!?」

 

「だ、だが所詮一人!!二人同時は・・・」

 

「その考え甘いですよ?・・・二重召喚《ダブル》」

 

「「おいおい、いいのか?わざわざ点数を減らしてよう?」」

 

僕が宣言すると黒い十二翼の副獣と白い十二翼の主獣に分かれて召喚される。

それを見た先輩達がいやらしい笑みで言うがどうでもいいな。

 

Fクラス 吉井明久 主獣 349点& 副獣 349点

 

頭上に主獣と副獣に別れた点数も表示された。

 

「おらっ!!」

 

「死ね!!」

 

牛頭と馬頭が同時に襲い掛かってくるけどどうでもいい。

僕は同時に2体の召還獣を操り、牛頭は槍を避け腹に蹴りを、

馬頭には鎌で槍を切り裂き、そのまま殴り飛ばした。

 

「な・・・なんで・・・」

 

「どうかしましたか?べつに・・・

2つ同時に別々の思考を行って召喚獣を動かしただけですよ?」

 

「そ、そんな馬鹿なことが・・・」

 

「実際できるからやってるんでしょ?

よかったね、学習できたじゃないですか」

 

「てめえ!!」

 

「先輩、知ってますか?」

 

僕は召喚獣を動かしながら話しかける。

 

「なんだってんだ!!」

 

「別に馬鹿って悪い意味だけじゃないんですよ?」

 

「「はぁ!?」」

 

「おい、待て待て。まさか俺ですら知ってることをセンパイ方知らないんすか?」

 

「なんだと!?」

 

「柔道馬鹿、剣道馬鹿、野球馬鹿・・・

まあいろいろ居るがそれは物事に集中できるって言うほめ言葉だ」

 

「だからどうしたってんだ!!」

 

「貴方達はどれにも当てはまらない・・・

ましてや人を見下すことしか出来ない人が人を見るなんて無理ですよ」

 

僕は二人の召喚獣を蹴り飛ばすと・・・

 

「そうそう・・・僕の召喚獣・・・今物理干渉を消してるんですよ」

 

「「は?」」

 

さっきの電話は学園長にそれを依頼するためだ。

 

「何でそんなことを・・・」

 

「なんでって?それは・・・」

 

僕の召喚獣は眼に巻いた布を外し・・・

 

「もしも干渉残してたら・・・ここら辺消えちゃうじゃないですか」

 

主獣は白の、副獣は黒い光を手に集め・・・

 

「ってことでさよならです。

えぇ・・・とっても・・・・」

 

 

 

「つまらなかった試合でした。dead or alive」

 

 

 

二色の光は周りを包み込み・・・後のは何も残っていなかった。

 

「賭けは僕達の勝ちです、先輩」

 

「くっ!て、てめぇら・・・!」

 

「けっ。俺達に・・・何をやらせようってんだ」

 

敗北を認め、忌々しげに吐き捨てる常夏先輩。

この連中にやらせたいことは、ただ一つだけ・・・

 

「霧島さんに謝ってください・・・」

 

「・・・それだけかよ?」

 

「後おめでとうございます」

 

「「は?」」

 

わからないなら言ってやろう。

 

「おめでとう。はれて先輩方は・・・・内申点はほぼ無いですね」

 

「「な、何を言って・・・」」

 

「このお化け屋敷の試合のビデオとかって、後で先生達が見るんですよね」

 

「だからそれがどう・・・!!」

 

「さて・・・あんだけの暴言を吐く生徒に・・・先生達はどう思うでしょうね・・・」

 

「きさm・・・」

 

「はっきりいっといてやる・・・」

 

僕は立ち上がろうとした先輩達の襟首を掴むと、

 

「コレはアンタ達の自業自得だ。

清涼祭での妨害、今回の意味不明な因縁の吹っ掛け・・・

そしてあの暴言。自分の行動ぐらい責任をとるのは当たり前だ」

 

ましてや・・・

 

「お前らは咲夜を泣かせたんだ・・・

コレだけですんだだけいいと思え・・・

もし・・・またなんかして来ようものなら・・・」

 

「「ひっ!!!」」

 

「ホントの恐怖ってモノを見せてやるよ・・・」

 

・・・いけない・・・殺気を込めすぎたな・・・

気絶してるや。失禁してるし・・・

僕は二人をポイッと投げる。

 

あ、そういやあんなとこ見られたら・・・

 

「大丈夫だ・・・カメラは途中で止めた」

 

「雄二・・・」

 

「俺もいい加減怒ってたからな」

 

「そっか」

 

こうしてこの勝負は2年の勝利に終わった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。