補給テストも終わり、あとは開戦の合図を待つだけ…
『prpr……』
「うん?」
携帯の着信を見ると、
from 十六夜咲夜
どうしたんだ?
しかし授業中だから出れないし…!!
するといきなり周りの景色が…皆の動きが停止する。
「よかった、止まってないわね」
「まぁ今の状態なら意識しなくてもね」
「本当、貴方の能力おかしいでしょ…」
「だからこそ自動的に体が制限を掛けてるんだと思うよ。
ところでどうしたの?」
「あぁ、それがね…Cクラスは観戦だけで参戦する気はないみたいよ」
「そっか、そちらのほうが助かる…」
「その提案は……根本からしたらしいわ」
「……根本君が?」
「えぇ」
前の彼からは考えられない…
さて、彼は何が目的なんだ?
「今のとこそれだけね。じゃあ私は教室に戻るわ。
頑張ってね、明久」
「うん。ありがとうね、咲夜」
咲夜が部屋を出て行きある程度すると景色が、周りが動き始める。
「よし、お前らっ準備いいか!!」
「「「「おう!!!!!」」」」
「じゃあ行くぞ!!!」
雄二を先頭に僕達は廊下に出り、踊り場へと向かうとそこにはBクラスの皆を引き連れた根本君がいた。
「よう根本、待たせたな」
「いや、そこまで待ってねえよ」
「さてじゃあ始めるか?と言っても此処だとCクラスとかの邪魔になりそうだがな」
「そうだな、まぁ大半が観戦するから問題はないだろ」
「?」
雄二にとってその対応は予想外だったのだろう。
一瞬顔を顰め、探るように根本君を見ていた。
「じゃあ…」
「その前に、提案がある」
「提案?なんだ?」
「そう疑ってくるな。今回は証人の先生も呼んでる」
すると階段のところに鉄人が立っていた。
(こいつ、何を考えてやがる…)
「提案は簡単だ……吉井明久、俺と1対1で勝負しろ」
『……え?』
「え?でもそれだと…」
「あぁ、俺が負けたら…Bクラスの負けだ」
『!!!!』
根本君の発言に皆が騒ぎ出す。
いやFクラスだけ、だが…
「それでいいの?」
「クラスの奴には了解を取っている。
簡単に言うと前の勝負のリベンジ…ってとこさ」
「……」
「おい、明久…」
「いいよ、受けて立つよ」
「お前…」
「いいじゃん雄二。証人で西村先生がいるし」
「む……」
「じゃあ……始めるぞ」
「Fクラス、吉井明久」
「Bクラス代表、根本恭二」
僕達は前に出ると構え、
「「サモン!!」」
召喚獣を召喚した。
私、予想外の行動をするの大好きです(笑)