時間軸は此方は野球編後の連休。コラボさんのところは合宿前です。
「ふう、着いたかな」
僕は開いた隙間を飛び出すと其処は一面の空……
「…………あ~れ~」
僕は下へと落ちていった。
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「私の勝ちね」
「また負けた……」
それなりに修行付けて貰ってるけど、勝てないって……
「何で勝てないかな……」
「慣れじゃない?」
「う~ん~」
「霊夢、明久休憩を取りなさい」
「「は~い」」
僕達は縁の下に向かおうとし、
「よ~け~て~~!!??」
頭上から聞こえた声にその場から飛び退いた。
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「痛っ……」
此処は……石?いや、参道か。
しかし、驚いたせいで忘れていたが飛べばよかった……
僕は顔を上げると霊夢、紫……そして僕が居た。
……どう見ても霊夢は僕と歳が近く見えるから……平行世界か。
「あ~どうも?」
「霊夢、下がってて」
「えっ?」
「大丈夫なの?明久」
「えっとちょっと?」
「うん、多分ドッペルゲンガーだろうし」
あれ~?なんかすごい勘違いされてませんか?
あちらの僕はクナイ状の弾幕を作り、
「お~!?」
こちらに撃ちだしてきた。
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「どうも明久が有利みたいね」
霊夢はこちらに来ると煎餅を齧った。
「ん?どうしたの、紫?」
「え?」
「いや、汗なんかかいて」
ほほに触れると汗により手が濡れる。
一瞬眼が合った時、心臓を鷲掴みにされたような恐怖を感じた。
しかし同時にありえないと思った。
「あれは本当に明久のドッペルゲンガーなのかしら?」
「ん?」
何より明久が有利?いや、何かが違う気がする。
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「っく!!」
なんだ、コイツ?
さっきから撃ってる弾幕を体をずらすだけで避けられてる。
何より……
「もしかして……
幻術により見えなくした弾幕も完璧に避けられてる!!
途中で変化させて後ろから狙っても避けるって……
「なんで……」
「とりあえず、話を聞いて……」
なら!!
「月読!!」
幻術世界が世界を覆うとして……砕け散った。
「なっ!?」
「あ~もしかして鈴仙見たいな能力かな?
なら、僕は幻術とかは効かないよ?」
相手は苦笑いながら呟く。
「ならば!!天照!!」
僕は相手を視覚に捕らえた。
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「!!!!」
僕は直感的に横に跳び、そのまま近くの木まで上った。
「あれは……」
先ほどまで僕が居た位置に点る黒い炎。
アレは危険だ。
まるでアラームのように頭に警報が鳴り響く。
「避けられた!?」
あちらは驚愕し、しかし此方をまた睨む。
「ヤベッ!!」
僕はすぐに木から別の木の跳び離れる。
今度は木が燃えた。
「なるほど睨んだ位置に炎を点けるのか」
死角を付きながら逃げなきゃか……
しかし、何でこんなことに……ハァ……
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なんなんだ!?天照を使うも相手は高速で移動しそれを避けていく。
何より一瞬で視線の死角に潜り込まれる。
そしてあの動きだ。まるで閉鎖空間で動いているかの如く立体で飛び回っている。
「加具土命無限炎昌!!」
僕は無数の黒炎の矢を作り出し、打ち出した。
「ほっ、はっ、よっと」
しかし奴は跳び、其処を狙った矢は空間を蹴って、時にとてつもない姿勢をとりながら避ける。
なんとか目で捕らえられるけど……万華鏡写輪眼じゃなければ捕らえ切れなかったであろう速さ……
身体強化はしてる様子は無い。見えるのは銀褐色に輝く眼だけ。
本当にコイツ化け物か!?
「っ!!」
僕は最後の1本を足元を狙って撃つ。
すると奴は高く飛び上がった。
やった!!!
「もう逃がさない!!」
僕は奴を覆うように黒炎を発動させた。
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「うわ……」
空に跳んだらドーム状に黒炎が……
多分この炎は大概の物を燃やすのだろう。
浄眼で見るが隙間は無い、完璧な袋だな……
「しゃあないか」
なら……殺すだけだ。
直死を発動させ、ポケットから取り出した七ッ夜で黒炎の無数の線を切り裂いた。
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「詰みね」
霊夢の言葉に私は同意する。
あの覆うような黒炎……
逃げ道は無い。私のような能力でもなければ……
「「「!!??」」」
しかし、膨大な殺気を感じた瞬間。
『……斬刑に処す』
黒炎に切れ込みが入り、炎は消え去った。
「え……?」
霊夢は唖然としたように空を見る。
当たり前だ。よほどの事が無いと消えない黒炎。
それを彼は掻き消したのだ。
だがそれ以上に……
「あの眼は……」
蒼く輝く眼……
「……いけない!!!」
止めなくては!!
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「まさか天照が消されるなんて……」
「とりあえず気は済んだかな?」
流石に疲れてきたんだけど……
「まだだ……スサノオ!!」
髑髏様な物が明久を覆い、それは女神のように姿を変える。
「あ~~うん、とりあえず切れた。一発殴る。
幻想・皇神!!」
明久の髪の毛は銀色に染まり、腰辺りまで伸びる。
そして体を虹色の光が覆う。
一触即発……
しかし、
「ストップよ!!」
それは此方の紫さんにより止められた。
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「何で止めるの!!」
僕は乱入してきた紫に問いかけると、
「私は約束したわよね。
『貴方を守ってあげる』って」
「……うん」
「このままやれば貴方は負けるわ」
「何を……」
しかし僕の眼は震える紫の腕、そして頬を流れる冷や汗を写した。
「彼は手加減していた。一度も攻撃してきてないでしょ?」
「あ……」
そう言えば……1度も僕に攻撃してきて……いない……
「貴方……」
「なんですか?」
「もう此方は戦う意思は無いわ。拳を引いてくれないかしら?」
「……いいですよ」
彼を覆う膨大な気、魔力、霊力の3つは霧散するように消え、髪も元通りに戻った。
「さて、さっきから言ってたけど……まず話を聞いてもらえますか?」
苦笑し、彼……明久は頭を掻いた。
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「ご、ごめんなさい!!」
ある程度事情を話すと明久(もうこう呼ぼう)は頭を下げてきた。
「いや、仕方ないよ……しかし……霊夢が同じ歳か……」
「あら?其方は違うの?」
「うん、2つ下」
「ふ~ん」
興味なさげな所は似てるね。
「それより……さっきの眼は……」
「あ~直死の魔眼?」
「やっぱり……」
「なにそれ」
「あらゆるモノを殺すことが出来る最凶の魔眼よ。
私も実物を見るのは初めてだわ」
「まぁちょっと違うけどね」
「そんな眼が……」
「君も魔眼持ちでしょ?」
「魔眼って言うか写輪眼って言うんだ」
ふむ……
「けど……相手を殺せる眼か……」
「言うけど良いもんじゃないよ」
「そうかな?」
「……明久、手を貸して」
「え?いいけど」
「ちょっとの間だけ僕を拒絶しないでね」
「???」
僕は明久と手を繋ぎ、能力を発動する。
「へ~これが写輪眼か~」
「「「なっ!?」」」
接触してる時だけ相手の能力を使える。
ふ~ん『現と幻を操る程度の能力』
十分チートダヨネ……
「よし、明久」
「なに?」
「覚悟しといてね」
「え?」
僕は雄二達にしたように直死を発動させ視界を共有した。
「……!!!!????」
「明久!!??」
明久は手を振り解き、口元を押さえた。
「貴方何を……」
「君は……明久は何時もこんな物を見てるの?」
「え?」
「そうだよ。まぁ発動した時だけだけどね」
「……」
「とりあえず言える事……君、霊夢達の弾幕ごっこで勝った事少ないでしょ」
「うっなんで?」
何でって……
「能力に頼りすぎなんだよ。確かに君の眼は動体視力とかもいいけど……
体が追いついていない。それじゃあ僕みたいに能力が効かない相手には意味が無い」
「……」
「……なるほどね……メニュー増やさないとね……」
「え?」
「えぇ、そうね」
「おう……」
明久はorzのポーズをとる。
「ははは、そう言えば紫さん」
「なにかしら?」
「明久に夢は話した?」
「!!!そう言えば其方の私と知り合いなのよね」
「まぁ違うかもしれないけどね。けど言っておくよ。
きっと彼は笑ったりなんかしないと思うよ」
「それは自分だから?」
「いや、見た感想だよ」
「……考えておくわ」
紫さんは微笑み、霊夢は驚愕の表情をした。
「紫が……普通に会話して笑った!?」
「失礼じゃないかしら?」
「何時ものアンタを考えなさい」
「確かに自分でも不思議だけど……」
そう言えば(こちらの)紫達もそんな事言ってたな。
「さてと……次行くかな……」
「ねぇ、明久」
「なに?」
「もし力を付けたら……もう一度戦ってくれる?」
「……構わないよ。ただ、弾幕勝負でね」
「うん」
「そうそう……」
これだけは言っとかなきゃね。
「復讐なんて何も手に入らないよ」
「!!」
さっき直死の話をした時の眼。あれは復讐を望む者の眼だ。
「何を言って……」
「復讐なんて周りを傷つけるだけだ。それに……死んだ人は君に幸せは望めど、不幸は望んでいないはずだ」
「……」
感で死んだ人って言ったけど……当たりか。
「周りを見なよ。君を思ってる人は沢山いる。
まぁ、これは僕の勝手な意見だけどね」
僕は隙間を開き、
「もし迷ったり困ったら相談しなよ。僕も聞くしね」
「……ありがとう」
僕は隙間へと飛び込んだ。
さて次はどこへ跳ぶものやら。
とりあえず一言……
すいません紫紺出せませんでした……
作者にはこれが限界だった……