僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

183 / 240
どうもこんにちは。
姫路と島田が空気になり始めている今日この頃
友人の家に7巻を忘れたのは内緒


合流、激怒、そしてグーパン

「待たせたわ」

 

飲み物がないことに気付き、明久が自販機へと向かったのと入れ違いになるように、

優子と……

 

「やほ~」

 

「……お待たせ」

 

工藤と翔子が来たようだ。

 

「あれ?吉井君がいないね?」

 

「飲み物買いに行ったよ」

 

「へ~ってうわ、すご!?」

 

「……おいしそう……」

 

「これ明久君が作ったの?」

 

「残念なことに違うね。僕の知り合いが持ってきてくれたんだ」

 

優子の言葉に答えるように12(・・)本のお茶などを持った明久が現れた。

 

「飲み物これだけど大丈夫?」

 

「え?あぁ、好き嫌いは無いから大丈夫よ」

 

「じゃあ僕これ~」

 

「……ありがとう」

 

今更だが明久が人数を知っていたことに突っ込む者は誰もいなかった。

 

「さて、じゃあ食べようか」

 

その場にいた皆は手を合わせ、

 

「「「「いただきます」」」」

 

それぞれの弁当に箸を伸ばした。

 

_______________

 

「そういえば、Fクラスは3-Aに野球大会で勝ったらしいね」

 

「勝ったーーって言っていいのかな?一応決勝には進んだけど……」

 

僕は最後のから揚げを掴むと、

 

「あ……」

 

多分同じように取ろうと考えていたのだろう、妹紅が箸を伸ばし硬直した。

仕方ないのでそのままから揚げを妹紅の口に突っ込むと、

 

「……♪」

 

「……とりあえず凄いと思うわよ?明久君の点数は知ってるけどね」

 

「たしかに。でもね~」

 

「僕からするとAクラスの皆が負けたことに驚きだったね」

 

「対策立てられたもの。はい、明久」

 

「ありがとう、咲夜」

 

ちょうどお茶が切れたところに咲夜がお茶を渡してくる。

 

「十六夜さん何時からいたの!?」

 

「ぜんぜん気付かなかったよ……」

 

先ほどからずっと居たのだが気付いていなかったようだ。

まぁ今更だし気にしないとして、

 

「……」

 

先ほどから黙っている霧島さん。

 

「どうしたの、霧島さん?」

 

「……」

返事が無い。

なんだか、霧島さんは随分と元気が無い様に見える。

 

「おい翔子、どうかしたのか?」

 

「……雄二……」

 

初めて反応を見せるが、雄二が話しかけても力の無い返事をするだけ。

 

「……野球、負けちゃった……」

 

「ああ、そうらしいな。

まぁ、代わりに俺らが勝ったから安心しろ。仇は討った」

 

偉そうにいう雄二。仇討ちなんて微塵もなかっただろうに……

 

「……でも、私の没収品、返してもらえない」

 

そう言えばあの時も気にしてたし、大事なものが取られたのだろうか?

 

「没収品って、お前な……」

 

呆れたように額を押さえる雄二。

 

「……結婚式まで大事に保管しておくつもりだったのに……」

 

結婚式って……気が早いな~(苦笑

 

「バカ言うな。あんなもん、没収されなくても、見つけたら俺が捨ててやる」

 

雄二がいつもの調子でそう応える。

 

「……え……?」

 

しかしそれは霧島さんの表情をはっきりと分かるほどに驚愕へと染めた。

けど雄二はそんな霧島さんの様子はあまり気にせず、

 

「いや。『……え……?』じゃないだろ。

あんな物を没収された程度でそこまでショックを受けるなよ」

 

「……あんな物。って……」

 

「そうやってつまらない物の没収で凹むくらいなら、常夏コンビ如きを相手に負けたことをだな───」

 

良い気になって霧島に説教を垂れようとする雄二。

しかし、

 

 

「…………っ!!」

 

 

『パシンッ!!』

 

 

乾いた平手の音が響き渡った。

雄二は呆けた様な表情をし、

 

「……つまらない物なんかじゃ、ない……っ!」

 

霧島が目に涙を溜めて、唇を噛み締め呟いた。

 

「……雄二にだけは、そんな事言って欲しくなかった!」

 

霧島さんはそういうとこちらに背を向け走り去ってしまった。

 

「代表!!」

 

「翔子!?」

 

 

優子さんと工藤さん、そして幽香は後を追うように追いかけた。

 

「……翔子のヤツ……!なにが『つまらないものじゃない』だ!

俺本人がまだ同意していない婚姻届なんか、つまらない物以外の何物でもないだろうがっ!」

 

雄二が怒りを顕に大きく叫ぶ。

 

「俺にだけは言われたくないって、俺だから言うんじゃねぇか!

こっちはまだ承知していないんだぞ!」

 

「坂本」

 

「何だよ、藤原」

 

「歯、食いしばれ」

 

『バキッ!!』

 

「グッ!?」

 

妹紅は雄二の頬を殴り飛ばしていた。

 

「テメッ!!何しやがる!!」

 

「坂本、アンタには失望したよ……」

 

「!!」

 

冷め切った目。そんな目を妹紅そうそうしない。

 

「何を言って……」

 

「何を言ってるか分からない?

じゃあ駄目だね。私はある程度アンタを認めてたんだけど……

どうも見込み違いだったらしい。

行くよ、咲夜」

 

「えぇ。明久、少し席を外すわ」

 

「うん」

 

妹紅と咲夜、そして雰囲気に耐えれなかったのか、姫路さんと美波も霧島さんを追うように歩き出した。

 

「一体何だって言うんだよ!!」

 

苛立ち、拳を握らせ呟く雄二。

 

確かに本人の同意の無い婚姻など意味は無いだろう。

しかし、本当に没収されたのは婚姻届だろうか?

僕はただその場を見つめ、霧島さんのことを考えていた。

 




とりあえず雄二君には2回殴られてもらいました、とりあえず。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。