「…………(サスサス)」
「ムッツリーニ。覗いてた時の畳の跡ならもう消えてるよ?」
「…………!!(ブンブン)」
「いや、今さら否定されてもムッツリーニがHなのは皆知ってるから」
「…………!!(ブンブン)」
「ここまでバレてるのに否定し続けるなんてある意味凄いと思う」
「…………!!(ブンブン)」
「………何色だった?」
「姫路が水色、風見が…見えなかった…」
「いやそこまですらすら言えてる時点で…」
「?私のがどうしたの?(ニコッ」
「……次こそは…」
「明久じゃないと無理よ」
「え?」
ナニヲイイダスンダコノヒトハ…
「だって明久、お風呂一緒に入ったことあるじゃない(ニヤニヤ」
…うん…僕の困ってるとこ見たいのか、この人は…
「何…だと…?」
「いやt「吉井、どうい「はいはい話は最後まで聞こうね」ちょっはな…」…」
「まぁ小さい頃の話だし、それ言ったら私だってあるしね。露天街あるし」
妹紅…それ庇えてない…
「皆の衆ここはどこだ?」
「「「「審判の法廷」」」」
「男とは!!」
「「「「!『愛』を捨て『哀』に生きる者成りッ!」」」」
「これより審判を行う」
「ハイ、被告人吉井明久は風見幽香とお風呂に…」
「簡潔にのべたまえ」
「実にうらやましいであります!!」
『『『『我等異端審問会の血の盟約の下、異端者に死をッ!!死をッ!!』』』』
うわ…変な黒い集団が…ゴキ○○を思い浮かべてしまった…
「とりあえず、死になさい」
「とりあえず消えろ」
「「「「「ぎゃあああああああ!!!!」」」」」
屋上に出ると、雲一つ無い空から眩しい光が差し込んでくる…
ムッツリーニ…努力はいいけど…スカートの中を覗こうと頑張るのはどうかと…
「さてと。明久、宣戦布告はしてきたな?」
雄二がフェンスの前にある段差に腰を下ろし、僕達も各々その辺に座る。
「うん、一応今日の午後に開戦予定と告げてきた」
「それじゃ、先にお昼ご飯って事ね?」
「そうなるな。だからしっかりと腹ごしらえしとけよ」
「明久、はいこれ」
幽香が僕の弁当を渡してきた。あれ?なんで…
「台の上に忘れてたわよ?」
「あ、そうかありがとう。危うく飯抜きになるとこだったよ」
危ない、危ない。
「あの…」
「どうかしたか?」
「いや、風見さんと藤原さんのお弁当の中身が似てるんですけど…」
「「そりゃ、明久が作ったからね(からよ)」」
「まぁ、たまに作ってもらったりしてるしね」
「そうですか…」
あれ…何だろう、気のせいかな?今一瞬、姫路さんの方からドス黒いオーラを感じたんだけど…。
「で、どーゆー事なのよ吉井?」
「あの、島田さん。何故質問しながら僕の腕を極めようとするのかな?」
「いいからさっさと質問に―――待って藤原さん、ウチの首は180度曲がったりしないから勘弁して欲しいんですけど…」
「だったら、とっととその殺気を引っ込めて腕を放してもらおうか?」
「つーか明久お前料理なんてできたのか?」
「それってどういう意味さ」
「お前去年、飯食ってなかったじゃねえか」
「一時期、昼飯を水と塩で乗りきってた事もあったしのう」
「…………舌が肥えてるとは思えない」
「そうね。絶対にあり得ないわね」
うわ…ひどい言われようだ…まぁ事実そんな時期もあったけど…とりあえずその時の慧音と永林の説教はきつかったと記そう・・・(ガクガク
「すごくおいしいわよ?」
「そうだな、私達もよく味見頼んでるし」
なんか褒められると、少し恥ずかしいな…
「あの、吉井君」
「ん?」
そんな中、さっきまで考え事をしてた姫路さんが口を開く
「宜しければ私のお弁当も食べてくれませんか?」
「え、どうして?」
「是非吉井君に味見をしてもらいたいんです」
「いつ?」
「明日のお昼で良ければ」
「う~ん、まあいいけど」
問題はないかな?
「………ふーん。瑞希って随分優しいんだね。吉井『だけ』に作ってくるなんて」
「あ、いえ!その、皆さんにも…」
「俺達にも?いいのか?」
「はい。嫌じゃなかったら」
「おお、それは楽しみじゃのう」
「…………(コクコク)」
「………お手並み拝見ね」
僕は小物系作ってくるかな…
この時は知らなかった。
彼女の料理は…
「さて、明日の楽しみが出来た所で、話を戻そうか」
あ、そーいえば試召戦争のミーティングやってたんだった。すっかり忘れてた。
「雄二よ。一つ気になっていたんじゃが、何故Dクラスなんじゃ?段階を踏んでいくならEクラスじゃろうし、勝負に出るならAクラスじゃろう?」
「そういえば、確かにそうですね」
「坂本の事だから、何か考えがあっての事だと思うけど」
「まぁな。理由は色々あるんだが、とりあえずEクラスを攻めない理由は簡単だ。戦うまでもない相手だからだ」
「え?しかしわしらよりはクラスが上じゃぞ?」
「確かに、振り分け試験の時点では向こうの方が強かったかもしれないな。けど実際の所は違う。周りにいる面子をよく見てみろ」
えーっと……僕は回りを見て
「うん。幼馴染みの美女二人と美少女が一人、親友が一人にバカが二人にムッツリが一人いるね」
どれが誰かは言わなくてもわかるだろう…
「誰が美s『ドゴッ』ゲフッ…」
「で、それがどうしたのかしら(ニコッ」
何か言おうとした雄二を妹紅が殴り、幽香が話をそくした。
「ま、要するにだ。姫路に問題の無い今、正面からやり合ってもEクラスには勝てる。Aクラスが目的である以上はEクラスなんかと戦っても意味が無いって事だ」
「?、それじゃあDクラスとは正面からぶつかると厳しいの?」
「ああ。確実に勝てるとは言えないな」
一応ちゃんと考えてたのか…
「まぁこれも打倒Aクラスへの必要なプロセスだからな問題ない」
内容が気になる所だけど、今は戦争に集中しなきゃいけないからね。ま、その時が来たら解るか。
「あ、あの!」
?どうしたのかな?
「ん?どうした姫路」
「えっと、その。吉井君と坂本君は、前から試召戦争について話し合ってたんですか?」
「ああ、それか。それはついさっき明久に相談されて「それはそうと!」」
雄二は何言うかわからんから発言させるか!!
なんか内容捻じ曲げて言いそうだし!!
「さっきの話、Dクラスに勝てなかったら意味が無いよ?」
「心配いらん。負ける訳ないさ。お前達が俺に協力してくれるなら、どこが相手だろうと必ず勝てる」
「いいか、お前達。ウチのクラスは―――最強だ」
聞いた限りかっこいいんだけど、心配ごとしかないのはなんでだろう…