雄二の白金の腕輪により召喚獣の操作を練習する日々……
『───時より、第2グラウンドにて召喚野球を行います。参加する生徒は───』
校舎に取り付けられたスピーカーからアナウンスが響き渡る。
気がつけば体育祭当日。日が経つのは早いものだ。
「坂本、相手ってどこなの?」
「確か一回戦は同学年の隣のクラスが相手という話だったから、Eクラスのはずだ。ほら、コイツが対戦表だ」
雄二がA4サイズの紙を渡してくる。そこには櫓状の対戦表が書かれていた。
Eクラス……う~ん知り合いとかいないからな……
「どうしたのかしら?明久」
「Eクラスの代表ってどんな人だったっけってね」
「中林ってやつだな。まんまスポーツ系の女子って感じのやつだ」
「スポーツ系の女子」
「性格は、そうだなぁ・・・島田に近い感じじゃないか?
礼儀は話した感じ正しそうだったが」
「まぁ問題ないならいいか。
問題は……」
僕らは後ろを振り返ると、
「いいか、お前たち!!これは聖戦だ!!
絶対に負けるわけにはいかない!!」
「「「ヤー!!」」」
「何としても教師を倒し、
「「「サーイエッサーーー!!!!!」」」
「はぁ……」
「先が思いやられるわね……」
「勝とうってのは良いけど動機がね……」
ほら、雄二とムッツリーニ。目をそらさない。
「ゴホン、さてそろそろ守備位置と打順を発表するか。おーい、全員聞いてくれ」
雄二が声をかけると同時に試合に参加するクラスメイトが集まってくる。
「基本の守備位置と打順はこんな感じだ」
1番 ファースト 木下秀吉
2番 ショート 土屋康太(ムッツリーニ)
3番 ピッチャー 藤原妹紅
4番 キャッチャー 吉井明久
5番 ライト 姫路瑞希
6番 センター 坂本雄二
7番 セカンド 島田美波
8番 サード 須川亮
9番 レフト 福原一太
ベンチ 風見幽香、木三沢春吉、近藤吉宗
「あら、私ベンチなのね」
「ていうより吉井をピッチャーにしなくてよかったのか?
コイツの点数なら……」
「あぁ、明久の点数なら勝てるかもな。
しかし誰がそのボールを取る?」
「「「あ……」」」
「とりあえず明久の操作技術ならキャッチャーにはもってこいだろうし。
頼りにしてるよ」
「これは責任重大だね」
「よし。それじゃ…いくぞテメェら、覚悟はいいか!」
「「「おうっ!」」」
「目指すは決勝、仇敵教師チーム!ヤツらを蹴散らし、その首を散っていった
「「「おうっ!」」」
「やるぞテメェら!俺の──俺たちの、かけがえのない
「「「おっしゃぁーーーっ!!」」」
男子全員に炎が灯る。
「なんかやる気失せるわね……」
「いい言葉のように聞こえるけど根本はアレだしね」
「一応勝負だし頑張ろう」
僕は苦笑するしかなかった。