僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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事故なんです!!わざとじゃないんです!!

Eクラスとの試合が終わり、2-Fと仕切られた待機スペースでボーっとしていた。

そしてふと横見てみると、クラスの連中が妙な箱の前で騒いでるのが見えた。

 

『頼む……!なんとか最高のパートナーを……!』

 

『いいから早く引けよ。後がつかえているんだから』

 

『わかってるから急かすなよ!…よし。これだ───チクショーーー!!』

 

『『『っしゃぁああーっ!ざまぁ見やがれぇーっ!』』』

 

「アレは何をしてるの?」

 

「ん?あれはタダのくじ引きだが」

 

「うん、それは見たらわかるよ。そうじゃなくて、何のくじ引き?」

 

「あれは次の種目の2人3脚のくじ引きだよ。で、ペアを決める為のくじ引きをやってるんだ」

 

「ふ~ん」

 

「なんじゃ。随分と落ち着いてるではないか?」

 

「別に。どうせ男女別でしょ?」

 

「男女混合だな」

 

……やばいな……

 

「誰が決まってるの?」

 

「今は男子だけね。私達も引いたけどまだ相手は決まってないわ」

 

幽香は9、妹紅は3と書いた紙をみせてた。

 

「……決まっていたらあんな大騒ぎしない」

 

「なるほどね」

 

「まぁ、こんな競技より俺は野球のほうが重要だがな」

 

ま~、うん。

 

「そういえば、次の対戦相手は決まったの?」

 

「まだ試合中で、延長戦に入っている。上手くいけば不戦勝になるかもしれないな」

 

「じゃあ、一応試合があるって仮定した上で作戦を考えておこうか」

 

雄二達と打順や守備位置を決めていく。そうやって話していくと、

 

「あの・・・明久君は何番でしたか?」

 

不意に後ろから姫路さんから声をかけられた

美波の姿が見える。

 

「えっ?ああ、クジ引きのこと?まだ引いていないよ」

 

そういえば忘れてたや。

 

「あ、あのっ。明久君っ!」

 

「ちょっと待ってアキ!」

 

「なに?」

 

「いえ、あの、その、なんというかですね……私は7番なんですけど……」

 

「う、ウチは6番なんだけど……」

 

「「絶対その番号を引かないで(下さい)っ!!」」

 

えっと……どう反応したらいいのだろうか?

 

そこでクジ引きの箱を持った須川君がやってきた。

 

「さあ吉井、運命のクジを引くんだ」

 

運命って。

僕は箱に手を突っ込み、

 

明久「えーっと……6ば」

 

「殺れ」

 

「「「イエス、ハイエロファント」」」

 

「間違えた、9番だって、囲まれた!?」

 

本当人間離れしてきてるね!?

そういえば9番は幽香か……

 

「……」(FFF団を観察)

 

「「「幽香さんのむ……」」」

 

「おっしゃ、お前らちょっとこいや。

その魂、極彩と散らせてやる」

 

「「「生きて帰れると思うなよっ!!」」」

 

こいつ等バラバラにする!!

 

「3番じゃの」

 

「あ、私とか。よろしく」

 

「………6番」

 

「……さらばだっ!」(7番)

 

「逃がすなっ!坂本を捕らえて血祭りにあげろ!」

 

「「「おおおーっ!」」」

 

「島田さんは女子の計算に入ってないようね」

 

この間、わずか1秒未満。ムッツリーニが島田さんと決まった瞬間に、

残った雄二と姫路さんのペアが自動的に決定した。

そして、雄二を処刑しようとクラスに皆が雄二を追いかける。

しかし、

 

「おいおい、目離すなんて余裕だね?」

 

「「「あ……」」」

 

(ぼく)を忘れちゃ困るな~

 

 

 

_____________

 

 

 

 

「……雄二」

 

向こうで明久がFFF段を殲滅している頃、霧島さんが坂本の隣にいきなり現れた。

坂本はこれと言って気にしてない感じだが気配遮断技術うまくないか?

 

「翔子か。なんだ?」

 

「……お義母さん、何か預かってない?」

 

「ん?お袋から?ああ。あれなら」

 

「……あれなら?」

 

「持ち物検査の日に、お前が持っていた袋の中に入れておいた」

 

「……袋って?」

 

「催眠術の本とかが入っていたやつだ」

 

「……本当に?」

 

「本当だ」

 

「……嘘じゃ、ない……?」

 

「嘘じゃない」

 

「……」

 

どうしたんだ?

 

「どうした翔子。それがどうかしたのか?」

 

「……なんでも……ない……」

 

霧島さんは肩を落として戻っていった。

 

「なんだ?」

 

「そういえば明久から霧島さんも持ち物点検で没収されたって言ってたな」

 

「……預けた物、ねぇ……お袋に預けた、となると───まさか、婚姻届の同意書かっ!そういうことなら、あの持ち物検査に感謝してもふぐぅっ!」

 

ドサリとその場に倒れる雄二。

その後ろでは、クラスメイトの馬鹿達がスタンガンを持っていた。

 

「連れて行……」

 

「逃がさないよ」

 

バカだな。明久から逃げることなんてできないのだ。

馬鹿達の悲鳴を聞きながら、

 

「とりあえず、私のパートナーは木下か、よろしく」

 

「宜しく頼む」

 

「ウチは土屋とペアね。宜しく頼むわ」

 

「……宜しく」

 

 

 

その後、二人三脚は清水の乱入により三人四脚になったり、

まぁ私と木下は3位とまずまず。

そして明久と幽香は……

 

「なぁ、あいつ等本当に足縛ってるのか?」

 

「縛ってるだろ。見えないのか?」

 

「あんなスピード出してて信じられるか普通!!??」

 

二人はまるで縛ってないかのようにグラウンドを独走していた。

 

「さすがと言うべきか、息があってるのぅ」

 

「……むしろ一心同体」(ポタポタ

 

「お、ゴールしたな……」

 

『『あっ……』』

 

幽香がたぶん石に躓いたのか体制が崩れ、明久はそれを庇う様に受け止めようとし、

 

『ドサッ』

 

結果的に幽香を明久は受け止めることに成功するも転倒。

運良く紐は解けたようで、幽香は明久の上に乗っかるように倒れていた。

 

 

 

 

明久の顔に胸を押し付けるような感じで。

 

 

 

 

「「「アイツヲころせえぇぇぇぇ!!!!!!」」」

 

「「「イィィィーーーーーーーーッ!!!!!」」」

 

「どうやったらあんなふうになるんだ?」

 

坂本の言葉は空しく騒音に掻き消えていった。

 




魔王(あきひさ)からは逃げられないのさ!!
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