僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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明久の一日

「9875……9876……」

 

倒立し、右人差し指のみを針の上に置き、倒立腕立てをしていた。

針は一本だけであり、指先には霊力を一点放出し刺さらないようにしている。

 

「9998……9999……10000!!」

 

明久は腕の力で跳び、ゆれて倒れそうになる針の上に、今度は左人差し指で着地する。

体をずらして針をまっすぐ立てると、

 

「1、2、3……」

 

また腕立てを開始した。

 

 

___________________

 

「……10000!!よいしょっと」

「お疲れ様」

 

左も同じく一万した所で霊夢が現れタオルを渡してくる。

 

「私はそれは出来ないからね」

「いや、僕もやりなさいとは言わないよ?」

「どちらにしろ、アレだけハードな自主練したあとそれするってどうなの?」

「何時もやってることだからね、慣れだよ。

汗流してくるよ」

「ご飯も出来てるから。今日出かけるんでしょ?」

「ういさ~」

 

明久は自作成のお風呂へと向かった。

 

 

___________________

 

ご飯も食べ終わり、神社の階段を下りていると、

 

「あ、おはよう」

「おっ明久じゃねえか」

「博麗神社に用事?」

「お参りだよ。今回新人も入ったからな!!」

「イ、痛いっすよ大将」

 

酒屋のおじさんが妖怪の青年の背を叩き、豪快に笑う。

 

「じゃ、新人の成功を祈ってくるわ」

「では」

「がんばってね~」

 

僕は二人と分かれ、ある場所へ向かう事にした。

 

 

【少年移動中】

 

 

「やっほう、こーりん久しぶり」

「明久、その呼び方止めないか?」

「霖之助って呼びにくいじゃん」

「もういいよ……」

 

森近霖之助、此処香霖堂の引き篭り店主である。

 

「今すごく失礼な事考えなかったかい?」

「そんな事ないよ?」

 

そしてあの魔理沙ががんばっている相手らしい。

何をがんばっているかは分かると思う。

しかし本当ごちゃごちゃしてる。いろんなものがあるな……

 

「えっと、ドラゴンボールが4個あるね」

「あ~魔理沙が拾ってきたのだね」

「……そっとしておこう」

 

まさか全部そろえる気なのか?

まぁ、他にはっと……これってキングス○ーン?

 

「紫が持ってきた物だね。かなりの力を持ってて、紫も一瞬力負けしそうになったそうだ」

 

一応は勝ったんだね……

 

「そう言えばこの前買って行った緋緋色金はどうしたんだい?」

「うん?あ~鍛冶場のおじさんに加工を頼んでるよ」

「ふむ、あの銃と言うものも然りでまたおかしい物が出来そうだね」

「失礼じゃないかな?」

「君だから仕方ない」

「はいはい、じゃあこれ買って行くよ」

「対魔術、防刃コートか。僕もこれはいい出来だと思ってたからね。

お目にかかってよかったよ」

「うん、伸縮性もいいからね」

 

僕はお金を払い、それを隙間に入れると里へと向かった。

 

 

___________________

 

 

「こんにちは~」

 

僕は里の端……鍛冶場に来ていた。

 

「おう、明久か。丁度出来たぞ」

 

そう言って奥から現れたのは鱗に尻尾を持つ男性。

鍛冶場師の火渡和人、名前から解るように智理の父親であり、火蜥蜴の妖怪である。

ちなみに名前はおばさんがつけたらしい。

 

「ほれ、これでどうだ?」

 

そう言って渡されたのは2本の紅いトンファーブレード。

 

「切れはしないが、魔力などをまとわせれば切れるようになる」

「ありがとうございます。何時も無理言って」

「問題ないさ。それが俺の仕事だからな。あと投げナイフの修繕もやっておいたぞ」

「本当お礼しかいえないですよ……」

「金は貰ってるから問題ない」

「ですよね~」

 

いつも通りのやり取りをしていると奥から女性が現れた。

この人は智理のお母さんだ。

歳は(ピー)歳と言う。歳も歳だからおばさんと呼びなさいと言われている。

 

「あら、明久君来てたのね。お昼食べたかしら?」

「そう言えば昼か……」

「なら食べてかない?ちょうど智理と作って居た所だし」

「あ~ならご馳走になります」

 

僕はお昼を火渡家でとる事にした。

ちょっと智理がおばさんに弄られていたがそっとしておこう。

 

_____________________

 

 

「ん……」

 

僕は里の前で大きく背伸びしていると、日は沈んでいく。

 

「今日も何もなく……か」

 

あれ(紫のいたずら)以来異変らしい異変はない。

だがこれでいいのだ。

 

「うん?なんか変な事やってそうな気が……」

 

僕は隙間を開きその中へと飛び込んだ。

出た所は青空……唯其処には巨人、スサノオが居て……

 

「……あの馬鹿……」

 

-皐月-

 

「蹴り抜く」

 

足に気を籠め、スサノオに向けて急降下した。

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