2アウト、ランナーなし
そして続くバッターは4番の鉄人だ。
先ほどホームランを打たれたので充分用心しないといけない。
『明久』
すると妹紅から(視線で)話しかけられ、
『どうしたの?』
『ここに関しては私に任せてくれない?』
『? 大丈夫だけど……』
『なに、すこし幽香の手を借りるだけだよ』
幽香の方をみると苦笑しながらOKサインを出していた。
『じゃあお願いね』
僕は雄二にサインを送る。
-インコース 低め 遅い球-
-は?お前……-
-いいから-
雄二はサイン道理、遅めの球を投げてくれた。
「フンっ!」
『カッキーン!』
やっぱり打つよね。
打球からしてセンターとライト間。
そして、
『おりゃあぁぁーーーーーー!!!』
そこには疾走する妹紅の召喚獣。
「「「えぇぇぇ!!??」」」
ファーストがあそこまで下がればそう思うよね……
見てた限り雄二が投げた瞬間から走り始め、打ったところで方向修正していた。
でも例え追いついても高さが足りないと思うかもしれない。
『幽香!!!』
『腕輪、発動!!』
しかし忘れてはいけない。設定を野球調整に変えようと、これは召喚獣だ。
科目は歴史。
幽香の召喚獣はなんと跳んだ妹紅の召喚獣に向かってマスタースパークを放った。
「「「え、ちょっ!!??」」」
って、なんで妹紅に!?
『腕輪発動!!』
そこで妹紅は腕輪を発動させ、砲撃を受けた召喚獣は
歴史
Fクラス 風見幽香 472点 → 422点
Fクラス 藤原妹紅 411点 → 211点
『よし!!』
翼により上昇し、
『パシッ!!』
「……まさかそんな方法を取るとはな」
鉄人は苦笑し、頭を掻いた。
『……あ、バッターアウト!!』
「「「よ、よっしゃあぁぁぁ!!!!!」」」
「さて、何とか交代できたけどどうする?」
「1点でも取らねえと難しいな」
「OK、じゃあ行って来るよ」
僕はバッターボックスに立つと、
『えっと……ピッチャー変わりまして、八意先生です』
うわ……やばいかも。
「よろしくお願いしますね」
「はい」
『そういえば八意先生ってどれくらい点数取るんだ?』
『あ~うん、もしかしたらこの回やばいかも知れない』
『『『え?』』』
歴史
Fクラス 吉井明久 3205点
vs
教師 八意永琳 5000点
『『『え……』』』
『制限上これ以上は取れないから大丈夫よ』
永琳は笑顔でそう言うが、制限があっても十分規格外です。
永琳は構え、僕も構える。
第1球。
放たれたのは速球でありながらも制御された球。
僕はバットを振り抜き、
「っ!!??」
球は手元でいきなり曲がった。
『ガキンッ』
鈍い音とともに打ち上がる球。
そしてその球を、
『パシッ』
永琳の召喚獣はキャッチした。
『バッター、アウト!!』
その後、姫路さん、近藤君と三者凡退となった。
さて、まさかの永琳の登場。