僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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一応本編ですが、外伝も書きます。


闇の胎動と日常の変わり目

「完成した……フハハハ、これでおれは神と等しき力を手に入れられる」

 

夜の街、一人の男がその中心で立っていた。

そう、幾つもの死体から流れる血によって書かれた陣の中心に。

 

「吉井、明久……」

 

男はその名を呟くと頬に触れ、

 

「ひ、ヒヒヒ……殺してやる……殺してやる、吉井……明久!!」

 

陣は輝き始める。

 

「この力で……ハハハ。ハハハハハハハハハハハハッ!!!!!!」

 

 

 

______________________

 

「ねぇ吉井君、もし何があっても私達、友達だよね」

 

「え?当たり前じゃん」

 

「おいおい、俺をのけ者にして何はなしてんだよ~」

 

「どんなことがあっても友達だよ」

 

 

 

 

 

「……夢……か」

 

中学の卒業式の夢……

そういえばあれ以来、連絡も取ったこと無いな。

 

「……はぁ」

 

あの時に言葉の真意。分かってはいるけど、皆は知らない。

 

「いや、これでいいのかもね」

 

「なにが?」

 

「こっちの話」

 

「ふ~ん」

 

「ところで妹紅?何時からいたの?」

 

慣れすぎてたせいか隣に立つ妹紅に気づかないとは……

 

「さっきから。声かけたけど上の空だったからさ」

 

「そう。じゃあ着替えるから部屋出てて」

 

「うん、ご飯作ってるから早くね」

 

けどなんかな~こういう夢見る時って何か在るんだよね……

 

 

__________________

 

やはりと言うか予想通りと言うか……

今緊急の全校集会により体育館へと集まっていた。

 

「おはよう、あんた達に集まってもらったのはほかでもないよ」

 

前に立ち、学園長が話し始める。

 

「明後日より、文月学園は九雀高等学校と合同授業を行う。

間違っても問題を起こすんじゃないよ」

 

いや、急すぎるでしょ。そう言うのって普通遅くても1週間前くらいに……

 

うん?九雀(・・)

いや、そんなはずは無い……うん、無いはずだ。

 

「じゃあこれにて終了するよ」

 

「どうかしたの?明久」

 

「なに?幽香」

 

「難しい顔してるわよ」

 

九雀と言えば思い出すはあの人。

いや、ぜひとも関係ないと助かる。これはフリじゃない。

 

_______________

 

そう思っていた時期が私にもありました。

 

「はじめまして、九雀高等学校代表、九雀柚月です。

今回の合同授業に付き、迷惑をお掛けしますが、共にがんばっていきましょう」

 

教壇に立つ赤めの茶髪の少し背の低い女性。

間違いない、生徒会長だ。

そう言えばあの人の家は私立高校を立ててたな……

一応権利は別の人らしいけど……先輩学力高かったし受かって当然か。

 

「とりあえず……気づかないでくれよ……」

 

あの人に関わると碌な事が無い……

 

 

_______________

 

彼らは新校舎の教室に分担されるらしい。

まぁ、あそこの高校はAクラス……最低でもBクラス並みの点数らしいからね。

 

そろそろ話は終わるか……

 

「と言うことで九雀高校には1週間ほど前から試験召喚獣の召喚器具を送っており、

これより実演を行おうと思います」

 

学園長は高らかにそう宣言し、僕は戦慄する。

なんかいやな予感がかなりするぞ?

 

「ってことで吉井明久、前に出てきなさい」

 

やっぱりか!!

普通こう言う時は代表のAクラスからでしょ!!

僕は呼ばれたからには仕方ないので前に出る。

 

「では九雀高校から出ていただくのは……」

 

そして、あちらの集団の中から出てくる少女。

 

「え……」

 

「……え?」

 

長い黒髪をリボンで結び、そしてわずかに赤い左目と右目を隠すように流された前髪。

 

「よ、吉井君?」

 

「え?」

 

マジでふりになっちゃった?

 

「崎橋栖々希君だ」

 

中学時代の同級生との再会だった。

 




さ~てさて、撒きに撒いた種の回収だ~
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