僕と幻想郷と召喚獣   作:只今更新凍結中

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接触一回目


闇との接触、正人の呪縛

「「「…………」」」

 

「明久君、此処はどうすればいいのかな?」

 

「え?あぁ、そこはこうして……」

 

確かに私は、崎橋さんと話してきなさいと言った。

でもだ……

 

「あぁ、こうすれば確かに動きやすいですね」(明久の隣に立つ

 

「まぁね」(苦笑しながらも離そうとはしない。と言うより意図に気付いてない

 

「「「呪呪呪呪呪呪……」」」

 

近すぎだ。そう、近すぎる。

そして……

 

「私あんな崎橋さんはじめてみた」

 

「そうだよね、いつも無口って言いはしないけどクールって感じだったし」

 

「て言うより右髪初めてのけてるよね」

 

昨日まで隠していた金色の右目。

彼女はそれを隠さず、見えるようにしていた。

 

「あ、風見さん」

 

「何かしら?」

 

「昨日はごめんなさい」

 

?何のことかしら。

 

「昔馴染みなのにあんなこと……」

 

「あぁ、気にしてないわよ」

 

「そうですか……負けませんから」

 

こうまで表立って宣戦布告されたのは何時振りかしら?

 

「ふふ、でも相手は私だけじゃないわよ?」

 

「なんとなく予想は出来てるわ。

でも狙った獲物は逃さない主義なの」

 

「あらあら、楽しみね」

 

本当、楽しみ。でもそれ以上にまずやらないといけないことは……

私と栖々希は明久のほうを向く。

 

「?」

 

この理解していない朴念神をどうにか捕まえることよね……

 

 

______________

 

 

「報告、お願いできますか?」

 

「はい、被害人数は99名。

いずれも……」

 

「……そうですか……」

 

少女は立ち上がり窓へと向かう。

 

「エリー、飛行機の予約を取ってください」

 

「え?なぜでしょうか?」

 

「心苦しいですが彼の手をお借りしましょう……」

 

「しかしそれなら……」

 

「いえ、直接いきます」

 

「しかし……」

 

「エリーだけ顔合わせるなんてずるいじゃないですか!?

私だって会いに行きます!!!」

 

「きょ、教皇!?いや、セレナ、落ち着いてください!!」

 

 

__________________

 

 

「はぁ本当ひどい目あった」

 

栖々希とのことでFFF団は暴走するわ、女子からは関係を聞かれるわ。

 

「たしかにな~てか女子にモミクチャにされてたのが一番ってか?」

 

隣を歩く正人が笑いながら聞いてくる。

 

「電話番号聞かれるし、教えられるし。

それに休みの日、暇か確認までされたよ」

 

「……なぁ、お前本当にそれがどういう意味かわかってないのか?」

 

正人も失礼だな……

 

「わかるわけがない」

 

「威張ることじゃないんだが……」

 

正人はいきなり真剣な表情になる。

 

「明久、お前って……俺達が何か知ってるのか?」

 

「……なんでそう思うの?」

 

「どうもな……決定的なのは昨日の校門での話さ」

 

あら幽香達との話、聞かれてたか。

 

「そうだね、野園。

いや夜宴って言えば大体伝わるかな……」

 

「やっぱ俺の家の事も知ってたんだな」

 

「うん、父さん経由でね」

 

「明久の父さん……なぁ、もしかして名前って……」

 

『ドンッ!!』

 

僕は正人の肩を押して、軽く飛ばすと地面に大穴が開いた。

 

「な……」

 

「朝から僕を監視してたのは君か」

 

木の陰から現れたのは体の半分は木、半分は魚というなんとも不気味な生物?だった。

 

「何がもくて……!!」

 

僕はバク転するようにしていきなり振り払ってきた枝を避ける。

 

「……シュー……」

 

言語が通じない?

だが明確な悪意を持って襲い掛かってきているのは確かだ。

僕はカウンター気味に殴ると木の部分は砕け、再生する。

 

「あらま。こっちはだめか」

 

僕は執拗に腕を避け、砕くも木の部分なので再生を繰り返す。

ちょっと試しだな……

僕は両腕を腰近くまでもって行き、

 

「阿修羅双手・八雲」

 

次の瞬間、まるで高速の如き抜き手の嵐がそれに襲い掛かった。

一瞬、そのたった一瞬にそれの上半身が消し飛んだかのようになり、

 

再生した。

 

「魚の部分も再生するか」

 

どうも打撃系では駄目みたい。

仕方ない、焼き払うか。

僕は右手に力をこめると、蒼い炎が腕を包み込む。

 

『葬炎を操る程度の能力』

 

ほかでもない、幻想郷にいる少女、智理の能力。

その炎はすべてを焼き尽くす。

それこそ形のないはずの魂もだ。

 

明久は高速移動のようにそれに近づき、右腕で頭を鷲づかみ、持ち上げる。

 

「燃え尽きろ」

 

-蒼華禍陣・鬼邪羅刹-

 

腕より放たれた炎は一瞬でそれを燃焼させた。

その後には灰すらも散っておらず、それが居た痕跡すらなかった。

 

「大丈夫、正人?」

 

「あぁ。やっぱりお前も持つ人間だったんだな……」

 

正人はまるで悔しいように、何かをあきらめるように……

自分の手を見つめていた。

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