「さて…対策だが今回清水は確実に明久を狙ってくるだろう」
「だな」
弁当を食べていると雄二がそう切り出してきた。
確かに清水さんはこの腕輪…白金の腕輪を執拗に狙ってる。
「なんでかしら?」
「1つは明久が持つ白金の腕輪ね。2つ目の理由が原因だけど、腕輪の能力の
2つ目は…」
「島田美波、清水はあいつにご執心だろ?その島田は…」
妹紅は僕を見てどもる。どうかしたのかな?
「…なるほどね」
優子さん、その同情みたいな表情はなんですか…
「でもあの腕輪は明久にしか使えないんですよね?」
「…どうして?」
「あ~実はある意味新しい欠点があってね…」
「「「欠点?」」」
「操作が…ね。複数の召喚獣を融合させるから情報処理がすごいんだ。
それこそ確認したけど幽香達も情報処理で操作どころじゃなくなってね。
おまけに八意先生と一緒にいじり過ぎたせいでブラックボックスになっちゃってるし…」
「うわ…そりゃ無理ね…」
「…私も今の状態で難しいから無理かもしれない」
「おまけに相手が了承しないと融合は使えないしね」
いつものあれなら美波は了承しないだろうし…
「さて、とりあえずそんな理由だからな。
多分だが清水側の女子もお前のとこに来るだろ」
「あれについて行くから清水と似たような人間だろうしな」
「どうしたものかしらね…」
「明久、負けないとは思うが点数いくつだ?」
「2000あたりかな?」
「それもそれでおかしいが…取れなかったのか?」
「いや、両手で書くはさすがにダメだって鉄人に止められた」
いい考えと思ったんだけどな…
「普通両利きでもできねえからな。そうか…」
あまりやる気じゃないしな…
「とりあえず今回は清水さん達は僕が受け持つよ」
「いいのか?」
「うん。だからその間に交渉お願い」
「わかった。じゃあそれで行こう」
さて、どう来るかな…
【昼休み終了後】
「よし、じゃあ形だけとは言え試験戦争だ。気を引き締めていくぞ!!」
「「「「おおおおおおおお!!!!!」」」」
「じゃあ明久、藤原と風見を連れて廊下で待機しててくれ」
「わかったよ」
「坂本、ウチは待機でいいの?」
「あぁ、逆に動いたら清水が暴走するだろうからな」
「わかった。アキ頑張ってね」
「了解」
僕は廊下に出るとものすごい足音が聞こえる…
人数は…15人か。
「豚野郎!!その腕輪今度こそいただきますわ!!しかしその前に美春のお姉さまに手をつけて! 許しません!!」
はて、なんのことだ?
「お姉さまと一緒に旅行に行くなんて…!!」
「あの子も勘違い症ね…」
「だな…」
「あ~とりあえず…上白沢先生、試験召喚獣召喚の承認を!!」
「はい、試験召喚獣召喚承認します!!」
「「「「「「「「サモン!!!!」」」」」」」」
歴史
Fクラス 吉井明久 2875点
VS
Dクラス 清水美春 103点
+
Dクラス 女子×14人 平均101点
「「「「「ちょっと何よ!!あの点数!?」」」」」
?とりあえず修正だろう…僕の召喚獣は改造学ランだが龍の刺繍が付け加えられ、木刀も何か模様が彫り込まれていた。
「スタイルチェンジ!!」
点数を支払い召喚獣の姿が変わる。赤いロングコートを着、薙刀のように斬り払うことに特化した槍を構えていた。
「行くよ!!穿て…魔槍『黄昏を引き裂く深紅の波紋』!!」
召喚獣は槍を投擲するように構えると槍は変形し、深紅に輝く投擲槍に変化する。
その槍を投げ飛ばすと瞬間的に槍は消えるがまるで槍が通り過ぎたかのように深紅の波紋がDクラスの女子達の召喚獣を斬り裂いた。
「「「「「「きゃっ!!!???」」」」」」
「ふう…」
残りは…清水さんあれを避けたのか?いや、たまたま女子が盾に…ってあれ?
「い…痛い…」
「な、何これ?」
な…なんで?なんでフィードバックを観察処分者でもない彼女達が受けてるんだ!?
「!!慧音!!召喚フィールドの解除を!!」
「わかった!!…!?解除できない!?」
な!?
僕はフィールドの壁に触れると静電気が走ったかのように弾かれる。
「くそっ!!」
「豚野郎!!まだ終わってませんわよ!!」
!?まさか清水さんこの状況にまだ気が付いてないのか!?
この状況…速くどうにかしなきゃ…
後が無い自分と明久が行っていますが、
明久自身自分の体がどんな状態かは理解しています。
人である事から外れていく体。もしそうしなければ減っていく寿命。
もう戻ることは出来ない=後が無いと表現しました。