僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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死にかけ作者登場。
やっと見つかったぜ……
うん、隣の部屋に置いてたらそりゃ見つからんわな……


脅し?いいえ、交渉と言ってください

 

「…………ということです」

 

「いきなり話を省くんじゃないよ。

要するに交流野球での召喚獣を使用、そして持ち物検査後の対応について文句が出てるってことさね?」

 

僕と雄二は暴れそうになったFクラスを止める条件として二人で学園長室に来ていた。

 

「そうなります」

 

「……アンタ達が言った台詞が、そのまま召喚獣に変更した理由の説明になると思うんだけどねぇ……」

 

「まぁ……確かにあれはどうかと思いますけど」(苦笑

 

「この変更、どうせまた例のごとく召喚獣システムのPRが目的だろうが……肝心のシステムの制御はできるようになったのか?」

 

「肝試しのときや夏休みはともかく、今は完全に制御してあるさね。

そうでなければ召喚獣に野球をやらせるなんて不可能だろう?」

 

確かにそうだけど……

 

「クソガキども。なんだいその顔は。

まさか、アタシが調整に失敗して偶然野球仕様になって

それを都合良く使ってるんじゃないかって、なんて思ってるんじゃないだろうね」

 

「その通りだが?」

 

「ふん。野球用に組み替えるなんてのは並みの労力じゃないんだよ。

フィールドの広さの拡張、バットやボールの設定に、ボールが仮想体の構築もしなきゃならない。

それこそ、完全に制御できていなければ実行できない内容なのさ」

 

「つまり、上手く制御できるようになったから、皆に見せびらかしたかったんですか?」

 

「……」

 

あ、固まった。

 

「……明久、流石にもうちょい気を使えよ。図星突かれてババアが凍りついただろうが」

 

「ち、違うさねっ!これはあくまでも1つの教育機関の長として、生徒たちと教師の間に心温まる交流をだね」

 

「まぁそんなことはどうでもいいんで。

重要なのは……」

 

「どうでもよくないさね!!」

 

「もうどうせルールとか決めてるんでしょ?」

 

「そりゃね」

 

「見してもらってもいいですか?」

 

「……まぁどうせ公開するからいいさね」

 

僕はルールの書いた資料を受け取り……

 

「……学園長……」

 

「なにさね?」

 

「貴女、馬鹿ですか?」

 

「どう言う意味だい?」

 

どう言う意味って……

 

「これはあまりに教師チームと生徒チームに差がありすぎだろ……」

 

隣から覗き込んでいた雄二が呆れ声を上げる。

 

「この文月学園は試験的かつ実践的な新学校だよ。点数の差が力の差になって何が悪いさね。

それに吉井、アンタはその教師すら超えてるんだよ?」

 

「確かに点数が高い=勝利ではないです。

しかし操作能力は?

教師は生徒と違って日常的に使え、操作時間も長いです。

オマケに高い点数。

貴女は教師による生徒の蹂躙を演出したいんですか?」

 

「……」

 

「まだまだ言いたいことはありますけど、とりあえずこれじゃあ印象も最悪ですし。

生徒もやる気を出さないでしょうね。

だって操作能力、点数において自分たちを超える教師から一方的な試合をされるんですから」

 

「……じゃあどうしろって言うさね?」

 

よし、

 

「何か生徒が食いつくモノ……そうですね、景品とかでも出したらどうでしょうか。

それなら外部にも「景品を守る教師との試合」の名目で文句はないでしょうし」

 

「提案はまだしも景品はどうするんだい?

そんなもの、急に言われて準備できるわけないだろう?」

 

「いや、用意する必要もないし、費用もかからない。

俺達が教師チームに勝てたら、持ち物検査で没収された物を返してもらう。

それが賞品ということでどうだ?」

 

「……なるほど、ね……」

 

「復讐ができるのならFクラスの奴らも黙るだろうし、ルールが決定事項となったのなら、ゴネても仕方がないからな。それなら実益を得られる可能性に賭けた方がいい……」

 

「学園長も流石にあの問答無用な持ち物検査については、生徒に限らず教師陣……

保護者からも文句があるかもしれないですよ?」

 

「……フン。没収されるのが嫌なら、不要品なんかもってくるんじゃないよ。

学校をなんだと思っているんだい」

 

「それも一理あります。

しかし説明もなく処分されたのではもしそれが必需品だったら?

もしかしたら学校の出し物……そう劇などで使う予定で親から借りたものだったりしたら……」

 

「あ~もういいさね……つまり『没収品を取り戻せる機会がある』と提示してやることで、その後結果として取り戻せなくても、その怒りの矛先をアタシら『教師陣』から『試合に負けた自分たち』に向けさせようと言うことかい?」

 

「ま、そういうことだ。何もせずに一方的に奪われるというのは、人間誰でも嫌なもんだからな。一度でもチャンスがあって、自分で行動した上での結果なら意外と受け入れられるもんだ」

 

「でも確認はとってください。

そう言いたかったのも一つです。僕もこの学園が潰れるのは困るんですよ」

 

「……はぁ……そこらへんは先生達に伝えとくよ」

 

学園長は肘を付きため息をつき、

 

「……何か問題を起こされるよりはマシだからね。その提案、呑んでやろうじゃないか」

 

「ならルールの追加もしないとだな……教科は一科目だけなのか?」

 

「アタシはそれでもいいけど……」

 

雄二と学園長が何か言い合いを開始したが、ここは雄二に任せることにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    召喚野球大会規則

 

 

・各イニングでは必ず授業科目の中から1つを用いて勝負する事。

 

・各試合において、同種の科目を別イニングで再び用いる事は認めない。

 

・立会いは試合に参加しない教師が務めること。

 また、試合中に立会いの教師が移動してはいけない。

 

・召喚フィールド(召喚野球仕様)の有効圏外へ打球が飛んだ場合、

 フェアであればホームラン、その他の場合はファール。

 

・試合は5回までの攻防までとし、同点である場合は7回まで延長。

 それでも勝負がつかない場合は引き分けとする。

 

・事前に出場メンバー表を提出する事。ここに記載されていない者の

 試合への介入は一切認めない。尚、これはベンチ入りの人員および

 立会いの教師も含む。

 

・人数構成は基本ポジション各1名とベンチ入り3名の計12名とする。

 

・進行においては体育祭本種目を優先とする。

 競技の時間が重なりそうな場合は事前にメンバー登録の変更を行っておくこと。

 

・その他のルールは公認野球規則に準ずる。

 

 

 




規則はそのままで~
打つのに疲れた……
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