とりあえず変態を殴り飛ばし、その光景を姉さんに説教しながら見た母さんと父さんがあとは任せろと言ったので任せることにした。
「しかし色々とあったな・・・」
僕は別荘のリビングでボヤいてると、
「色々あったわね・・・」
「明久が海面走ってサメに殴りかかりに行ったり」
「祭りも楽しかったね~」
「セクハラ発言がなければね」
「うん」
「まぁ、確かにね」
こんな日常でも楽しいと思えている・・・
慌しく、変な人もいるけど。
「というかどうしたの?」
今は・・・1時だ。寝てるものだと思ったんだけど・・・
「なんとなく」
「ふら~っと」
「いつの間にか来てた♪」
「そっか・・・よし」
僕は隙間を開くと、
「お酒じゃないけど・・・はい」
ジュースを取り出す。
「かんぱ~いってね」
「「「かんぱ~い」」」
「さて週末から忙しくなるな・・・」
「仕方ないじゃない・・・まぁ、明久が元気そうでよかったわ」
「そうだね・・・明久は昔からいろいろと惹きつけるからね」
「本当、そういうとこ智久さんと似てるわよね」
「痛いとこつくね(苦笑」
「だって貴方も告白した子は、退魔師、狼の半妖、そして財閥の娘・・・
自分で言うのもなんだけどなんで私を選んだかって今でも思うわ」
車を運転する智久に亜樹奈は何度となくしてきた質問をする。
「なんでって君だったからさ。
それ以外の理由なんてないよ」
「ふふふ」
そして智久は昔と変わらない答えを答える。
ある意味昔からずっと続けてきたことだ。
「それにしても昔から何と無くは気がついてたけど神を身に宿すなんてね」
「明久だからこそだろうね。
普通なら器がもたないよ」
「そうね・・・この子だからこそでしょうね」
「そう・・・すべてを包み込むような愛情を持ったこの子だからこそ、生き物が、神が、世界が愛情を示すんだよ」
智久はそう言うとバックミラーをのぞく。
そこには幽香、妹紅の頭を肩に、膝にこいしを乗せ眠る明久達の姿が映っていた。