僕達は交渉を終えFクラスに戻る途中
「けどどうしようかな……あぁは言ったものの勝てる見込みは低いからな……」
「だな。例え明久が教師より点とかが高かろうと、ほかの奴らはな……」
「で、雄二。今度はどんな作戦を考えてるの?
さっき学園長と言い合いしてたのもそのためでしょ?」
「ルールを利用するつもりだが……まぁそれはやってからのお楽しみだな」
「けど雄二がそこまで頑張るなんて、没収されたのはMP3だけじゃなさそうだね。
他には何か取られたの?」
「特級品の写真集を3冊ほど持って行かれた……」
「3冊って……」
それ以前になんで持ってきてるのさ。
「本棚の下や天井裏、完全防水して熱帯魚の水槽の底に沈めたりと、色々と苦労したからな。
明久はどうしてるんだ?お前だって風見とかがいるから厳しいんじゃないのか?」
「それ以前に持ってすらないよ」
「まじか」
姉さんもそうだが妹紅や幽香達も部屋によく来るし。
昔一回だけ雄二が忘れていったときそれを紫が見つけたのだが……
いや、思い出さないておこう……とりあえず言えることは賢者(笑)になってました。
「あいつらがとやかく言うと思えないが、まぁ周りは美女ぞろいだからな」
「確かにね~みんな美人だよ。
それこそなんで僕と一緒にいるのかわからないくらいにさ」
みんなもてると思うんだけどな……
「明久、前半はいいとして、後半は絶対あいつらの前で言うなよ……」
「いや、もう言ったことあるよ」
「そうなのか?」
「うん。
そしたらみんなから怒涛のラストスペルを頂きました……」
「当たり前だ」
「っていうよりさっきの話。雄二のそれは、見たい時に取り出せるレベルじゃないよね」
「そこまでしなけりゃ守りきれねぇし、そこまでして守る価値のある逸品だったんだ」
「そうなんだ」
「……私も見てみたかった」
「……」
「……」
「こんにちは、霧島さん」
「……こんにちは、吉井」
なんか雄二がとてつもない量の汗をかき始めたね~
「……雄二を甘く見ていた。
今後は水槽や植木鉢、雄二が入浴中の浴室の中まで詳しく探す」
「オイ待て。最後の1つは確実に目的が操作じゃないだろ」
「……私には、雄二の成長を確認する義務があるから」
いや、それは……って、ん?
「それはやっちゃダメだけど霧島さん」
「……なに?」
「もしかして、霧島さんは雄二と風呂に入ったことがあるの?」
「……中学に入るまで」
「「「シャアアァァァっ!!」」」
「っぶねぇーーっ!」
どこからともなくカッターが……ってあれは……
「「「我ら、異端審問会!!!坂本雄二!!貴様を処刑する!!」
「落ち着けお前ら!?中学に入るまでと言っても高学年になった頃には全く……」
「……私の胸が大きくなってからは、数回しか」
それ逆効果だよ。
「「「だらっしゃぁあああーーっ!!」」」
「ぅおおおおおっ!?今お前ら本気で殺す気だっただろ!?」
「貴様は女子と一緒にお風呂に入った。その罪、死をもって贖うべし!!」
「ちょ、ちょっと待て!?風呂といっても別に何かあったわけでもぎゃっあああっ!」
「……」
ここでもし、水着を着ていたとはいえ、(地下での温泉街で)この頃までよくみんなと温泉入ってたってバレたらどうなってただろうか……
流石に裸は……あ~この前の合宿で(乱入されて)入ったか……
「……あ……雄二」
「ん?どうしたの霧島、雄二に何か用だった?」
「……さっき二人は話してた『野球で勝てば没収品返却』って話を詳しく聞きたくて」
「あ~、そのことね。
簡単に言えば、今度の体育祭で行われる教師・生徒交流召喚野球大会で優勝すれば、没収されたものを返してくれるよう交渉してきたんだよ」
「……そういうこと…わかった。ありがとう」
霧島さんのなんか慌てた雰囲気……何か没収されたのだろうか?
後に、このことがとてつもない問題になるとは思いもしていなかった……